こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、胃薬の副作用に関するこのような記事を見つけました。
「これまでは細菌を直接『殺菌』する抗生剤がもっとも腸内環境に影響すると考えられてきた。私自身もそうでした。しかし、実は腸内環境に影響するのは抗生剤だけではなかった。むしろ、抗生剤以上に影響するのは、胃薬だったのです」
https://news.yahoo.co.jp/articles/85580eec9f727c5c60e2104546a93cc7d69e9b07 より引用
胃薬の副作用
胃薬の副作用について説明する前に、胃酸の役割について考えてみます。
胃酸の役割
胃酸の役割は、
- 胃酸は塩酸を大量に含んだ殺菌剤です。細菌・ウイルスや寄生虫をやっつけます。
- 有害な重金属の解毒を行います(アルミニウムの解毒)。
- 体液のPhコントロールに重要
- ビタミンB群(特にビタミンB12)やミネラルを吸収できる形に変える
- 消化酵素であるペプシンの活性化
- ピロリ菌などの悪玉菌の増殖を抑える
- 腸内を弱酸性に保ち悪玉菌の増殖を抑える
などです。
ということは、胃酸が減ると悪玉菌が増え腸内環境が悪くなるということです。
胃薬で胃がんになる?
先日、胃薬の副作用で胃がんになる、という情報に関するこのような記事を見つけました。
『「近年、あるタイプの胃薬が、胃がんの原因になっている可能性が世界中で指摘されており、医療界で問題視されています」』
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5003e4e6f56a5f1c2eade8b40eed6aff7f97a70 より引用
『東京大学と朝日生命成人病研究所の研究グループは、胃酸の分泌を抑える薬の一種を長期にわたって服用すると胃がん発症のリスクが高まるとの研究成果をまとめた。』
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC214JW0R20C24A2000000/ より引用
胃がんになる機序は、おそらく
胃酸不足 ⇒ ピロリ菌の増加 ⇒ 胃がん
だと思われますが、薬によって違うのはなぜなのかはわからないです。
過去に何度もお話ししましたが、胃酸は思春期がピークで年齢を重ねるごとにどんどん減っていきます。
胃酸過多は思春期に多く、大人になってからはほとんど起こりえないのです。
胃がんに関する記事
胃薬には副作用があります。腸内環境を悪化させるだけではなく胃がんの原因にもなります。安易な摂取にはご注意を!!