こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の病院に行っても治らない症状専門の自然療法院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、全身性エリテマトーデス(SLE)や肺胞蛋白症(PAP)などの遺伝的な問題に対して内在性ヒトヘルペスウイルス 6B(HHV-6B)が関わるのではないか、と言う記事を見つけました。
『内在性ヒトヘルペスウイルス 6B(HHV-6B)が全身性エリテマトーデス(SLE)や肺胞蛋白症(PAP)の遺伝的リスク因子であることを見出した。また、内在性 HHV-6B をもつ SLE 患者では異なる免疫応答が認められることを発見した。』
https://research-er.jp/articles/view/140529 より引用
肺胞蛋白症(PAP)とは?
肺胞蛋白症(PAP)と言う病気は聞いたことがなかったのでChatGPTに聞いてみました。
肺胞蛋白症(Pulmonary Alveolar Proteinosis, PAP)は、比較的稀な肺の疾患で、肺胞(肺の小さな気泡状の構造)に過剰な量のタンパク質や脂質が蓄積することで正常な肺機能が損なわれる状態を指します。この疾患は、ガス交換(酸素と二酸化炭素の交換)の効率を低下させ、呼吸困難などの症状を引き起こします。
主な特徴
発症機序
肺胞の中に存在するサーファクタント(肺胞を安定させるための脂質とタンパク質の混合物)が適切に分解されず、蓄積することが原因です。この結果、肺胞の働きが低下します。
種類
PAPは主に以下の3つのタイプに分類されます:
自己免疫性PAP(特発性PAP)
最も一般的なタイプで、抗GM-CSF抗体(顆粒球マクロファージコロニー刺激因子)が異常に産生されることが原因です。
続発性PAP
他の疾患(血液疾患、感染症、毒性物質への曝露など)に関連して発症します。
遺伝性PAP
遺伝子の異常(主にサーファクタント関連の遺伝子の変異)によるものです。
症状
息切れや呼吸困難
乾性咳嗽(痰を伴わない咳)
倦怠感や体重減少
酸素飽和度の低下に伴うチアノーゼ(皮膚や唇が青紫色になる)
診断
胸部X線・CT検査
肺に「すりガラス状陰影」が見られることが多い。
肺機能検査
拘束性換気障害が示される。
気管支肺胞洗浄(BAL)
洗浄液において特徴的な白濁や成分異常が確認される。
GM-CSF抗体検査
自己免疫性PAPの診断に有用。
治療
全肺洗浄(Whole Lung Lavage, WLL)
最も効果的な治療法で、片側の肺に生理食塩水を注入して蓄積物を洗浄します。
GM-CSF補充療法
自己免疫性PAPに対する治療法として利用される場合があります。
その他の治療
感染症が原因の場合はその治療、または酸素療法が用いられることもあります。
経過と予後
PAPの経過は個人差が大きく、一部の患者では症状が軽度で自然軽快することがありますが、重症例では呼吸不全を引き起こすこともあります。適切な治療と管理により、予後は比較的良好とされる場合が多いです。
全身性エリテマトーデス(SLE)や肺胞蛋白症(PAP)などの遺伝的な問題
当院の臨床でもヘルペスウイルス属が遺伝的な問題(遺伝子のスイッチ)に影響しているのでは、と思わせるようなフィシオエナジェティック検査での臨床は多いです。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
例えば、
- EBウイルス(エプスタインバーウイルス=HHV-4)はすべての自己免疫疾患に関与していると思われます。
- 口唇ヘルペスウイルス(単純ヘルペスウイルスⅠ型=HHV-1)はアルツハイマー病やパーキンソン病などの脳の免疫疾患に関与している可能性があります。
- 遺伝的な問題に影響し癌(悪性腫瘍や白血病、悪性リンパ腫)を引き起こすことがあります。
など、遺伝的な問題(遺伝子のスイッチ)に関わっているのではないか、と思われる例は多いです。(※当院のフィシオエナジェティック検査では遺伝子のスイッチに影響しているのかどうかは判別できません)
ただこれらのヘルペスウイルスはほとんどの人が感染し、一生住み続けるウイルスですので持っているからと言って発症するわけではありません。
免疫力が落ちて慢性的に活性化したり、プラスアルファの要因が加わった時に遺伝子のスイッチが変化するということです。
当院ではその原因を無くしていくことで、例え遺伝子のスイッチの変化があったとしても、元に戻せる可能性はあると思っています。
脳の疾患は変性してしまうと元の戻すのは大変ですので、早期に対応することが重要ですね。