こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は最先端の量子力学(セロポイントフィールド)と意識の関係について書かれた本をご紹介します。
量子力学(セロポイントフィールド)と意識の怪しい話
『死は存在しないー最先端量子科学が示す新たな仮説』
著者:田坂広志
出版社:光文社文庫
定価:1012円(税)
死は存在しない 最先端量子科学が示す新たな仮説 (光文社新書) [ 田坂広志 ]
とても難しい量子科学(量子力学、量子物理学、量子生物学)と宇宙の話し、心理学的な無意識の話し、など仮説を交えてできるだけ簡単に書かれた本です。
簡単と言っても一般の方には難しいですし、私も理解できていません。
それにとても怪しい話し笑
でも実は科学的に証明されつつある話なんですよ!!
集合的無意識と量子力学と宇宙の怪しい話し(ゼロポイントフィールド)
まずは量子力学と宇宙の怪しい話しです。
ゼロポイントフィールド仮説という概念について書かれています。
『「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」とは、一言で述べるならば、この宇宙に普遍的に存在する「量子真空」の中に「ゼロ・ポイント・フィールド」と呼ばれる場があり、この場に、このすべての出来事のすべての情報が、「波動情報」として「ホログラム原理」で「記録」されているという仮説である。』
なんだか空想の話しみたいな内容ですが、ホログラム原理はもうすでにある程度確立されている理論の一つです。
ホログラム原理とは?
ホログラム原理についても簡単に説明しているのでご紹介します。
『ホログラム原理とは、波動の「干渉」を使って波動情報を記録する原理であり、位相を変えた「波動」同士が互いに干渉するときに生まれる「干渉縞(干かんしょうじょう)」を記録することによって、高密度の情報記録を可能にし、鮮明な立体映像の記録も可能にする原理である』
ホログラム原理については当院で使用しているNES理論にも使用されている概念です。
『ホログラム原理を用いると、記録した情報が、記録する媒体の「すべての場所」に保存されているため、媒体の「一部」からも「全体情報」が取り出せるのである。実際、三次元の映像を記録したホログラフィーのフイルムは、その一部を切り取っても。そこから全体の像が再現できるのである。』
わかったようなわからないような。。。
このホログラム原理は空想の世界ではなく、将来的には例えばホログラム原理を使用した3D映画とか、記憶媒体とかは実現間近と言われています。
現在一般的に使われているホログラムやホログラム3D映像は上記とは違った疑似ホログラムらしいです。
「ゼロポイントフィールド」と「集合的無意識」「超個的無意識」
ゼロポイントフィールドは宇宙の話しなのですが、心理学者はゼロポイントフィールドと繋がるエリアのことを「集合的無意識」「超個的無意識」と呼んで使用してきました。
量子力学の発展により以前から言われていた心理学の世界が少しづつわかり始めているのです。
『「ゼロ・ポイント・フィールド」には「過去から現在に至るさまざまな出来事」の情報が存在し、それらの組み合わせから生まてくれる「起こり得る様々な未来」についての情報も存在する』
現在と過去はわかりますが未来って、怪しいですね。
未来の話しについては後ほど説明します。
『この無意識の世界のさらに奥深くに、我々の「無意識」がゼロポイントフィールドを通じて互いにつながった世界がある。
その世界を、ユング心理学では「集合的無意識」と呼び、トランスパーソナリティ心理学では「超個的無意識」と呼んでいる。』
無意識と意識という概念、この考えを最初に提唱したのがスイスの精神科医であるユング氏です。
ユング氏が提唱した心理学はユング心理学と呼ばれます。
ペンローズの「量子脳理論」
量子脳理論という物理学者であるペンローズが提唱している理論があります。
『ペンローズは、2020年のノーベル物理学賞を受賞した科学者であるが、彼はこの「量子脳理論」において、我々の脳の中で起こっている情報プロセスが「量子的プロセス」であるとの仮説を提唱しており、その観点から、我々の脳の働きや意識の問題を解明しようとするものである。』
『筆者は「脳」だけではなく「身体全体」が量子的プロセスでコミュニケーションを行っている可能性もあると考えている。その場合、我々の「身体全体」が「ゼロ・ポイント・フィールド」に繋がっている可能性があり、このことは、我々の「病気の発生」や「病気の治癒」の問題に、全く新たな視点を開くことになるだろう。』
「ゼロ・ポイント・フィールド」や「集合的無意識」からの分離は自分と他人という概念を生み、自我を生み、それが2極化を生みます。
2極化とは「善」か「悪」か、「良い」か「悪い」かを判断することです。
2極化が起こると「自分」と「他人」を分けるようになり人と比べるようになります。
「ゼロ・ポイント・フィールド」や「集合的無意識」と繋がっているともっと幸せに生きれますよ、という感じですね。
ではどうやって繋がるかについては瞑想などがあるのですが、この本にいろいろと書かれているので是非とも購入して読んでみてください。
量子脳理論についての参考本
量子脳理論については、この本に少し書かれていますが、本も出ています。
『ペンローズの“量子脳”理論―心と意識の科学的基礎をもとめて (ちくま学芸文庫)』
ペンローズの〈量子脳〉理論 心と意識の科学的基礎をもとめて (ちくま学芸文庫) [ ロジャー・ペンローズ ]
「ゼロポイントフィールド」、「集合的無意識」、「超個的無意識」に関するおすすめ本
「ゼロポイントフィールド」、「集合的無意識」、「超個的無意識」のことを哲学的にわかりやすく説明してある本がありますのでご紹介します。
『あの世に聞いた、この世の仕組み』『もっとあの世に聞いた、この世の仕組み』
著者: 雲黒斎
出版社:サンマーク文庫
あの世に聞いた、この世の仕組み (サンマーク文庫) [ 雲黒斎 ]
もっと あの世に聞いた、この世の仕組み (サンマーク文庫) [ 雲黒斎 ]
本当はこの本に載っている図を見ていただきたいのですが、それはできないので文章を一部引用します。
『まずは「たった一つの命」風船に例えるところから始めてみよう。イメージしてほしい。とても伸縮性に富んでいて、突いても伸ばしても決して割れない風船があるとする。
この風船が「存在のすべて」、唯一無二の「命」だとしよう。「神」とか「愛」、「ソース」や「空」と言ってもいい。そしてその風船の中に詰まっている空気を「意識」と呼んでみよう。これがいわば、「分離」という幻想世界が生まれる以前の「神の意識」だ。
じゃあ今度は風船(神の意識)に細工をして神以外の意識(人間の赤ちゃん)をつくってみよう。風船の一部をつまんで、内側から外側に向け圧力をかける。するとそこに小さな膨らみが生まれるだろ。この小さな膨らみが「赤ちゃん」として現象界で認識できる時限に突き出る。それは、新たな命が誕生したのではなく、風船の形状の変化があったということだけのことだ。で、その小さな膨らみの根元に「捻じれ」を加えてやると・・・元の意識との間が閉ざされる。ここでできた出っ張り、小さな膨らみの中に隔離されている空気(意識)が「私」という独立した感覚を生む。これを繰り返すことで人口は増加する。元は一つの同じ意識(空気)だが、「捻じれ」というエネルギー(私と私以外のものを分ける壁)が出現したことで、それぞれが独立して感じられるようになる。
この小さな空間に隔離されている意識が「自我」や「顕在意識」と呼ばれるもの。またこの「分離」の感覚を生む「捻じれ」のことを「カルマ」と呼ぶ。
だから、「自我という何か」が存在しているのではなく、「自我という状態」があるということ。また「カルマという何か」が存在しているのではなく、捻じれという状態がある、ということなんだ。この関係から「カルマ(捻じれ)が解消されることで、自我(分離意識)は消失する。
ほらこのねじれ画なくらると・・・・ポンッ!この「ポンッ!」の瞬間が、いわゆる「さとり」や「見性」、「目覚め」と呼ばれている現象だね。
さらにこの「捻れのない状態」=「分離感覚の消失」=「全体としての意識」という自覚が「ワンネス」という言葉で表現されているんだ。
捻れという運動とは別の、「データとしてのカルマ(命に吹き込まれた記憶)」だ。この風船の中には、生命活動のありとあらゆる記憶が内包されている。
誰かの誕生の際、この記憶データの一部が、意識とともに「小さな膨らみ」に流入されるんだ。そのデータが、生まれながらの性格や気質、才能、趣味嗜好、または性別や体形などといった特徴を決定づける。
だから、1人が「たくさんの前世の記憶」をもっていても当然だし、同じ前世の記憶を持つ者が複数人いても不思議じゃない。』
当然のことながら死んだら集合意識に戻っていき自我(分離意識)は消失する、ということになります。
なんだかわかったようなわからないような…
なんか「エヴァンゲリオン」的ですよね(見たことない人、すいません)。
未来は決まっているって怪しい???
未来は決まっているのでしょうか?
ここで問題になるのが先ほど出てきた、
『「ゼロ・ポイント・フィールド」には「過去から現在に至るさまざまな出来事」の情報が存在し、それらの組み合わせから生まてくれる「起こり得る様々な未来」についての情報も存在する』
という言葉です。
未来が決まってるの?という話し。
この本の著者は結論としては「未来は決まっていない」とのこと
『この疑問に対する筆者の答えは「否、我々の未来は決まっていない」である。
なぜなら「ゼロ・ポイント・フィールド」に存在する「未来」に関する情報は、先ほど述べたように、「過去から現在に至る様々な出来事」の情報の組み合わせから生まれてくる「起こり得る様々な未来」についての情報であり、我々の意識が「ゼロ・ポイント・フィールド」に繋がることによって「予感」され「予知」される未来は、それらの様々な未来の中で「最も起こりそうな未来」だからである。
従って、現在の我々の行動が変わることのよって、さらには、関係する人々の行動が変わることによって、その「最も起こりそうなこ未来」ではない、別の未来が実現することも大いにある。』
こういう話については過去に何度かブログにも書いたことがあります。
私個人的には、どう考えるかは自分で決めればいいと思っています。
未来は決まってるんだから何が起こっても騒がず焦らず感情的にならず淡々と生きよう、というのもありだと思いますし、占星学的な考えで「ある程度人生のプログラムは決まっているけど、行動を変えることによって変えることができる」的な考えもありだと思います。
結果楽に楽しく生きられればOKですよね。