こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
まだ全容が解明されていない社会性行動に大きく影響するホルモンとして、社会性ホルモン「バソプレシン」と愛情ホルモン「オキシトシン」があります。
社会性ホルモン「バソプレシン(=バソプレッシン)」とは?
本日はバソプレシン(Vasopressin)について説明します。
バソプレッシンやヴァソプレシン(ヴァソプレッシン)とも呼ばれます。
視床下部で前駆ホルモンがつくられ、バソプレッシンとなり下垂体後葉から血中に分泌されます。
バソプレシンはペプチドホルモンの一種です。
バソプレシンの役割
バソプレシンは社会性や攻撃性ともかかわるので社会性ホルモンとも呼ばれます。
オキシトシンは子育て関わるので愛情ホルモンとも呼ばれています。
光の刺激を伝えるホルモンです
光を感知し網膜の近くにある「視交叉上核」という神経細胞がバソプレッシンというホルモンを分泌するよう視床下部に命令を出します。
昼夜の行動をきちっと区別させる役目を果たすので時差ボケとも関係します。
別名「抗利尿ホルモン」と呼ばれています。
利尿を妨げるという事は体液が失われるのを防ぐ事になり、脱水や出血の際に体液量を保持するという意味もあります。
少ないと頻尿(尿崩症)の原因にもなるということです。
尿量が多く、頻繁にのどが渇き、多量に水を飲むという症状が出ている方はバソプレシンの分泌が少ないかもしれません。
血圧上昇ホルモン
体内の水分量を増やし、血圧を上げる作用があります。
男性的な愛情表現を強める
バソプレシンは男性的な愛情表現を強める作用があり、攻撃性が高まったり、縄張り意識を強める作用もあります。
家族を守ろうとする男性の行動パターンです。
バソプレシンは一夫一妻制に関わるといわれていますのでバソプレシンが減ると浮気し易くなるそうです。
女性は似たような作用のあるものとしてオキシトシンがあります。
オキシトシンは女性ホルモン エストロゲンとバソプレシンは男性ホルモン アンドロゲンと関与している可能性があります。
バソプレシンが減少すると
バソプレシンが減少すると、以下のような症状につながる可能性があります。
- 男性が浮気しやすくなる
- 中枢性尿崩症
- 心不全
- 自閉症との関係が疑われています。
など。
バソプレッシンが減少する理由
バソプレシンが減少する理由は、男性ホルモンとの関連が疑われていますが、当院でも研究中です。
バソプレッシンを増やすもの
不思議なことにタバコにもバソプレッシンを分泌する作用があるようです
バソプレッシンが増えすぎると・・・
社会性ホルモン「バソプレシン」は愛情ホルモン「オキシトシン」と同じく魔法のホルモンではありません。
バソプレシンが増えすぎると、
- 攻撃的になる
- 高血圧
などの症状につながることがあります。