こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は、健康(母乳や離乳食)に関する本のご紹介です。
離乳食は18か月からがおすすめです
子どもの病気は食事で治す 体質と発達にあわせた食養生と酵素食 [ 内山葉子 ]
この先生の本は、過去に2冊ご紹介しています。
内容紹介子どもの病気の原因は食べ物にあった!
子どもと母親のための食事と健康の本
体質と発達にあわせた食養生と酵素食で子どもを救え!
アレルギー、発達障害、肥満・糖尿病…薬だけにたよらず食事と生活環境を変えていくだけでも症状が落ち着くのです。
●目次
序章 間違いだらけだった「ベストセラー育児書」
世界的なベストセラーが植えつけた“間違った育児”
“常識”を信じたままだと危ない
内容が一八〇度変わった改訂版は日本では未出版
給食の牛乳をやめた学校では不登校もアトピーも減っている
病気の“本質”を見落としている今の医療
子どものときからの食生活が、“病気大国”日本を変える
第1章 子どもの年齢によって適した食事がある
子どもの食事は生涯の健康を左右する
胎児の食事―お母さんは何を食べたらよいか
赤ちゃんの食事―最適な食事は何といっても母乳
三歳からの食事―子どもの食物とエネルギー代謝
一五歳からの食事―身体の基盤をつくる
第2章 こんな子どもの病気の原因に食べ物があった!
異常な行動をする子どもたち―ある種の食べ物や薬が「発達障害」の子を増やす
重金属と添加物は子どもに深刻な害を与える―ワクチン、歯科金属、加工食品は危険な物質
糖と肥満と反応性低血糖症―ジャンクフードと高GI・高糖化食品の怖さ
第3章 アレルギーは食養生で治す
アレルギーの原因となるものを除去する
遅延型アレルギーは腸を元気にすれば改善する
第4章 免疫力を高める腸内細菌と酵素
健全な腸内細菌叢が感染症から守ってくれる
腸―栄養吸収や免疫を左右する最も重要な臓器
免疫―人体を守るスーパー・システム
酵素―体内に二万種類あって猛スピードで働く
サプリメント―正しい食生活をしていることが前提
過去2冊の本と共通する部分も多いですが、特に妊娠(胎児)~授乳(乳児)~離乳食(幼児)~小学生にかけての重要なポイントがたくさん書かれています。
この中でとても重要と思うところだけ、説明したいと思います。
特に離乳食についての部分がとても重要です。
「離乳食は赤ちゃんの腸の成長に合わせて」生まれてすぐ活性化させるのは、母乳を消化する酵素だけです。たんぱく質を消化する酵素を活性化するのは胎児9週目から12週目。この状態は18週目まで続きます。その後、炭水化物を少しづつ消化できるようになります。そのころになって乳歯が12~14本生えると、食べ物のなかの炭水化物を噛むことによって、腸の中で処理が可能になるのです。」
これだけ見ても、離乳食を食べても消化できないので、離乳食が無駄だということが分かりますね。
そもそも、離乳食をあげている動物なんてありませんよね。でも、問題はそれだけではありません。
離乳食は18か月からがおすすめです。
乳幼児の腸は未熟です
「腸内細菌が整うには3歳までかかる」腸内の酸性粘膜に含まれるムチンがきちんと分泌されるのは1歳頃、腸内細菌が整うのが3歳頃、他の免疫系にいたっては15歳くらいまでかかるものもあります。腸内細菌は3歳頃までは整っておらず、アレルギーになりやすいため、タンパク質はいろいろなものを少しずつあげるようにし、偏ったものを大量にあげるのは避けたほうがよいでしょう。」
この本の中にも書かれていますが、吸収すべきもの吸収してはいけないものを選択し吸収する役目のある小腸粘膜が出来上がるのは2歳くらいです。
乳幼児の腸は未熟です。
それまではリーキーガット症候群の状態です。これは小腸の粘膜が弱く穴が開いている状態。
ですので、食べたものすべてにアレルギーが起こりやすい状態なのです。
乳製品は2歳くらいから急激に消化酵素が減り、4歳くらいにはほぼ消化できなくなりますので、4歳を超えると乳製品は食べない方がいいのです。
当然、母乳でもアレルギーになるケースもありますが、なったとしても本来は4歳を超えると乳製品は取りませんので、問題ないはずなのです。
WHOは4歳までの母乳を推奨しています
『「赤ちゃんの歯に合わせた離乳食に」人は酵素、腸の成長、免疫、歯との関係もあり、少なくとも18か月までは母乳が中心で、少しずつほかのものも食べ、消化吸収するようにできているのです。』
WHOは4歳までの母乳を推奨しています。
これは、貧困国の場合ですので、現実には18か月くらいがいいのかもしれません。
日本では早ければ半年くらいから離乳食をあげることもあるそうですが、これは日本においてアレルギーが増えている原因の一つでしょうね。