こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
もう10年以上前、娘が確か1~2歳くらいの時、口の周りのアトピー性皮膚炎に苦しんでいたことがありました。
私も個人的に開業前でフィシオエナジェティック検査も勉強する前でしたので、どのように対処したらいいのかもわからずインターネットで調べた奈良のお医者様に行きました。
娘のアトピーは意外な方法で治りました
そのお医者さまから言われたことは、妻には堪えたかもしれません。
「乳幼児は風呂なんか入らなくてもいい。風呂に入って石鹸で洗うと皮膚の脂分が無くなり弱くなってしまう。週一回で十分」というようなことを言われたのです。
風呂に入るのをやめると、あっという間に良くなりました。
私はもともと化学物質過敏症で中学生からせっけんを使っていなかったし、冬場は2日に一回しか風呂にも入っていなかったので、自分のしていたことが正しかったんだ、ということを再確認しました。
妻は納得いっていなかったですが…
石鹸をやめたらアトピーが治ったのは何故か?
- 皮膚の油を取るのをやめたから
- 皮膚のマイクロバイオームの状態が改善したから
だと思います。
マイクロバイオームとは?
皮膚に住んでいるマイクロバイオームは非常に重要です。
マイクロバイオームとは体内の細菌叢のはたしている役割のことで、最近さかんに研究が行われています。
細菌叢のことはマイクロバイオータと呼ばれています。
腸内のマイクロバイオームは腸内フローラとも呼ばれます。
人の体内に600兆個存在する細菌叢(マイクロバイオーム)は一体なにをしているんでしょうか?
これは自分自身の60兆個の細胞の10倍の数です。
排除していないということは、何かの理由があるはずです。
結論を言うと、マイクロバイオームにおける善玉菌は悪玉菌の増殖を防ぐということと、免疫系にとって重要な役割があるということです。
それ以外にも人体に影響する問題もあるようですが、まだまだ研究中ではあります。
人は細菌無しでは生きていけません。
マイクロバイオームについてのおすすめ本
土と内臓 微生物がつくる世界 デイビッド・モントゴメリー/著 アン・ビクレー/著 片岡夏実/訳
この本の中に
- 細菌を発見した歴史
- 細菌をやっつける抗生物質の発見
- 細菌(伝染病)を防ぐワクチン開発の歴史
- 善玉の細菌が免疫にプラスに働くことを発見した研究
など、細菌のことからさまざまな歴史、そして免疫系のことが詳しく書かれています。
範囲が広く分厚いので読破するのは大変ですが、とても面白い本です。