がん悪質液って何？～がん悪質液を防ぐことが重要

こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島佑介です。

先日このような記事を見つけました。

『世界初の「がん悪液質の薬」はどんな効果を上げているのか？』という記事です。

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がん悪質液って何？

がん悪質液って何？

がん悪質液って何でしょう？

『がん悪液質とは、がんに伴う体重減少や食欲不振を特徴とする複合的な代謝異常症候群のこと。進行がん患者の80％以上に認められ、体重減少や食欲不振といった典型的な症状以外に、抗がん剤などの効果の減弱、副作用や治療中断の増加、生存率にも影響を及ぼす。がんを患うと見る影もなくげっそりやせるのはこのためだ。https://hc.nikkan-gendai.com/articles/277773　より引用』

がん悪質液の語源は古代ローマ時代にさかのぼるようです。

古代ギリシャの石であったヒポクラテスあ書いた書物にも書いてありますので、かなり古くからある概念です。

まあ悪質液という表現が古代的ですよね。

『グレリンは、主に胃から分泌される食欲ホルモンで、食欲高進や脂肪蓄積などの生理作用があります。つまり、体重、筋肉量、食欲、代謝を調節する複数の経路を刺激するわけです。エドルミズはこれと同じような働きをすることで、がん悪液質患者の体重と筋肉量を増加させ、食欲を復活させるのです」https://hc.nikkan-gendai.com/articles/277773　より引用』

がん悪質液は胃がつくるホルモンであるグレリン減少という単純な仕組みではないですが、ガンそのものに焦点を当てるよりはいい考えだと思います。

抗がん剤の研究ではなく、こういう研究がどんどん進むことを望みます。

がん悪質液の個人的考察

がんの人はがん（肉の塊）で亡くなるのではなく、抗がん剤による小腸の破壊が原因の栄養失調によるエネルギー不足と、がんが引き起こす代謝異常（異化亢進）により亡くなるのが現実。

これががん悪質液ですね。

最終的には心臓のエネルギー不足になり心不全を起こす可能性が高くなります。

個人的にはそこに焦点を当てればがんがあったとしても生きれるのではないかと妄想しています。

異化亢進とは？

異化というのは代謝にしくみの一つで「異化」と「同化」を合わせて代謝と呼んでいます。

⇒　代謝について詳しくはこちら

異化は簡単に説明すると有機化合物（糖質・タンパク質（アミノ酸）・脂質）からエネルギーを作ること。

同化はその逆でエネルギーを使って有機化合物（糖質・タンパク質（アミノ酸）・脂質）を合成することです。

異化亢進は「異化＞同化」という状態。

先ほどの個人的考察を加えると、栄養失調によるエネルギー不足と、がんが引き起こす代謝異常により筋肉組織のアミノ酸などをエネルギー源として使わざるを得ない状態と言えます。

そしてどんどん痩せていくということになります。

がんがひき起こす代謝異常は複雑です。

がんは炎症という仕組みを悪用して血管新生を行いエネルギーを取り入れるため、免疫細胞を味方につけ炎症を促進します。

結果的に免疫細胞がつくる炎症性サイトカインが増えます。

炎症性サイトカインが糖新生を更新させるアドレナリンの上昇を生むともいわれています。

がん悪質液を防ぐには

がん悪質液を防ぐには、個人的には、

小腸による栄養吸収障害　⇒　栄養不足　⇒　消化酵素の合成不全　⇒　消化酵素不足　⇒　グレリン減少　⇒　さらに栄養不足が加速

という悪循環を防ぐことと、炎症による代謝障害をフォローすることが重要だと思っています。

がん悪質液に対してできること

がん悪質液に対してできることとしては、

消化酵素の補充
アミノ酸（タンパク質の補充）や脂質（必須脂肪酸）の補充
ミトコンドリアによるエネルギー合成を助ける
エネルギー合成時に発生する乳酸対策
糖新生の抑制
炎症の抑制
血管新生の抑制
小腸粘膜の修復
肝臓の代謝機能のフォロー

などが考えられます。

もちろん当院ではそれだけではなく、

フィシオエナジェティック検査を使用し、根本原因を解決する
がんが周りの組織を破壊して浸潤していくのを防ぐ

などの対策をします。

⇒　癌に対してできること

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