こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅のホリスティック療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
当院では、フィシオエナジェティックというカイロプラクティックのアプライドキネシオロジー(筋肉反射)テクニックから派生した検査法を取り入れています。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
フィシオエナジェティックの検査項目に神経伝達物質アセチルコリンの問題があります。
アセチルコリンとは?
アセチルコリンは中枢神経系などの神経伝達に関わる神経伝達物質で、 最終的に主に副交感神経を刺激します(交感神経に関係する部分もあります) 。
脳では主に頭頂葉や小脳で作用します。
アセチルコリンとドーパミンとはバランスをとっており、ドーパミンが減るとアセチルコリンは増え、ドーパミンが増えるとアセチルコリンが減ります。
交感神経と副交感神経という自律神経のバランスをとっているのです。
アセチルコリンの役割
アセチルコリンの役割としては、
- 記憶(触覚・味覚・嗅覚・視覚・聴覚などの五感の処理)
- 血管拡張、心拍数低下
- 消化機能亢進(唾液の生産量が増える)、横隔膜コントロール
- 腺組織の分泌促進、発汗
- 瞳孔縮小、眼球運動
- 小脳機能コントロール(継続的な運動、バランス運動の統御、筋肉の調整、姿勢の制御、空間認識能力)、痛みのコントロール(刺激に対する過剰反応や無反応)
- 脳の抗炎症作用
などがあります。
アセチルコリン不足によって起こる症状
アセチルコリンが不足すると、
- アルツハイマー病、記憶力低下、無気力、失読症
- 躁鬱、パニック障害、不安感、創造力低下、注意欠陥障害
- 冷え性、血行不良、頻脈、高血圧、高コレステロール血症
- 目の症状(ものが見えにくくなる、遠視、緑内障、視野減少、まぶしい・光過敏)、粘膜の問題(ドライアイ、ドライマウス、乾いた咳、物が飲み込みにくい)、シェーグレン症候群
- 横隔膜の異常(消化不良、食道裂孔ヘルニア、 逆流性食道炎、息苦しさ)、肛門括約筋の異常(過敏性腸症候群)、回盲弁の異常(便の逆流⇒頭痛、吐き気、ふらつき、疲労感、生あくび、睡眠障害、昼間の眠気、ふらつき、めまい、耳鳴り、体臭、皮膚症状、皮膚のかゆみ、副鼻腔炎(風邪のような症状)、むくみ)
- 昼間眠くなる
- 粘液減少(ドライアイ、ドライマウス、乾いた咳)
- 便秘、下痢、消化不良、消化酵素不足(消化不良)
- 頻繁な排便、頻繁な排尿、排尿困難
- 発汗障害、睡眠障害、筋肉の疲れ、関節痛、痛みを感じやすくなる
- 小脳機能低下( ふらつき、運動障害、振戦(ふるえ)、痙攣)、歩行困難、
- ド-パミン過剰の症状(頭痛、吐き気、躁鬱病、錯乱、幻覚、トゥーレット症候群、過食と拒食、パニック障害、筋肉硬直、関節炎、ハンチントン舞踏病など)
などの症状が起こるかもしれません。
アセチルコリン不足の原因
アセチルコリン不足の原因としては、
- 有害な重金属(水銀、 アルミニウム(ベ ーキングパウダーや膨張剤(スナック菓子、洋菓子、菓子パン、お好み焼き、たこ焼き、天ぷら・ボテトなどの揚げ物)、歯磨き粉、みょうばん(漬物・たこ・ウニ)、化粧品(水酸化Al:ファンデーション・日焼け止め・口紅)、制汗剤(水酸化Al)、胃薬、鎮痛薬、風邪薬、サプリメント、タルク(薬やサプリメントの添加物))
- 水不足
- 栄養不足(ビタミンB群、マンガン、亜鉛、ビタミンC、ビタミンE、ど)
- ドーパミン過剰
⇒ ドーパミン過剰について詳しくはこちら - 抗コリン薬(抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬・風邪薬など)
- 腸内環境の悪化(胃酸不足、乳酸菌不足)
などがあります。
アセチルコリンを増やすかもしれないサプリメント
アセチルコリンを増やすかもしれないサプリメントをご紹介します。
下記のサプリメントは体質に合わない方もおられますので、自己判断での長期摂取はご注意ください。
ビタミンB100 コンプレックス (ビタミンB群)
亜鉛
マンガンサプリメント
ビタミンC
ビタミンE
カモミール
フェヌグリーク
アセチルコリン過剰によって起こる症状(最終的には副交感神経を刺激)
アセチルコリン過剰によって起こる症状(最終的には副交感神経を刺激)としては、
- 縮瞳による視覚障害(薄暗い、ぼんやりするなど)
- 腺組織の興奮による分泌亢進(よだれ、汗・涙・痰の増加)
- 運動神経の興奮(筋れん縮、麻痺、顔面のつっぱり・麻痺、呂律が回らなくなる)、徐脈、呼吸障害、昏睡
- 回盲弁(小腸と大腸の間にある逆流防止弁)の異常(便の逆流⇒頭痛、吐き気、ふらつき、疲労感、生あくび、睡眠障害、昼間の眠気、めまい、耳鳴り、目周囲のクマ、体臭、皮膚症状、副鼻腔炎(風邪のような症状)、滑液胞炎(関節痛、肩・首の痛み、腰痛、腱鞘炎)、むくみ、皮膚のかゆみ)
- ドーパミン不足の症状(パーキンソン症候群、意欲低下、動きが遅くなる、筋肉硬直、不随意運動(振戦))
などがあります。
アセチルコリン過剰の原因
アセチルコリン過剰の原因としては、
- 毒素(殺虫剤、農薬など)
- 有害な重金属
- 放射線、電磁波など
- ドーパミン不足
⇒ ドーパミン不足について詳しくはこちら
などがあります。
アセチルコリンに関する参考本
肌も体も不調の原因は脳だった かんたん「評価テスト」でわかる、あなたの脳の健康度 [ エリック・R.ブレーバーマン ]
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