こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、ピロリ菌に関するこのような記事を見つけました。
『ピロリ菌は口から感染し、菌は胃の中で生息する。この感染は慢性胃炎、消化性潰瘍、胃がんなどと関連している。多くの場合、小児期に感染すると言われていて、衛生環境によっては家庭内感染も認められる。』
https://news.yahoo.co.jp/articles/192cbf28234a4fbe4d880611f0530af4053f7211 より引用
ピロリ菌は日本人の半分くらいの人が持っていると言われている細菌です。
胃がんの原因になるということで有名ですね。
陽性が出ると除菌する人がほとんどです。
でも除菌したほうが良いのでしょうか?
よく考えてみてください。
ピロリ菌は悪玉菌であって病原菌ではありません
結論から言うと、ピロリ菌は悪玉菌であって病原菌ではありません。
役割があるのでヒトは完全に排除していないのです。
病原菌であれば残らず駆除されるはずです。
ピロリ菌は悪玉菌ですので、乳酸菌などの善玉菌とバランスがとれていれば役に立つ細菌ということです。
胃のも多くはないですが特定の乳酸菌がすんでいます。
強酸性の環境では悪玉菌の増殖は抑えられていますが、酸度が減ると増えます。
ピロリ菌が自己免疫疾患(膠原病)を予防する!?
なぜ人はピロリ菌を完全に排除しないのでしょうか?
ピロリ菌かの役割があるということですね。
実はピロリ菌がいることによって病気の予防にもなることがわかってきています。
- ピロリ菌がいるほうがアレルギーや自己免疫疾患になりにくい(免疫に関与している)
- ピロリ菌がいる人ほど逆流性食道炎が起こりにくい
- ピロリ菌がいる人ほど喉頭がんや食道がんになりにくい
でも…
増えすぎると胃癌の原因になります。
つまり、善玉菌と悪玉菌のバランスがとれていれば役に立つということ。
現代の医学では、ピロリ菌を除菌することにより胃がんが減ることだけを見ていて、食道がんや自己免疫疾患が増えることについては全く見ていません。