こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、フィシオエナジェティックで外国の方を診たときに日本人にはあまり出ない反応がありました。
それは、
- ヨウ素不足
- 鉄不足
- フィチン酸不耐性
です。
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ヨウ素不足が日本人に少ないのは、本来消化吸収しにくい海藻類を消化する腸内細菌がいるからと言われています。
海外ではヨウ素が不足しやすいので、食塩にヨウ素が添加されていたりします。
鉄不足が海外の人に多く、日本人には少ないのかは臨床例が少なくわかりませんが、日本人が鉄不足でも鉄を取らない方がいいのには理由があります。
フィチン酸とは?
フィチン酸(phytic acid)は生体物質の1種で、イノシトール-6-リン酸(略称は IP6)と呼ばれる化合物です。
ビタミンBの仲間でビタミンBの中に入れられることもあります。
植物では主に種子に結晶化した状態で蓄えられ、次世代に三大栄養素の一つであるリンを受け渡すために存在する物質です。
種子の中では鉄や亜鉛と結合した状態で存在し、それらのミネラルも同時に次世代に渡す重要な役割を果たしています。
フィチン酸の効果
フィチン酸には効果があります。
- エネルギーの原料であるリンの供給源
- 体の有害物質を排出
- 血栓症を予防
- 高カルシウム尿症を予防
- 血液不調を改善する
など。
フィチン酸を含むもの
フィチン酸を含むものとしては、
- 玄米(米ぬか部分)
- ごま
- 全粒小麦
- 大豆
- インゲン豆
- とうもろこし
- ナッツ類
などがあります。
フィチン酸不耐性
フィチン酸はミネラルと強く結合し、複合体を形成する性質があります。
特に、銅、亜鉛、コバルト、マンガン、鉄、カルシウムに結合しやすいといわれています。
ミネラルと結合し水に溶けにくい物質(フィチン酸塩)になると考えられています。
つまり、そのまま体内に吸収される事無くフィチン酸がミネラルと結合したまま体外へと排出される事になります。
そのフィチン酸の影響を受けやすい方がフィチン酸不耐性ということになります。
フィチン酸の影響を防ぐ
フィチン酸の影響を防ぐ方法があります。
- 発酵させる(例えば大豆は発酵させたもの(醤油や味噌)は影響が減ります)
- あく抜きをする(長時間水にさらす、煮る、など)
- ビタミンCを摂取する
- 腸内環境を良くする
- 消化吸収を良くする
なぜ日本人にはフィチン酸不耐性が少ないのか?
もしかしたら腸内細菌の影響かもしれません。