こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
骨の健康にとってリスクになるホモシステインについて書かれた記事を見つけました。
『コラーゲンの悪玉架橋を予防して、骨質を悪化させないようにするには、ホモシステインの値を下げることが有効とされています。ホモシステインは、動脈硬化や心血管の発作などのリスクを高めるもので、アミノ酸が代謝されるときに生成される物質です。
このホモシステインの値を下げる、
・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB12・葉酸』
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d5c1f69d51d78ff329278db57c61682a1ab61d2 より引用
骨の健康にとってリスクになるホモシステイン
ホモシステインは、血液中に含まれるアミノ酸の一つで、通常、アルブミンなどの蛋白質と結合しています。
ホモシステインは、アミノ酸であるメチオニンの代謝過程で生成され、システインやグルタチオンの生成に必要な物質です。
ホモシステインは、骨の健康にとってリスクになるなど、さまざまな問題につながります。
- ホモシステインは、含硫アミノ酸で血管内皮細胞に対して悪影響を与えます。
- 血管内で活性酸素(フリーラジカル)を産生させ、動脈硬化を促進させます。
- 血栓の原因になる可能性があります。
- 脂質を酸化させます。血栓症や、脳血管障害などの脳障害の原因になることもあります。
- コラーゲンに影響するため血管だけでなく皮膚組織(しわ)、骨組織(骨粗しょう症)など全身の組織に影響を与えます。
ホモシステインの代謝に必要なもの
ホモシステインの代謝に必要なものとしては、
- 葉酸(ビタミンB9)
- ビタミンB6
- ビタミンB12
です。
ホモシステインはシステインというアミノ酸に代謝されます。
ビタミンB-6
葉酸
ビタミンB12
ビタミンB100 コンプレックス (ビタミンB群)
ビタミンB6、葉酸(ビタミンB9)、ビタミンB12を含みます。
骨の劣化の原因になるホモシステインを増やすもの
骨の劣化の原因になるホモシステインを増やすものとしては、
- 消化不良などによる栄養不足(葉酸(ビタミンB9)、ビタミンB6、ビタミンB12、コリン不足)
- カフェインやはビタミンB6を大量に消費します。
- アルコールはビタミンB群全般を消費します。
- タバコはビタミンB12を消費します。
- 胃酸不足や胃粘膜の内因子の問題によりビタミンB12が吸収できないケースがあります。
- 遺伝子変異(遺伝子多型によるメチレーション異常)によりホモシステインの代謝ができない方もいるようです。遺伝的な問題がある方はメチル化されたメチル葉酸やメチルコバラミン(ビタミンB12)を摂取することにより代謝を助けることができます。
- 甲状腺ホルモンの減少によってホモシステインが増加します。
などです。
葉酸塩
TMG (トリメチルグリシン)
TMG (トリメチルグリシン)は別名ベタインとも呼ばれるアミノ酸の一種です。
ベタインはホモシステインにメチル基を供与し、ホモシステインをメチオニンというアミノ酸に変換することで、血中ホモシステイン量を下げます。