こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法治療院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
以前、当院に一回だけ来院したことがある患者様の母親から連絡を頂いた。「息子が自殺した」と。。。
その時私が渡したメモが残っていたので、どんな内容だったのか教えてほしいとのこと。
カルテを見ました。見た瞬間に怒りと無力さで胸が苦しくなりました。
そこに書いてあったのは「ドーパミン過剰、セロトニン過剰」・・・・で抗うつ薬を処方されていました。
最後まで精神科の先生を信じ切っていたようです。結果的には○殺しやん。
悔しすぎる。。。
なぜこんなことが起こってしまうのでしょう?
その自殺願望は抗うつ薬が原因のセロトニン症候群かも~抗うつ薬で自殺が増えるのはなぜか?(推論)
西洋医学ではうつ病の原因は幸せホルモン「セロトニン」や快ホルモン「ドーパミン」が減っていること、とされています。
でも、お医者様はどうやってセロトニンやドーパミンの不足を調べているんでしょうか?
結論から言うとカウンセリングのみです。
まじですか!!
ちなみに研究レベルでは脳脊髄液に含まれるホルモン量や代謝物を調べます。
血液には反映されないので血液検査では今のところわからないんです。
今後血液検査で分かるような時代が来ることを祈ります。
そうなればこんなことは起こらなかったのに…
今回のケースではカウンセリングでセロトニン・ドーパミン不足と判断されたけど、結果違ったということです。
恐ろしいですね。
抗うつ薬によりセロトニンやドーパミンの再吸収が阻害され、セロトニンやドーパミンが過剰になるとさまざまな問題を引き起こします。
もちろん当院のフィシオエナジェティック検査は西洋医学的検査とは違いますし、絶対ではありません。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
セロトニンは本当に幸せホルモンなのか?
セロトニンは幸せホルモンなのか、という問題については研究者の中にも否定的な人もいます。
一つはセロトニンという物質が研究されたきっかけは、セロトニン過剰の人に犯罪者が多いという研究だった、と書かれている書籍を見たことがあります。
それがいつのまにか幸せホルモンになっちゃったんです。
セロトニン研究についての歴史については今勉強中ですので、また記事にしたいと思っています。
セロトニン過剰によって起こるセロトニン症候群が自殺願望を起こす?
ちなみにセロトニンが過剰になっていることをセロトニン症候群と呼びます。
今から20年近く前にセロトニン症候群が自殺願望を引き起こし、自殺を増やしているという週刊誌の記事を見た覚えがあります。
セロトニンが過剰になるとこんな症状が起こる可能性があります。
- 自律神経のコントロール異常(交感神経優位症状:頭痛、吐き気、体温の上昇、高血圧、異常発汗、緊張、心拍数の増加、下痢など)
- 筋肉の痙攣、反射亢進、硬直、体の震え(振戦)
- 錯乱、混乱、興奮、など
- 自殺願望
- 神経質になる
- 攻撃性が増す
- 衝動性が増す
- 批判に傷つく
- 嫌われることを恐れる
- 内気
- 劣等感
など。
もともと犯罪者にはセロトニンが過剰な人が多いということからセロトニンの研究が始まっています。
麻薬の一部はセロトニン症候群を引き起こすこともわかっています。
もちろんセロトニンが不足しているのも問題なのですが、セロトニン過剰のほうがもっと問題なのです。
抗うつ薬は麻薬のようなものです。
麻薬が切れた禁断症状として自殺願望や衝動的行動が出るのかもしれません。
今日は体調がいいからということで薬を飲まなかったときに衝動的な行動を起こすので、薬は必ず毎日きちんとしかも永遠に飲み続けないといけなくなるんです。
私の推測ですがセロトニンが過剰になると、人の命に対する価値が下がってしまい、自分も人も価値がないもの、つまり犯罪や自殺が増える、ということなのかもしれません。
ではセロトニンの本当の役割って何なんでしょうか?
今後もっと研究します。
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ドーパミン過剰の状態は「うつ病」ではなく「躁鬱病」の状態です
一部の抗うつ薬はセロトニン過剰だけではなく、ドーパミンも過剰になります。
ドーパミン過剰の状態は「うつ病」ではなく「躁鬱病」の状態です。
セロトニンを増やすがドーパミンを増やしにくいという抗うつ薬もありますが、当院の研究ではドーパミンにも明らかに作用してると思います(医学的な研究ではありません)。
ドーパミン過剰によって起こる症状(最終的には交感神経を刺激)
ドーパミン過剰によって起こる症状(最終的には交感神経を刺激)としては、下記のようなものがあります。
- 不眠(寝つきが悪い・何度も目が覚める) 、悪夢、血管収縮( 頭痛、 吐き気、ふらつき 、ほてり、高血圧、動悸、血圧上昇、血行不良、冷え、 肩こり、しびれ)、発汗、多汗、食欲不振、胃腸障害(便秘、逆流性食道炎)、疲れが取れない、皮膚の痒み
- 寝言、歯ぎしり、食いしばり、レム睡眠行動障害
- イライラ、不安感
- 躁鬱病(双極性障害)
- 薬物乱用性頭痛(鎮痛剤、抗うつ薬、点鼻薬、鼻炎薬など)
- 幻覚、せん妄
- 筋肉硬直 、痛み、肩こり、腰痛、 起床時の体の痛み・硬直 、筋緊張型頭痛、顎関節症(朝起きたときに顎に違和感)
- パニック障害 、過換気症候群(過呼吸)、自律神経失調症、頻尿
- 鼻炎(突然鼻水が出る)、慢性鼻炎(点鼻薬の副作用など)、皮膚のかゆみ
- 低プロラクチン(不妊症、流産、むくみ、性欲減退、前立腺の問題など)
- ドーパミン受容体増加による依存症(過食症、アルコール・カフェイン・甘い物中毒・薬物中毒)
躁鬱病なのに抗うつ薬を飲んでいる状態は大変危険な状態です
実際に当院にも抗うつ薬の副作用と思われる症状で苦しんでいる人がたくさん来られています。
ただし、薬はすぐにやめられないので大変なのです。
もちろん当院でも薬をやめるように指導することは絶対にありません。
これはセロトニンが過剰の状態になっている状態で薬をやめると自殺などの突発的行動を起こすことがあるのです。
これは覚醒剤中毒者が覚せい剤をやめた時の離脱症状のようなもので、大変危険なんです。
今回のケースはおそらく元々のうつ症状とみられる症状はドーパミン過剰・セロトニン過剰による躁鬱症状であったと思われます。
誤診によりうつ病と診断され抗うつ薬が処方され、セロトニン症候群になっていた可能性があります。
セロトニンが減っていて抗うつ薬を飲んでいる方は抗うつ薬を飲んでも禁断症状は出ませんし問題ないと思います。
私自身も抗うつ薬治療すべてを否定はしていません。きちんと診断できないのに投薬していることが問題なのです。
本来うつ病は、やる気が起きなくなったり、食欲がなくなったり、寝れなくなったりしますが、イライラしたり働きすぎたりはしません。
イライラしたり働きすぎたりするのは躁鬱病(双極性障害)です。
しかし、これは私でもカウンセリングだけで判断することは不可能です。
うつ病の診断が難しい理由と双極性障害とうつ病の違いについて書かれたおすすめ本
【中古】NHKスペシャル うつ病治療常識が変わる / NHK取材班
帯には「不適切な投薬と診断の実態」とあります。でも投薬治療そのものを否定する内容ではありません。
ここでは、主に「うつ病」と「躁鬱病(双極性障害)」をどう区別するのか?について書かれています。
それを間違うと副作用で苦しむことになりますよ、という内容です。
お医者様の立場からすると、3分治療でそれを区別するのは大変難しいということが書いてあります。
それを診断するすべは問診しかないのです。
カウンセリングでしか判断できないのにこんな危険な薬を渡すのはどうなんでしょうね。
こんなことが二度と起こらないことを祈ります。