こんにちは、大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、松果体ホルモンであるメラトニンに関するこんな記事を見つけました。
メラトニンに新しい可能性「認知症予防と改善に大きな期待」
神経学関係の専門誌『Revue Neurologique』の最近の記事で、研究者は、天然メラトニンが、アルツハイマー型認知症やパーキンソン病のような神経変性疾患の予防あるいは症状を改善する上で、「エキサイティングな可能性を示すかもしれない」と少し興奮気味に報告しています。
よく知られていることですが、日中の明るい光を浴びるとメラトニンの分泌は減少します。夜暗くなりメラトニンの分泌量が増えると、体を入眠するように向かわせます。
メラトニンが誘う良質で安らかな眠りは、人の神経を保護し、明日への活力を養います。
メラトニンは若い人の体内には大量に存在していますが、年齢とともに分泌量が減っていきます。先述のプラセボ対照研究の著者は、アルツハイマー型認知症患者のメラトニンのレベルが同年齢の健康な人より低いことに注目し、「メラトニン不足がアルツハイマー型認知症の進行に関係している可能性がある」と指摘しています。
このことからして、メラトニンの生体内レベルの上昇は、加齢に伴う記憶力低下および認知障害に抵抗するだけでなく、メラトニンのもつ神経保護作用が神経変性疾患の進行を遅らせるのに役立つ可能性がある、と考えられるのです。
https://www.epochtimes.jp/share/105001 より引用
メラトニンサプリが認知症予防になる?
メラトニンは脳にある松果体と呼ばれる場所から分泌されるホルモンですが、とても重要なホルモンであることは確かです。
主に睡眠のリズムに関与しますが最近はそれ以外にも役割があることが分ってきています。
アルツハイマー型認知症は個人的には自己免疫疾患、つまり免疫が関係していると考えていますので、おそらく脳内の免疫にとって重要な役割があると思われます。
メラトニンの生産量は成長期である10代がピークで少しずつ減ってきます。
セロトニンというホルモンから合成されるので、セロトニン不足はメラトニン不足に繋がります。
メラトニンの役割
メラトニンの役割は、
- 体内時計を調整(概日リズムの調整)
- 自律神経の調整(メラトニンの分泌される夜間は副交感神経優位に、分泌されない昼間は交感神経優位に)
- 女性ホルモンや男性ホルモンのバランスをコントロール(性腺刺激ホルモンを抑制する)
- 免疫力を上げる(アルツハイマー病やパーキンソン病を防ぐ)
- 抗ガン作用
- 脳での強力な抗酸化物質として働く
- 成長ホルモンの分泌を促す
- 組織の修復、創傷治癒
- エネルギー代謝の調節
などです。
メラトニンのサプリメントも購入可能です。
ですが、メラトニンサプリメントを口から摂取すると自身のメラトニン生成能力が落ちる可能性がありますので長期摂取は注意が必要です。
メラトニンサプリ
メラトニンサプリは取り続けると、松果体でのメラトニン合成能力が落ちてくるので要注意です。
長期摂取はおすすめしません。
メラトニンを分泌させるには?
メラトニンを分泌させるのに大事なポイントは、
昼にしっかり紫外線を浴びてセロトニン分泌を助け、夜寝るときには電磁波(蛍光灯・ブルーライト・スマホ・wifiなど)を避けること
が重要です。
セロトニンからメラトニン合成を助ける栄養素
セロトニンからメラトニン合成を助ける栄養素があります。
※下記の栄養素は体質に合わない方もおられますので、自己判断での長期摂取にはご注意ください。
マグネシウムサプリメント
ビタミンB12サプリメント
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