こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅のホリスティック治療院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
フィシオエナジェティック検査では。うつ症状の原因のひとつに脳神経伝達物質の過不足問題があります。
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脳神経伝達物質とは?
まずは神経伝達物質について簡単に説明します。
神経伝達物質とは?
神経伝達物質は神経で合成されシナプス小胞で蓄えられます。シナプス終末に活動電位が到達するとシナプス間隙に放出されます。
シナプス細胞の細胞膜上にある受容体と結びついて活性化します。
活性化することにより神経の電気的な伝達が行われます。
その後、神経伝達物質は酵素によって不活性化されるか、再吸収されまたシナプス小胞に蓄えられます。
神経伝達物質の分類
神経伝達物質を分類すると、
- アミノ酸(グルタミン酸、γ-アミノ酪酸、アスパラギン酸、グリシンなど)
- ペプチド類(バソプレシン、ソマトスタチン、ニューロテンシンなど)
- モノアミン類(ノルアドレナリン、ドパミン、セロトニン)
- その他化学物質(アセチルコリン)
- 神経伝達様物質(一酸化窒素、オキシトシン、エンフェケリン、エンドルフィンなど)
などに分類されます。
脳の神経伝達物質
脳神経伝達物質は現在わかっているだけで60種類以上あります。
100種類以上の神経伝達物質があると推測されます。
脳神経伝達物質の種類
など。
脳神経伝達物質は脳以外の神経伝達物質とは別物です
神経は全身にありますが、脳脊髄系とその他の部分ではそれぞれ独自の働きがあります。
たとえば、セロトニンは腸の蠕動運動に関わるため、セロトニンを抑制する薬を使いますが脳には作用しません。
血液脳関門があり、神経伝達物質が直接脳にいかないようにガードをしています。
ですので、セロトニンを口から摂取してもセロトニンは脳にはいきません。
脳のセロトニンは脳で独自でつくられます。ですので血液検査では脳の神経伝達物質の状態はわかりません。
脳の神経伝達物質を正確に調べるには脳脊髄液を調べる必要があります(※代謝物などから推測することはできます)。
脳神経伝達物質の問題による症状
脳神経伝達物質の問題による症状としては、下記のようなものがあります。
- 気分の落ち込み
- イライラ
- 無気力
- うつ症状
- 不安感
- 不眠症
- パニック障害(動機、息切れ、多汗、過呼吸など)
- 痙攣
- 頭痛
- 倦怠感
- 筋肉硬直記憶力低下
など様々な症状に関連します。
脳神経伝達物質の問題の原因
脳神経伝達物質の問題の原因としては、
等が考えられます。
その脳神経伝達物質の問題に多いのが栄養不足です。
この本は1999年に翻訳された1900円の本ですが、内容のレベルが高いです!
栄養不足の問題だけではなく有害な重金属の問題、血糖値の問題、カフェインの問題、脳のアレルギー(遅延型IgAアレルギー)など15年ほど前にコレだけのことがわかっていたなんて、びっくりです。
逆に15年もたっているのに日本にはこのような考えが全く無い。うつ病だからといって栄養を補給することもない。
日本にも同じような内容のことを書いてある本もあります。
「うつ」は食べ物が原因だった! 図解でわかる最新栄養医学 [ 溝口徹 ]
残念ながらこのような考えは広まっていません。本当に日本は栄養学が遅れてますね。
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