こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は、乳ガンを自然療法で予防する、という内容です。
まずは、乳ガンは何故増えているのか、について考えたいと思います。
乳ガンは何故増えているのか?
アメリカでは昔から乳がんの問題は問題視されていますが、日本では最近になって急激に乳がんが増え続けています。
それは何故なのでしょうか?
まずは、乳ガンに関する本を二冊ご紹介します。
乳がんリスクファクターのすべてを知る! エプスタイン博士から、全世界の女性たちへ [ サミュエル・S.エプスタイン ]
この2冊は、ほぼ書いてあることは同じです。
1冊目の本が専門的な内容、2冊目の本は一般向けにまとめた内容になっています。
乳がんのリスクファクターを本の中から引用します。
乳がんのリスクファクター
乳がんのリスクファクターとしては、
◇現代医療に潜むリスクファクター
- 経口避妊薬(ピル)、とくに若年期からの長期使用
- エストロゲン補充療法(ERT)、とくに多量の長期利用
- 閉経後のマンモグラフィー、とくに若年期からの繰り返し被爆
- 非ホルモン系処方薬、たとえば降圧剤(抗高血圧薬)
- シリコンジェル乳房インプラント、とくにポリウレタンで包まれたもの
◇食事と環境に潜むリスクファクター
- 未公表の発がん性物質やエストロゲン様化学物質で汚染された、動物性脂肪の多い食事
- 家屋内での化学物質への暴露、近隣の化学工場や有害廃棄物による汚染
- 職場環境での、さまざまな発がん性物質への暴露
◇生活習慣に潜むリスクファクター
- お酒、とくに若年期からの多量摂取
- たばこ、とくに若年期からの多量喫煙
- 不活発でデスクワーク中心の生活習慣
- 毛染め、とくに若年期からの長期使用
などがあります。
乳ガンを自然療法で予防する
この本の中で重要なポイントと、乳ガン予防に役立つ自然療法をご紹介と思います。
エストロゲンの窓
がんの発達過程にエストロゲンが影響を与えているのは間違いないです。
この本では、女性の血液循環中にエストロゲンの流れる量が多くなっている期間のことを「天然エストロゲンの窓」と呼んでいます。
この窓の開いている期間(妊娠可能な期間)が長いほど、乳がんのリスクがあがります。
これは初潮から閉経までの間の期間ですが、その期間の中で窓が閉じている期間もあります。
エストロゲンの窓を閉じる期間は、
- 妊娠中
- 授乳中
です。
統計上でも、
- 初潮が早いと乳がんの発がん率が上がる
- 妊娠経験が少ないほど乳がんの発がん率が上がる
- 初産が遅いほど乳がんの発がん率が上がる
- 妊娠中絶をした人ほど乳がんの発がん率が上がる
- 授乳期間が短いほど乳がんの発がん率が上がる
ということがわかっています。
初潮が早くなると乳ガン発症率が上がります
アメリカでは、18世紀には平均17歳だった初潮年齢が、今日では12歳まで下がっていルートようです。当然日本でも同じような年齢になっているようです。
日本はもともと乳がんが少ない国だったのですが、今ではアメリカ(約8人に1人)に近づいており約11人に1人と言われています。
この本では、食生活や運動不足が原因として指摘されています。
もちろんそれもあると思いますが、この本には書かれていない重大な問題をひとつ説明したいと思います。
初潮を抑えているホルモン(エストロゲンの分泌を押さえているホルモン)は、松果体が作るメラトニンというホルモンです。
初潮を早めるメラトニン
メラトニンの分泌が減ると、エストロゲンの分泌が抑制されなくなるのです。
メラトニンは暗くなると分泌されるホルモンです。
メラトニンが減る理由
メラトニンが減る理由としては、
- 夜更かし
- 電磁波の問題(夜寝るときに明るくして寝たり、無線LANやWiFiをつけたまま寝ると、松果体はまだ明るいと判断しメラトニンを分泌しません)
- 日中の紫外線不足(日光浴不足)によるビタミンD不足とメラトニンの材料であるセロトニン不足
- カフェインの早期摂取(メラトニンやセロトニン合成に必要なビタミンB6の減少など)
- フッ素の影響
などがあると思います。
メラトニンを増やすビタミンB-6
ビタミンB100 コンプレックス (ビタミンB群)
紫外線不足はメラトニン不足の原因になりますが、他にも活性型ビタミンD不足の原因にもなります。
紫外線不足によるビタミンD不足は乳がん発症の原因にもなります
紫外線に当たって体内で合成される活性型ビタミンD不足は、大腸がんと乳がん発症の原因になります。
活性型ビタミンDは、癌細胞のペントースリン酸経路を阻害、アポトーシス誘導、血管新生抑制、転移抑制などに関与している可能性があります。
紫外線に当たらないということは、皆様が思っている以上に大きな問題につながるのです。
ビタミンD-3
ビタミンDに関するおすすめ本
ビタミンDは長寿ホルモン 不足するとガン、脳・心血管病、糖尿病、関節症等を招く[本/雑誌] (単行本・ムック) / 斎藤嘉美/著
フッ素はエストロゲンを抑制するメラトニンを抑制します
メラトニンを合成する松果体に蓄積する毒素として、フッ素があります。
フッ素を含むもの
- 歯磨き粉
- フロス
- 歯科治療(歯石を取った後に添塗するケースもありますし、歯科でのうがいの水に入っているケースもあります。)
- フッ素加工フライパンなど
- 水(日本では水道水にはフッ素は入っていませんが、英国・アメリカ・中国・インドでは水道水に入っているところもあります。ミネラルウォーターにもフッ素濃度の高いものがあります。)
- 農薬
フッ素を含まないオススメ歯磨き粉
シャボン玉 せっけんハミガキ(140g)【シャボン玉石けん】
フッ素の解毒に役立つかもしれないハーブ
フッ素の解毒に役立つかもしれないハーブをご紹介します。
下記のハーブ・サプリは当院でよく使用するものですが、全ての人に合うわけではありません。
自己判断で摂取する場合、1か月以上の長期摂取は控えてください。
りんごペクチン(アップルペクチン)
特に甲状腺に蓄積した毒素(フッ素や放射性物質)を取り除いてくれるかもしれません。
悪いエストロゲンが乳ガンを発生させます
女性ホルモンは卵巣・副腎・脂肪組織で作られます。
エストロゲン、エストリオール、エストラジオールの3種類ありますが、一番作用が強いのがエストラジオールです。
エストラジオール(エストロゲン)には、「良いエストロゲン(2-ヒドロキシエストロン)」と「悪いエストロゲン(16-α-ヒドロキシエストロン」があり、「悪いエストロゲン」が乳がん発症の引き金になります。
悪いエストロゲンがなぜ増えるのかについては、本の中ではあいまいな解説になっていました。私が個人的にフィシオエナジェティック検査で調べてきた中で思うことを説明します。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
結論を言うと、肝臓のエストロゲン代謝能力が下がると悪いエストロゲンが増えます。
肝臓のエストロゲン代謝を上げるハーブ
肝臓のエストロゲン代謝を上げるハーブとしてザクロがあります。
ザクロ
ザクロは健康に良いということで約5000年前から栽培されていたといわれる果実です。
ザクロは更年期障害や不妊症など女性ホルモンに関する問題に効果があるということで、植物エストロゲンがたくさん含まれていると思われていました。
ところが最近の研究では、植物エストロゲンがほとんど含まれていなかったということがわかっています。
今でも女性ホルモン系の問題に効果がある理由ははっきりわかっていませんが、含まれているエラグ酸という物質が肝臓のエストロゲン代謝能力を上げている可能性があります。
キノコに含まれる植物エストロゲンは悪いエストロゲンになりやすく、大豆の植物エストロゲンは良いエストロゲンになりやすい?
エストロゲンは植物にも含まれています。この本には大豆は良いエストロゲンを増やすので大丈夫という考えですが、どうなんでしょうか?
私個人的には疑わしいものは避けたほうがいい、と思っています。
当院のフィシオエナジェティック検査で調べると、大豆とエストロゲンが同時にアレルギーとして出る、ことが多いからです。
乳がんの臨床例
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