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免疫力を上げる方法 ~免疫力とは?~

投稿日:2020年5月20日 更新日:

こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。

本日は免疫力と免疫についての話しです。

新型コロナウイルスの影響で重症化を防ぐには、免疫を上げましょうという話があります。

では免疫とは何でしょう?
免疫を上げるにはどうしたらいいんでしょう?

そんなテーマでお話しします。

下記の書籍を参考にしています。


休み時間の免疫学 第3版 (休み時間シリーズ)

 

免疫は複雑で内容をまとめるのは非常に難しいですが、この本はその中でも一番わかりやすいです。

 

免疫とは?

免疫とは狭義では「一度病原菌にかかったらその病原菌に対する抵抗力が飛躍的に上がる」という現象のことです。

現在は免疫とは「生体防御の一連の反応」という意味で使われています。

 

免疫の主役は白血球です

免疫の主役は白血球です。白血球の種類は下記のようなものがあります。

顆粒球系
好中球、マスト細胞、好酸球、好塩基球
単球系
単球、マクロファージ(単球から変化)、樹状細胞(DC)
リンパ球系
B細胞、形質細胞
T細胞(ヘルパーT細胞(Th1,Th2,Th17)
制御性T細胞(Treg)
細胞障害性T細胞(Tc)
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)、NKT細胞(NK細胞とT細胞の両方の機能))

 

免疫の分類

免疫には「自然免疫」と「体液性免疫(獲得免疫)」と「細胞性免疫」があります。

 

自然免疫

自然免疫とは、病原体の侵入に対して直ぐに反応する自然防御機構です。

感染を繰り返したとしても強くはなりません。

 

自然免疫担当細胞

事前免疫担当細胞は下記のような細胞です。

抗原提示細胞マクロファージ(単球から変化)、樹状細胞
貪食細胞顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)、マクロファージ、(B細胞)
その他リンパ球NK細胞(ナチュラルキラー細胞)、NKT細胞(NK細胞とT細胞の両方の機能))、自然リンパ球

 

抗原提示細胞

敵の存在を味方に伝えるのが抗原提示細胞の役割です。

抗原提示能力の高い樹状細胞、マクロファージ、B細胞のことを抗原提示細胞といいます。

外敵をおおまかに認識するための受容体(TLR4,TLR2)を持っています。

抗原提示細胞はMHCクラスⅡ分子という身分証明を持っています。

抗原を取り込む際に生理活性物質を産生し、T細胞を活性化させます。

 

主な生理活性物質

生理活性物質は、下記のようなものです。

  • (炎症性サイトカイン(血管拡張・透過性↑:IL-1,IL-6,TNF-α)・ケモカイン(好中球の遊走因子:IL-8(CXCL8))
  • 脂質メディエーター(血管拡張・透過性↑:PG(プロスタグランジン)、LT(ロイコトリエン)、PAF(血小板活性化因子))

抗原提示を受ける細胞はT細胞。その時に相互の共刺激分子(CD)の結合が必須。

 

貪食細胞

ドン食細胞とは、マクロファージや顆粒球の好中球のように異物を食べて消化・殺菌する能力がある白血球です。

マクロファージはもとは血管内では単球と呼ばれる白血球で、血管から組織に出ていきマクロファージとなって異物を食べて消化・殺菌します。

マクロファージや好中球はちょっとでもあやしいものを無差別に貪食するが、貪食能力は弱いです。

 

自然リンパ球(ILC)

自然免疫で働く細胞で生存にはIL-7が必要。

  • グループ1:ILC1、NK細胞 →IFN-γを産生
  • グループ2:ILC2     →IL-4,IL-5,IL-13を産生
  • グループ3:ILC3,LTi細胞(リンパ組織誘導細胞)→IL-17,IL-22を産生

 

体液性免疫

抗体による防御反応のことを「体液性免疫」といいます。

感染を繰り返すほど増幅されます(ブースター効果)

体液性免疫は適応免疫とも呼ばれます。

体液性細胞の主役はB細胞です。

細胞を貪食した樹状細胞やマクロファージ(抗原提示細胞)がリンパ節で細菌の特徴(抗原)をヘルパーT細胞に伝えると、活性化したヘルパーT細胞がサイトカインを放出しB細胞を活性化させ抗体を産生する形質細胞へと変化させ、さらにサイトカインを分泌してマクロファージや好中球などを活性化させ、細菌の侵入場所へ呼び集めます。

 

B細胞

B細胞は体液性免疫の主役です。

最終的には抗体を作る細胞です。骨髄において幹細胞から分化されます。

B細胞は表面にIgM抗体(B細胞抗原認識受容体:BCR)を持っているが、1つの細胞に1種類のIgM(BCR)しか持っていない。

活性化して形質細胞になるにはヘルパーT細胞からのサイトカインが必要です。

活性化したB細胞は、増殖してプラズマ細胞(形質細胞)と呼ばれる抗体生産細胞になり、細菌やウイルスなどの抗原に結合する抗体を産生します。

一部のB細胞は形質細胞に分化せず、病原体に対して特異的な免疫学的記憶を持つ記憶B細胞(メモリーB細胞)として残ります。

 

抗体(免疫グロブリン(Ig))とは?

抗体(免疫グロブリン(Ig))はB細胞が産生する抗原に結合できる糖タンパク分子です。

物質名としては免疫グロブリンといい略してIgと呼ばれます。

抗体はY字型の構造をしていて、その先端の部分の構造が1000億種類以上もあり、どんな抗原が来てもそれに結合する抗体が用意されています。

抗体はその先端部分によって「クラス」に分けられます。

  • IgM
  • IgG
  • IgA
  • IgD
  • IgE

B細胞をIgG産生形質細胞へ分化させるためにはTh1系サイトカインとTh2系サイトカインが必要です。

IgEは肥満細胞に結合し、ヒスタミンなどの生理活性物質を放出させ、Ⅰ型(即時型)アレルギー症状を引き起こします。

 

抗体の働き

抗体の働きには下記のようなものがあります。

  1. 中和抗体(抗ウイルス抗体)
  2. オプソニン化(抗原(主に細菌)に抗体や補体が結合して、食作用を持つ免疫細胞(好中球やマクロファージなど)に取り込みやすくすること)
  3. 補体の活性化

IgM(補体の活性化が得意),IgG(すべてに重要),IgA(中和が得意),IgD(全部×),IgE(全部×)

 

補体

補体とは体内に侵入した病原体を排除するように自然免疫として働くタンパク質の総称。主に肝臓で合成されます。

C1から順番の活性化され、活性化されることにより初めて作用します。

補体
働き
アナフィラトキシン
C3a,C5a
マスト細胞を刺激しアナフィラキシー(様)反応を生じさせる
オプソニン化
C3b
異物に結合し好中球やマクロファージの貪食能をアップさせる
遊走因子
C5a
好中球を炎症部位に呼び寄せる
免疫溶菌
C5b6789
細菌の細胞膜に穴をあけ、免疫溶菌反応を引き起こす

 

細胞性免疫

抗体は細胞内に入れないため、細胞内に侵入したウイルスはをやっつけるためには感染細胞を破壊する細胞性免疫による防御が必要となる。

  1. ウイルスに感染した細胞はMHCクラスⅠを用いてTc細胞へ抗原提示します。
  2. 一方、ウイルスを取り込んだ抗原提示細胞がMHCクラスⅡを用いてCD4+ナイーブT細胞に抗原提示
  3. 抗原提示細胞やNK細胞が産生するIFN-γやIL-12によってTh1への分化・増殖が進む
  4. Th1系サイトカインがCD4+ナイーブ細胞をTcに分化・増殖し活性化
  5. TcはMHCクラスⅠで抗原提示しているウイルス感染細胞を強力に破壊
  6. マクロファージはIFN-γにより活性化しランゲルハンス巨細胞に変化。細胞性免疫を強力にサポートしますが、頑張りすぎると肉芽性炎症により肉芽腫(リンパ球性肉芽腫瘍、結核による乾酪性肉芽腫、サルコイドーシス)ができます。

細胞障害性T細胞(Tc細胞)に破壊してもらいます。

ウイルスが細胞に感染するとまずは自然免疫が働きます。炎症性サイトカインで活性化したNK細胞が感染細胞を非特異的に破壊します。

それらで対応できなくなるとTc細胞による細胞性免疫が発動します。

 

T細胞

T細胞は白血球の一種で、骨髄幹細胞から分化します。

T細胞は分化の段階によって名前が変わります。

ナイーブT細胞はまだ一度も抗原提示を受けていないT細胞です。抗原提示、共刺激・サイトカインの3つの刺激によってエフェクターT細胞へ分化・増殖します。

 

 

ヘルパーT細胞(免疫反応をコントロールするサイトカインを分泌)

ヘルパーT細胞や細胞障害性T細胞(昔はキラーT細胞と呼ばれていました)、制御性T細胞(Treg細胞)などに分化します。

Th1

インターロイキン2(Il-2)を産生し、細胞障害性T細胞による細胞性免疫を賦活化します(以前はキラーT細胞と呼ばれており、感染細胞や腫瘍細胞を直接攻撃します)。

IFN-αを産生しマクロファージを活性化しTh2を抑制します。その他に腫瘍壊死因子β(TNF-α)、インターロイキン12(Il-12)などもサイトカインを分泌します。

Th2

インターロイキン4(IL-4)を分泌し、B細胞による体液性免疫を賦活化(アレルギー)します。

そのほかにIL-5,IL-10(抗原提示細胞に作用してTh1を抑制),TGF-β、などのサイトカインを分泌します。

※Th1とTh2は互いに調節し合い、生体内でシーソーのようにバランスを取り合っています。Th2側に傾くとアレルギー症状がひどくなります(Th1側に傾いても起こるアレルギーもあります)。

Th17

インターロイキン17(IL-17)を分泌し好中球や上皮細胞を活性化します。

細菌や真菌を排除します。

自己免疫疾患と関わります。

 

制御性T細胞

Treg免細胞とも呼ばれます。TGF-βやIL-10、IL-17を分泌し、IL-12の産生を抑制し免疫反応を止めます。

アレルギーを抑制します。

Th17とTregのバランスで、炎症の促進と抑制が調節されています。

 

T細胞まとめ

T細胞をまとめた表です。

Th1(ヘルパーT1)
Th2(ヘルパーT2)
Th17(ヘルパーT17)
Treg(制御性T細胞)
Tc(細胞障害性T細胞)
共通マーカー
CD3+(TCR)
CD4/CD8
CD4+ CD8-
CD4- CD8+
認識するMHC
クラスⅡ
クラスⅠ
分化に必要なサイトカイン
IL-12
IFN-γ
IL-4
TGF-β
IL-6,13
TGF-β
IFN-γ
IL-2
産生するサイトカイン
IFN-γ
IL-2
IL-4,5,9,13
IL-17
TGF-β
IL-10
TNF-β
IFN-γ
主な働き
Tc(細胞障害性T細胞)・マクロファージの活性化
B細胞を抗体産生へ
好中球性炎症促進
免疫の抑制
感染/腫瘍細胞の障害

 

胸腺におけるT細胞の活性化

骨髄で作られたプレT細胞は、胸腺の中で「教育」されます

  1. 自分の抗原提示細胞からの提示を受け取れるものが生き残る
  2. 自分の成分(自己抗原)の提示を認識しないT細胞が生き残る

結果自己に対して反応するT細胞などの不合格のものは死滅させます。

 

サイトカインの役割と種類

サイトカインの役割と種類です。

主な産生細胞
主な作用
IFN-α,IFN-β(Ⅰ型インターフェロン)
マクロファージ
感染細胞
ウイルス感染細胞に作用し、ウイルス増殖を抑制
IFN-γ(Ⅱ型インターフェロン)
マクロファージ
Th1,NK,Tc,ILC1
マクロファージ・好中球の活性化
Th1への分化・増殖
Th2への分化やサイトカイン産生を抑制
B細胞のIgGへのクラススイッチ
TNF-α
マクロファージ
マスト細胞(肥満細胞)
マクロファージ・Th1・好中球の活性化
血管内皮細胞の活性化・透過性亢進
内因性発熱物質,腫瘍細胞障害
TNF-β
Tc
リンホトキシン、細胞標的細胞をアポトーシスへ
GM-CSF
Th1,Th2,マクロファージ,マスト細胞
顆粒球(好中球、好酸球、単球)の増殖
TGF-β
マクロファージ、Treg,上皮細胞、線維芽細胞、癌細胞
Tregへの分化,Th17への分化,T・B・マクロファージ・NKなど免疫細胞の働きを抑制
線維芽細胞の増殖→組織の修復へ
IL-1
マクロファージ
炎症性サイトカイン、内因性発熱物質
ほとんどすべての炎症細胞を活性化
血管内皮細胞の活性化(拡張・透過性↑)
IL-2
Th1
全てのT細胞の分化・増殖・活性化
NK細胞の増殖・活性化
IL-3
Th1,Th2
骨髄幹細胞の増殖→顆粒球の増殖
IL-4
Th2,マスト細胞
ILC2
B細胞への分化・増殖・活性化→抗体産生
Th2への分化・増殖
Th1への分化やサイトカイン産生を抑制
IgE産生の増強
IL-5
Th2,マスト細胞,ILC2
好酸球の増殖・活性化
IL-6
マクロファージ
DC(樹状細胞)
炎症性サイトカイン、内因性発熱障害
肝臓への急性期蛋白(CRPなど)の産生
TH17への分化
IL-7
胸腺細胞,DC(樹状細胞)
ILCの分化・増殖、T細胞の初期の分化
IL-9
Th2,Th9
マスト細胞の分化・増殖、Eo(好酸球)の遊走、Tcの活性化
IL-10
Treg
Th1のサイトカイン産生を抑制
マクロファージの活性化を抑制
IL-12
マクロファージ、DC(樹状細胞)
Th1への分化・増殖・サイトカイン産生抑制
Tcの分化・増殖
IL-13
Th2,ILC2
B細胞の分化・増殖・クラススイッチ促進
IL-17
Th17,ILC3
上皮細胞、線維芽細胞、血管内皮細胞に作用し、好中球の遊走を促進
IL-23
マクロファージ、DC(樹状細胞)
Th17の増殖
IL-25
上皮、マクロファージ、DC(樹状細胞)
ILC2の活性化
IL-33
上皮、マクロファージ、DC(樹状細胞)
ILC2の活性化,Eoの活性化
TSLP
上皮、胸腺、扁桃
ILC2の活性化、ナイーブTh→Th2系への誘導

 

ケモカイン

ケモカイン(遊走因子)⇒ サイトカインのうち、白血球を遊走させる(呼び寄せる)作用があるもの。

ケモカイン以外にも補体(C5a)、PAF(脂質メディエーター)、PGD2(脂質メディエーター)も白血球を呼び寄せる(遊走させる)作用があります。

分類・別名
主な産生細胞
遊走させる細胞
受容体(レセプター)
CXCL8
IL-8
マクロファージ、線維芽細胞、血管内皮、マスト細胞
好中球
CXCR1
CXCR2
CCL2
MCP-1
マクロファージ、線維芽細胞、血管内皮
単球・マクロファージ、好塩基球
CCL3
CCL4
MIP-1α
MIP-1β
マクロファージ,
T細胞、B細胞
単球、マクロファージ、Th、DC(樹状細胞)
CCL5
RANTES
Th2、マクロファージ、線維芽細胞、血管内皮、血小板、好酸球
好酸球、好塩基球、単球、マクロファージ、Th
CCL11
Eotaxion
上皮細胞、血管内皮、Th2、マクロファージ
好酸球

 

脂質メディエーターとアラキドン酸カスケード

脂質メディエーターは他の細胞に何らかの影響を及ぼす炎症性物質の総称です。

細胞膜リン脂質 → アラキドン酸カスケード(酵素「シクロオキシナーゼ(COX)」「リポキシゲナーゼ(LOX)」) → 脂質メディエーター(PG-D2(プロスタグランジンD2),PG-E2,TX(トロンボキサン),LT(ロイコトリエン))

 

ヒスタミン
血管透過性亢進、平滑筋収縮、かゆみ、PG産生
PGD2
PGE2
末梢血管拡張、Th2細胞・好酸球の遊走
TXA2
TXB2
平滑筋収縮、血小板凝集、白血球の遊走
LTC4,LTD4,LTE4
強い平滑筋収縮、血管透過性亢進、気道分泌
PAF
血小板凝集、血管透過性亢進、平滑筋収縮、好酸球・好中球の遊走

 

 

アレルギーについて

アレルギーには様々な種類があります。

Ⅰ型
Ⅱ型
Ⅲ型
Ⅳ型
即時型アレルギー
細胞障害型
免疫複合体型
Th2による遅延型反応
Th1,Tcによる遅延型反応
Th2系の過剰
IgEの産生
自己抗体や不必要な抗体
自己抗体による免疫複合体
Th2系の過剰
好酸球
Th1系の過剰
Tc,マクロファージの活性化
マスト細胞の脱顆粒
脂質メディエーター
補体の活性化
Arthus反応
IL-4,IL-5
eotaxin
過剰な細胞性免疫
ツベルクリン反応
アナフィラキシー、蕁麻疹、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎
自己免疫性溶結性貧血、血小板減少性紫斑病、橋本病(慢性甲状腺炎)、Goodpasture症候群、多発血管炎性肉芽腫、重症筋無力症、ABO不適合輸血、溶剤性溶結、Rh式血液型不適合妊娠
血清病、SLE、ループス腎炎、関節リウマチ、シェーグレン症候群、糸球体腎炎、間質性肺炎、過敏性肺臓炎、アレルギー性紫斑病
【Ⅰ型アレルギーの慢性化】
アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症、アレルギー性肉芽腫性血管炎
接触性皮膚炎、過敏性肺臓炎、移植片拒絶反応

 

免疫力を上げるとは?

免疫力について考える時に、上記の免疫の内容では足らない部分がたくさんあります。

 

まずは白血球の問題がなぜ起こるのか?

まず上記の免疫に異常が起こるのには、原因があるはずです。

免疫細胞は血液中やリンパ組織・リンパ管を循環します。

免疫細胞は骨髄で作られ、一部は胸腺でトレーニングされます

免疫担当細胞を末梢組織に届けるのは血管のコントロールなどの内分泌系や自律神経系の作用も関与します。

 

免疫細胞の通り道リンパ管

リンパ球は「リンパ組織(リンパ節・扁桃・胸腺・脾臓・腸管のパイエル版) ⇒ 循環血液 ⇒ 組織 ⇒ 末梢のリンパ管 ⇒ リンパ節 ⇒ リンパ管・リンパ本管 ⇒ 静脈 ⇒ リンパ組織」と体中を循環します。

この流れに問題が起これば、免疫力は落ちることになります。

 

リンパの流れが滞る原因

リンパの流れが滞る原因としては、

  • 水不足
  • 顎関節のポンプ(咀嚼不足など)や下肢のポンプ(運動不足など)や横隔膜のポンプ(乳糜層のポンプ、呼吸の問題など)の問題

などがあります。

 

骨髄の問題

骨髄の問題としては、

  • 有害な重金属や毒素が蓄積しやすい
  • ビタミンB12や葉酸、亜鉛などが不足すると細胞分裂能力が落ちる
  • マイクロバイオームの問題(腸管免疫の問題)
    ⇒ 腸管免疫について詳しくはこちら

などです。

 

胸腺の問題

胸腺の問題としては、

などです。

 

内分泌系の問題

内分泌系のなかでも特に副腎が作るホルモンは免疫に大きく関係します。

 

自律神経系の問題

自律神経系の問題は免疫力に大きく影響します。

  • 視床下部の問題
  • 歪みの問題(副交感神経の問題)

 

侵入ルートの問題

侵入ルートの問題もあります。

  • 皮膚の問題
  • 粘膜の問題(特に小腸粘膜)
  • 消化の問題(特にアレルギー)

 

口から摂取するものはすべて非自己

口から取るものはすべて非自己ですよね!?

非自己であることがわからない状態にしてから吸収しないと免疫が働いてしまいます。

自己か非自己を判断しているのはタンパク質です。

ですので特にタンパク質をアミノ酸のペプチドまで消化・分解しないといけないのです。

なので重要なのは消化がキチンと出来ているか?ということ。

タンパク質が残っていても通常は小腸粘膜が吸収しないので、免疫が働いてアレルギーになることもありませんが、フィルターが壊れているとタンパク質が吸収され免疫が働いてしまいます。

これがリーキーガット症候群です。

⇒ リーキーガット症候群について詳しくはこちら

 

その他の免疫学に関するおすすめ本


カラー図解 免疫学の基本がわかる事典

 

免疫力に関する記事

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