こんにちは。大阪府池田市の自然療法治療院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は川西市よりお越しの、20年間うつ病でお悩みの患者様の例です。
20年間うつ病の原因は腸内環境にありました/川西市より来院
20年前より薬を服用。
現在は抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)とSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)を摂取。
うつ病以外の症状としては、
- パニック障害
- 五十肩
- 全身のだるさ
などでした。
フィシオエナジェティック検査で、うつ病などの原因を調べると、
- カンジダ菌感染
⇒ カンジダ菌感染について詳しくはこちら - 腸内細菌異常
- リーキーガット症候群
⇒ リーキーガット症候群について詳しくはこちら - 必須脂肪酸不足
⇒ 必須脂肪酸について詳しくはこちら - 肝臓機能低下によるチラミン不耐性
⇒ 肝臓機能低下について詳しくはこちら
⇒ チラミン不耐性について詳しくはこちら - 第1頚椎の歪みによる膵臓酵素不足
⇒ 第1頚椎の歪みについて詳しくはこちら
でした。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくこちら
腸内環境とうつ病の関係は、以前から言われていますね。
本日は、腸内細菌について説明します。
腸内細菌とは?~腸内細菌バランスの問題~
腸内には善玉菌とよばれる細菌、悪玉菌と呼ばれる細菌・酵母菌・カビなどが共存しています。
なんと腸内細菌だけで約1.5Kg、種類は約400種類いるそうです。
善玉菌と悪玉菌に分かれていますが、悪玉菌にも役割があるので、人は完全に排除はしません。
善玉菌と悪玉菌のバランスが重要ということですね。
善玉菌とは?
善玉菌代表の細菌は乳酸菌です。乳酸菌は乳酸を出して、腸の環境を弱酸性に保つ菌群のことです。
嫌気性乳酸菌と好気性乳酸菌がいます。
嫌気性乳酸菌の代表がビフィズス菌です。好気性乳酸菌の代表がアシドフィルス菌です。
好気性乳酸菌であるアシドフィルス菌は小腸など腸の上の方にいます。
アシドフィルス菌は酸素を消費し、好気性の悪玉菌の増殖を抑え、嫌気性乳酸菌であるビフィズス菌を増やしてくれます。
もうひとつ忘れてはならない善玉菌が大腸菌(バクテリア)です。皆様、大腸菌(バクテリア)というと悪いイメージがあるかもしれませんが、大腸菌にも善玉、悪玉がいます。
善玉の大腸菌は免疫トレーニングに重要で、腸管免疫という粘膜の免疫に重要な役割を果たしています。
粘膜の免疫は全身の免疫の6割を占める重要な免疫機能です。
腸内細菌の役割としては
腸内細菌の役割としては、
- 腸を適度な酸性に保ち、悪玉菌の繁殖を抑える(腸を弱酸性に保つのに胃酸も重要です)
- ビタミンの合成(ビタミンKなど)
- 腸粘膜の栄養を作る(粘膜の保護)
- 毒性のあるバクテリアを殺菌
- 適度なガスをつくり腸の蠕動運動を刺激
- 解毒作用
- 免疫力アップ(腸は免疫の60%を担っています。特に乳幼児は腸内細菌がいないため、母乳に乳酸菌が含まれています。特に初乳に多く含まれています。)
- ピロリ菌の駆除(胃の中にもアシドフィルス菌の一種が住み着いています)
- コレステロールを減らす
などがあります。
まさしく共生ですね。人は腸内細菌なしでは生きていくことができないのです。
腸内細菌はこんなことで減ってしまいます
腸内細菌はこんなことで減ってしまいます。
- 抗生物質の摂取
- 有害な重金属
- 農薬などの毒素
- 防腐剤(加工肉や加工魚卵、ドライフルーツ、赤ワインなど)
- フッ素(歯の治療後は要注意)
腸内細菌を増やすには?
増やすにはフラクトオリゴ糖(にんにく、玉ねぎ、ごぼう、アーティチョークなど)やリンゴペクチン(リンゴの皮の部分に含まれる食物繊維様の物質)などの乳酸菌のエサを取り入れたり、お漬物などから乳酸菌を取り入れるのがおすすめです。
今はやりのプレバイオティクスとは善玉乳酸菌の分泌物にフラクトオリゴ糖などの乳酸菌のエサを混ぜたものです。
シンバイオティクスとはプロバイオティクス(乳酸菌)にプレバイオティクスを混ぜたものです。
乳製品は乳糖を消化する酵素を持っていない方が多いので、ヨーグルトはおすすめできません。
ビオフェルミ○は乳製品ですし、胃酸を中和する薬剤が入っているので注意が必要です。
戦前は日本人の1回の平均排便量は400グラムもあったが、現在は150~200グラム程度に減っているそうです。
便のほとんどは腸内細菌の死骸ですから、腸内細菌が半減しているということになります。
日本人が海外旅行にいくとお腹をこわすのは、腸内細菌が少ないからかもしれませんね。
プレバイオティクス
プレバイオティクスサプリメントをご紹介します。
※下記のハーブは合わない方もおられますので、自己判断での長期摂取はご注意ください。
FOS(フラクトオリゴ糖)
バードックルート(ゴボウ)
リンゴペクチン
シンバイオティクス
シンバイオティクスサプリメントをご紹介します。
Gr8(FOS:フラクトオリゴ糖入り)
うつ病に対して当院でできること
当院のフィシオエナジェティックは、クライアント様、お一人、お一人の身体の声を聴き、うつ病の根本原因を探ります。
うつ病の原因はさまざまです。
- 構造的問題(骨格の歪み、筋肉、筋膜、靭帯、椎間板など)
- 化学的問題(栄養の問題、感染症、毒素、アレルギーなど)
- 精神心理的問題(ストレス、感情、トラウマなど)
- 情報伝達の問題(経絡の流れ、電磁波、土地のストレス、瘢痕組織など)
- オーラ、チャクラなどエネルギー的問題
これらの問題を取り除くオーダーメイド治療をしています。
フィシオエナジェティックコースでは、うつ病に対して必要な治療法、必要なハーブや栄養素をどのくらいの期間どのくらいの量摂取するといいのかを調べます。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
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うつ病の原因は腸内環境にあるかもしれません。原因不明のうつ病でお悩みの方、お気軽にご相談ください。
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