こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は、腸内細菌の話題です。
本来その土地にあった腸内細菌が受け継がれているはず
世界中にはさまざまな人種があり部族があります。
その中で一切肉を食べない人たちがいます。
エスキモーのように肉しか食べない人たちもいます。
その人たちは不健康なのでしょうか?
応えは「No」です。
肉を一切食べない部族の人たちは栄養学的に言うとビタミンB12が不足するはず。。。
ところが、不思議とそうはならないそうなんです。それは何故か、、、
植物を消化する腸内細菌がたくさんいるらしいのです。
本来、植物の細胞膜であるセルロースは人間は消化できませんので、植物の細胞中にある栄養素を摂取することはできないのです(消化できないものを食物繊維と呼ばれています)。
肉しか食べない人たちは不思議なことに心臓疾患がとても少なかったそうです。
少なかったというのは、時代が変わって肉以外の食べ物を食べられるようになってから心臓疾患が激増したそうです。
日本人にしかいない腸内細菌
海外では「海藻や海苔を食べすぎるとお腹を壊す」というのが普通だそうです。
海藻は雑草のようなもので細胞壁が厚く消化しにくいのです。
ところが、日本人にだけ海藻類の消化を助ける腸内細菌が発見されたのです。
つまり日本人だけが海藻を消化できますが、外国の方は消化できないため、お腹を壊すのです。
当然ヨウ素を海藻から取り入れることができません。
土地にヨウ素が少ない場所で作られた野菜にはヨウ素が少なくなるため、海外ではヨウ素不足の方が多くなるのです。
塩の中にわざわざヨウ素を添加している国もあるみたいですね。
特に昆布にはたくさんのヨウ素が含まれています。
日本人はダシとして昆布をたくさん使っていますし、ヨウ素を吸収できますから逆に過剰になりやすいんですね。
腸内細菌叢(マイクロバイオーム)は人種や土地によって変わります。ですので、その人種や土地にあった食べ物が必ずあるはずですね。