こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、このような記事を見つけました。
『山田:繰り返しになりますが、風邪、いわゆる感冒症候群は、基本的にはウイルスの病気ですので、細菌に対する効果のある抗菌薬は全く無効です。ところが、風邪に対する受診に対して、抗菌薬を処方されるケースは、今でも非常に多い、ということが知られています。』
https://news.yahoo.co.jp/articles/64412d8edb0cde27d6edb3237a200a2e8e009ef1 より引用
風邪(感冒症候群)に抗菌薬は効きません
こういう話は過去にもしたことはあります。
風邪(感冒症候群)は95%がウイルスということが分かっています。
細菌を殺す抗菌薬はウイルスには効きません。
たとえば、日本で風邪で病院を受診した時に抗菌薬が処方される割合は、3~4割と報告がされています。つまり、3割を超える方に、風邪、つまり抗菌薬が効かない病気に対して抗菌薬が処方されていることになります。メリットはゼロですよね。一方でデメリットの一つは、先ほどご説明した「耐性菌」を生み出してしまう、ということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/64412d8edb0cde27d6edb3237a200a2e8e009ef1 より引用
にも拘わらず抗菌薬が処方されるのは何故でしょう?
「抗菌薬を処方してほしい」と求める声に応えたい、という医師側の思いもあると思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/64412d8edb0cde27d6edb3237a200a2e8e009ef1 より引用
患者様が知らないのはお医者様の責任もあると思います。
しっかりとデメリットの説明を患者様にすべきです。
抗菌薬で耐性菌ができる
それだけではなく耐性菌ができるという大きな問題を抱えています。
山田:今、大きな問題となっている「耐性菌」という言葉を聞いたことがありますか? 必要のない時に抗菌薬をむやみに処方・服用し続けていると、既存の抗菌薬が効きにくい細菌、つまり「耐性菌」が増える原因となるのです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/64412d8edb0cde27d6edb3237a200a2e8e009ef1 より引用
耐性菌問題はコロナ渦前のWHOの一番の懸念事項
耐性菌問題はコロナ渦前のWHOの一番の懸念事項だったのです。
現在世界中で、この「耐性菌」による死者は年間100万人程度いると言われています。2020~2021年のデータを見ると、感染症の死者としては、コロナ、結核に続く、3番目の死者数だったのです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/64412d8edb0cde27d6edb3237a200a2e8e009ef1 より引用
こういう現実を国民にきちんと知らせる必要があるのですが、テレビではこういう情報は流れません。
困ったものです。