こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、このような質問がありました。
Q&A:自己免疫疾患や膠原病が治ることはあるんですか？
では、自己免疫疾患や膠原病の原因ってどんなものがあるのでしょうか？
自己免疫疾患や膠原病の原因
自己免疫疾患や膠原病は、遺伝子のスイッチ（エピジェネティクス的遺伝子発現）が関わっているケースもあれば、関わっていないケースもあります。
遺伝子のスイッチの問題があったとしても、なかったとしてもその根本原因を取り除くという意味では同じ事です。
西洋医学では自己免疫疾患の根本原因は不明とされていますが、フィシオエナジェティック検査法で調べると自己免疫疾患（膠原病）の原因として多いのは、
- 歪みによる内臓機能低下（脾臓・副腎・肝臓・胸腺など）
- リーキガット症候群（リーキーガット症候群:小腸粘膜の問題）
- 腸管免疫異常（腸の善玉細菌の減少による）
- 甲状腺機能低下
- 悪玉エストロゲンや環境ホルモン（エストロゲン様物質、毛染めなど）
- 白血球の問題（胸腺機能低下・骨髄の問題・脾臓機能低下など）
- 肝臓機能低下
- 副腎機能低下
- 慢性炎症（顎骨病巣（顎骨骨髄細菌感染）など）
- 感染症（慢性ウイルス感染（ＥＢウイルスなど）、慢性カンジダ感染、胃の慢性細菌感染、膀胱の慢性細菌感染、口腔内嫌気性細菌感染、など）
- 重金属の蓄積 (水銀・ アルミニウム・ フッ素など）
- ワクチン接種
- 栄養不足（ビタミンD、ビタミンB12など）
- 風邪薬や消炎鎮痛剤などの薬剤
- ストレス（精神的問題）
などです。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
遺伝子的要因で環境要因によって遺伝子発現（エピジェネティクス的）に変化があったのかもしれませんし、何かの原因で免疫が暴走してしまったのかもしれません。
基本的にはアレルギーとほぼ同じ仕組みです。
アレルゲンが自分の体の中にある物質ならばアレルギー、自己細胞ならば自己免疫疾患ということです。
当院では自己免疫疾患かどうかの診断は行いません。
ただし自己免疫によって体内に炎症があるという表現はするかもしれません。
これには二つの意味があります。
- 自己抗体ができてしまっている
- 何らかの理由で自分の免疫が自分の細胞や体内成分を攻撃している（免疫の暴走）
自己免疫疾患や膠原病を治すのが難しい理由
リウマチなどの自己免疫疾患や免疫の暴走はある日突然、症状が１００が０になります。
前回「全然良くならない」と言っていた人が、次に「症状がすべてなくなりました」ってなるのです。
そこまで我慢して工夫を続けられた人だけがこの喜びを体験できる。それは本当に突然やってきます。
実はここが難しいポイントなのです。
『酒樽効果』という言葉があります。
『たやすく病気に陥ってしまう限界ぎりぎりまで追い込まれるには、幾つかの要因が絡んでいる。それを酒樽になぞらえて「酒樽効果」といってもよい。樽のヘリすれすれのところまで水を注ぎ込む。なみなみとした水は縁あたりに漂っているが、ぎりぎりのところで踏みとどまり一滴もこぼれない。しかし、ごく少量の水をさらに加えると、水は縁を越えて溢れ出す。自己免疫疾患の患者に例えて、その要因を酒樽に流し入れる。（この先、文章の内容は変えてます）避妊用ピルや化学物質、重金属、ウイルス、などが混ざり合って、酒樽の中身はヘリすれすれのところであふれんばかりになっている。酒樽があふれるきっかけとなる最後の一滴は人によって違う』
実はこの考えは非常に重要になってきます。
自己免疫疾患だけではなく、すべての問題に当てはまるのです。
よくこんな意見を聞きます。
「ちょっと前まで症状はなかったわけですから、ちょっと前に戻せば治るんじゃないですか」と。
この問題は酒樽をイメージすればわかります。
急に症状がでてきたのは、なにかきっかけがあるに違いないと人は思います。
積み上げられてきたもののイメージしにくいのです。
そして急に出てきた症状なので、少し前の状態に戻せば、すぐ治るはずだと思ってしまいます。
急に出てくるのは、ある日突然遺伝子のスイッチが変わったり、自己抗体ができてしまうからです。
でも現実は例えば樽があふれて、アレルギーや自己免疫疾患になった場合、樽の水を少し減らしても、結果はすぐに変わりません。
樽の中を空にして根本原因をすべて取り除けば、時間はかかるかもしれませんが改善します。
※当院では自己免疫疾患や膠原病の診断は行いません。どうすれば良くなるのかをお伝えするだけです。
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