こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法治療院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は池田市よりお越しの、生理前症候群(PMS)でお悩みの患者様の例です。
生理前症候群(PMS)は必須脂肪酸で緩和するかも/池田市より来院
ピルを2年前から摂取しているとのことでした。
生理前症候群(PMS)の症状としては、
- 頭痛と吐き気
- 後頭部のコリ
- 疲れやすい
- 立ちくらみ
などでした。
生理前症候群(PMS)以外の症状としては、
- 胃もたれ
- げっぷ
- 子宮内膜症
- 生理痛
などでした。
フィシオエナジェティック検査で生理前症候群(PMS)の原因を調べると、
- 第1頚椎の歪みによる胆汁酸不足
⇒ 第1頚椎の歪みについて詳しくはこちら - 必須脂肪酸不足
- カンジダ真菌感染
⇒ カンジダ真菌について詳しくはこちら - アルミニウムによる胃酸不足
⇒ アルミニウムについて詳しくはこちら - 副腎疲労症候群
⇒ 副腎疲労症候群について詳しくはこちら
でした。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくこちら
必須脂肪酸不足は、細胞膜を劣化させ、さまざまな生理痛など全身の炎症を増やします。
本日は必須脂肪酸について説明します。
必須脂肪酸とは?
必須脂肪酸とは簡単に説明すると良質の油のことで、三大栄養素のひとつです。
必須脂肪酸の必須とは体内で合成できないために摂取する必要があるという意味です。
必ず食事からとる必要のあるものを必須栄養素といいます。
必須栄養素としては
- たんぱく質(必須アミノ酸)
- 脂質(必須脂肪酸)
- 必須ミネラル
- 必須ビタミン
があります。
必須脂肪酸もその中の一つです。糖質は体内で作れますので必須ではありません。
必須脂肪酸の役割
必須脂肪酸の役割としては、
- プロスタグランジンの材料となります。プロスタグランジンとは、体内で作られるホルモンの様な働きをする物質で、炎症・痛み・腫れの調整、血圧、心機能、胃腸機能と消化酵素の分泌調整、腎機能と流動調節、血液凝固と血小板凝集、アレルギー反応、神経伝達、各種ホルモンの産生に関係している重要な物質です。炎症を抑える善玉プロスタグランジンと炎症を促進する悪玉プロスタグランジンがあります。
- 細胞壁を健全に保ちます。細胞壁に問題が起こると、細胞自体の機能が低下するので、全身に様々な病気を引き起こします。脳神経細胞・末梢神経細胞などの神経細胞、皮膚・粘膜細胞、血管内皮細胞、やその他、内臓を構成するすべての細胞に影響します。細胞壁にあるホルモン等の受容体も必須脂肪酸などでできているため、ホルモンの作用にも影響します。
などがあります。
必須脂肪酸が不足すると・・・
必須脂肪酸が不足すると、
- 炎症が起こりやすくなる(関節炎、腰痛、肩こり、腸粘膜、生理痛など)
- 免疫機能不全(感染症にかかりやすくなる)
- 血管障害(動脈硬化)、高血圧、高脂血症、高コレステロール血症、心臓病
- 椎間板の劣化
- 抑うつなどの精神症状
- 皮膚症状、手足が乾燥しカサカサする、発疹、ヘルペス、乾癬、口内炎
- 目の乾き(ドライアイ)
- 口の渇き(ドライマウス)
- しもやけ、あかぎれ
- アレルギー
- 疲れやすい(倦怠感)
- 視覚の明瞭度低下
- 気管支の問題(咳、痰など)
- 冷え性
- 便秘、下痢
- ホルモン異常、甲状腺異常
- 腎臓や膀胱の機能低下
- 太りやすくなる(脂肪を貯めやすくなる)
- 神経伝達異常
- 学習能力の低下
- 憂鬱
- 攻撃的行動
- 成長障害
などなど、実際には細胞膜やホルモンに影響しますので、全身すべての症状に関係します。
必須脂肪酸の摂り方
では油なら何でもいいのか?というと違います。
基本的には常温で液体の油(不飽和脂肪酸)です。植物や寒いところで摂れる魚に含まれています。
それ以外の動物の脂(飽和脂肪酸)は必須脂肪酸には含まれません。
ではサラダ油は良い油なのか?というとこれも違います。
サラダ油も必須脂肪酸ですが、摂りすぎると害があります。
必須脂肪酸は主に3種類に分けられます。
- オメガ3脂肪酸
- オメガ6脂肪酸
- オメガ9脂肪酸
必須脂肪酸のなかでも体に良いのはオメガ3とオメガ9です。
サラダ油はオメガ6が多いので、摂り過ぎは問題をおこします。
必須脂肪酸の種類
必須脂肪酸の種類としては、オメガ3・オメガ9・オメガ6などの分類があります。
①オメガ3(αリノレイン酸・/DHA/EPAなど)
- 抗炎症作用(善玉プロスタグランジンを増やす)があります。
- 加熱すると酸化します。
- 亜麻仁油(フラックスオイル)・えごま油・魚油(DHA/EPA 特に寒い地域で摂れる魚)に多く含まれています。
②オメガ9(オレイン酸)
- 加熱しても酸化されにくい。
- オリーブオイルやグリンナッツオイルに多く含まれています
③オメガ6(リノール酸など)
- 強力な抗炎症作用がありますが炎症促進作用もある(悪玉プロスタグランジンを増やします)ので、摂り過ぎると心臓病・ガンになりやすい
- 加熱すると酸化してしまう
- 月見草・ベニバナ油などに多く含まれています。
おすすめの必須脂肪酸の摂り方
必須脂肪酸のなかでもオメガ3をたくさん含み、そしてトランス脂肪酸を含まないおすすめの油を紹介します。
- えごま油はしそ科の植物の種子を絞った油で、オメガ3をたくさん含みます。アレルギー体質の方におすすめです。スーパーでも簡単に手に入ります。ただし、熱を加えると酸化してしまうので、サラダやスープにかけて食べるようにしましょう。味が少ないのでサラダにかける場合は醤油をかけて食べるのがおすすめです。
- グリーンナッツオイルはオメガ3もオメガ9も多く入っている究極の油です。オメガ9は熱に強いので炒め物にもOKです。ただし、やはり熱を加えないのがベスト!!
必須脂肪酸は熱に弱く、すぐ酸化します。熱を加える場合はオリーブオイルかグリーンナッツオイルがおすすめです。
自然に摂れるものでは豆類、ナッツ類、青魚があります。
良質の油は血管や皮膚を作る成分になったり、ホルモンの材料になるもので絶対必要なものです。
日本人の7割は必須脂肪酸不足と言われていますし、肩こりや腰痛の予防にもなりますので、積極的に摂るようにしましょう。
当院おすすめの必須脂肪酸
当院おすすめの必須脂肪酸をご紹介します。
※下記のサプリメントは体質に合わない方もおられますので、自己判断での長期摂取はご注意ください。
オメガ3
フラックスオイル(亜麻仁油)
クリルオイル(おきあみ)
肝油
月見草オイル
おすすめの食用油(加熱には向きません)
食用油はできるだけ化学溶剤を使わない、「コールドプレス(低温圧搾)」のものを選びましょう。少々高いですが・・・
比較的過熱に影響を受けにくい油
比較的過熱に影響を受けにくい油もありますが、影響を受けないわけではないです。
インカインチオイル(グリーンナッツオイル)(460g)【slide_e8】【アルコイリス】
ヴィラブランカ オーガニック エクストラバージン オリーブオイル(500ml*2コセット)【ヴィラブランカ】
植物油は低温圧搾(コールドプレス)のものを選びましょう!!
生理前症候群(PMS)に対して当院でできること
当院のフィシオエナジェティックは、クライアント様、お一人、お一人の身体の声を聴き、生理前症候群(PMS)の根本原因を探ります。
生理前症候群(PMS)の原因はさまざまです。
- 構造的問題(骨格の歪み、筋肉、筋膜、靭帯、椎間板など)
- 化学的問題(栄養の問題、感染症、毒素、アレルギーなど)
- 精神心理的問題(ストレス、感情、トラウマなど)
- 情報伝達の問題(経絡の流れ、電磁波、土地のストレス、瘢痕組織など)
- オーラ、チャクラなどエネルギー的問題
これらの問題を取り除くオーダーメイド治療をしています。
フィシオエナジェティックコースでは、生理前症候群(PMS)に対して必要な治療法、必要なハーブや栄養素をどのくらいの期間どのくらいの量摂取するといいのかを調べます。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
生理前症候群(PMS)は必須脂肪酸で緩和するかもしれません。原因不明の生理前症候群(PMS)でお悩みの方、お気軽にご相談ください。
生理前症候群(PMS)の臨床例
- PMSの原因は甲状腺機能低下かも/豊中市より来院
- 月経前症候群でお悩み/豊中市より来院
- 生理前の不調/大阪府吹田市より来院
- 月経前緊張症/兵庫県川辺郡猪名川町より来院
- PMSでお悩み/兵庫県尼崎市より来院~PMSの心理~
- PMS(月経前症候群)と女性ホルモン「プロゲステロン」の関係
- PMS(生理前症候群/月経前症候群)の原因(まとめ)~ピルを使わず症状を治したい方へ~
- PMSを自然療法(栄養療法/サプリメント)で改善させる方法
- PMSは視床下部の問題かもしれません
- 生理前のイライラでお悩み/大阪市より来院
- 生理前症候群(PMS)は必須脂肪酸で緩和するかも/池田市より来院
- 生理前の体調不良(PMS)の患者様/大阪市城東区より来院