こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、解熱剤(抗炎症薬)に関する記事を見つけました。
『風邪を発症して2日以内の患者に、ロキソプロフェンを含む抗炎症薬か、プラセボ(偽薬)を服用してもらい、治癒までの日数を観察した。すると抗炎症薬を服用した患者は重い症状が緩和するが、すべての症状が消えるまでの期間は偽薬が8.4日だったのに対し、8.9日と逆に半日長くなる傾向にあったのだ。』
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb6090f363ce9e5279a63e3ffabb25127ecb8285 より引用
解熱剤(抗炎症薬)を使うと風邪が長引きます
解熱剤(抗炎症薬)を使うと風邪が長引きます。
それは解熱剤の作用を考えればわかります。
超簡単に説明すると、炎症は治癒反応です。
治癒反応を止めるのが抗炎症薬(解熱剤)です。
当然のことながら免疫が落ちることになります。
免疫力を上げる
『「私たちの身の回りには常にウイルスがいますから、完全にブロックすることは不可能です。第1段階では鼻やのどなどの粘膜で防御し、それをすり抜けたものが体内に入って増殖します。第2段階として体内でウイルスなどの敵を発見したらその場で撃退、あるいはさらに多くの免疫細胞を集めて敵を攻撃するなどの免疫機能が働いています。ですから免疫力が高ければ、それ以上のウイルスの増殖を防げます。ところが何らかの理由で免疫力が低下していると、敵の増殖力や攻撃力に対抗できず、風邪を引いてしまう(=発熱、鼻水、咳などの症状が出る)。第1、第2段階における初期の対応が肝心なのです」』https://news.yahoo.co.jp/articles/fb6090f363ce9e5279a63e3ffabb25127ecb8285 より引用
免疫力を上げる方法については過去にも説明していますのでご覧ください。
葛根湯が免疫力を上げるって本当?
『たとえばインフルエンザウイルスの場合、1日で100万倍に増殖するといわれる。そこで不調を感じたらすぐに「葛根湯」などを服用すると、いわば自身の免疫機構へ“援軍”を送ることになる。免疫力が高まり、ウイルスの増殖を防げるというのだ。
「通常、ウイルスに感染した細胞はSOSのサインを出し、体温を上げる指令が出されます。すると筋肉が震えて熱産生をし、汗腺を閉じて鳥肌が立ち、熱の放散を防いで、体温が上がります。葛根湯はこれをサポートしてぶわっと発熱させることで、すぐ回復へ向かわせます。熱が出るということは生体の最大の防御機構なんです。熱が上がれば上がるほどウイルスは死滅しますから」(渡辺医師)』https://news.yahoo.co.jp/articles/fb6090f363ce9e5279a63e3ffabb25127ecb8285 より引用
葛根湯については正直なところ、お勧めできません。
現実的には体温を上げるものではなく下げるものだからです。
体温を下げる作用をするものが医療用麻薬である麻黄(まおう)です。
葛根湯に含まれる医療用麻薬は動悸を起こす!?
葛根湯に含まれる医療用麻薬は動悸を起こすことがあります
『ただし葛根湯が合うのは、体力があって熱を上げる力のある人(=汗をかかない人)だ。汗が出れば熱が下がってしまうため、汗をかかずに発熱できる人は、それだけ体温を上げる力があるということ。一方であまり体力がない人が葛根湯を服用すると、効果が得られなかったり副作用が出ることもある(ちなみに私は20代の頃に葛根湯を服用後、動悸がしたことがある)』https://news.yahoo.co.jp/articles/fb6090f363ce9e5279a63e3ffabb25127ecb8285 より引用
抗炎症薬(解熱剤)の副作用
抗炎症薬は風邪を長引かせるばかりか、大きな副作用ああります
『NSAIDsは感染症の症状軽減によく使われますが、これが含まれた薬を服用した人は、服用しなかった人と比べて心筋梗塞を発症するリスクが高まると報告されています。一般的にNSAIDsは急性心筋梗塞の発症リスクを1.3倍以上に上げるといわれていますが、特に急性気道感染症を患っていてNSAIDsを服用すると、心筋梗塞の発症リスクが3.4倍に。健康な人でも尿中へのナトリウム排出量が減り、血圧が上昇する可能性があります』https://news.yahoo.co.jp/articles/fb6090f363ce9e5279a63e3ffabb25127ecb8285 より引用
ほとんど風邪の時に効果の無いばかりか、大きな副作用があります。
飲まない方が良いですね。
個人的には40度以上の熱が出た場合はやむを得ないかな、と説明しています。
風邪を引いたら休みましょう!!
『慶應義塾大学の医学部生時代、呼吸器内科の試験で指導教授から“風邪の治療薬を書け”という問いが出されたんです。みんながいろんな薬を書きましたが、全部バツ。答えは保温、保湿、安静だったのです。もう40年前の話ですが、今もその常識は変わりません。いくら薬を飲んでも、寒く乾燥している環境では治りが悪いですし、無理して仕事をしていたら回復しません 』https://news.yahoo.co.jp/articles/fb6090f363ce9e5279a63e3ffabb25127ecb8285 より引用
「保温、保湿、安静」大事です。
風邪を引いたら休みましょう!!
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