こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
牛乳が体に悪い、という情報はたくさんあります。
それは何故なのでしょうか?
牛乳は体に悪い?
牛乳は体に悪いというデータはたくさんあるのですが、その中で乳製品をたくさん摂る国に方が骨粗しょう症になりやすいというデータがあります。
さまざまな説があるのですが、そのうちのいくつかを説明します。
牛乳に含まれているリン
牛乳には母乳に比べてリンという物質がたくさん含まれています。
リンはカルシウムを溶かしてしまうという説があります。
カルシウムとマグネシウムのバランス
牛乳にはカルシウムはたくさん含まれているのですが、マグネシウムという物質はあまり含まれていません。
マグネシウムのほとんどは骨に含まれています。
骨の中では常にマグネシウムとカルシウムがバランスをとっています。
カルシウムが多すぎマグネシウムが少なすぎる状態になると、骨の中のカルシウムが血液中に流れます。
血液中に流れたカルシウムは排泄されずに問題を起こします。
- 血管にたまって動脈硬化を起こす。
- 筋肉に溜まって筋肉を硬くし「スパズム:つり」や肉離れ
- ギックリ腰・肩こり・こむら返りの原因になる。
- 心臓に溜まって不整脈や心不全の原因になる。
- 骨に引っ付き変形性障害(骨棘など)の原因になる
- 靭帯に溜まって、靭帯を硬く(骨化)させ、関節炎などの原因となる。
など。
カルシウム製剤(カルシウムサプリメント)が心疾患との関わることがわかっており、アメリカではカルシウムには必ずマグネシウムを入れるように通達が出ています。
⇒ カルシウムとマグネシウムのバランスについて詳しくはこちら
カルシウム/マグネシウムサプリメント
乳糖を消化できない
日本人の95%以上は乳製品に含まれる乳糖を消化する酵素を持っていないために、消化吸収することが出来ません。
そしてアレルギーになりやすいために、腸の環境を悪化させ、他の栄養素の吸収も阻害してしまいます。
カゼイン不耐性
乳製品に含まれるたんぱく質であるカゼインは、結合組織に炎症を起こすことがあります。
靭帯が劣化し怪我しやすくなるかもしれません。
マグネシウムを摂取すべき
牛乳は胃酸を中和させてしまうので、ビタミンB群やミネラル(マグネシウム、亜鉛など)の吸収を阻害してしまう可能性もあります。
これらのことが考えられますので当然、骨粗しょう症の人はカルシウムだけの摂取は厳禁です。
マグネシウムを補給すると、他の場所に溜まっていたカルシウムが骨に戻ります。
当然、スポーツ選手は身体を硬くしてしまうのでダメです。
マグネシウムサプリメント
その他の問題点
放射性物質の問題でも取り上げられていますが、牛乳は牛が摂った有害な物質が濃縮されて出てきます。
人間にも同じ問題はあるのです。授乳中は薬を飲んではいけない、カフェインをとってはいけないという暗黙のルールがあります。
ところが牛は農薬まみれの牧草を洗うこともなく食べます。
授乳中でも薬は投与されます。
農薬や薬だけではなく、もちろん放射性物質も濃縮されてミルクとして出てきます。
酪農家の皆様が悪いわけではありません。ルール・基準が間違っているのです。
当然、牧草の残留農薬の問題や放射性物質の問題、薬の投与については厳重な管理が必要なのです。
授乳中に薬を飲むなんてとんでもないことなのです。
牛乳中のホルモン様物質の影響
牛乳には子牛が育つための成長ホルモン(IGF-1)やエストロゲンなどのホルモンが含まれています。
これらのものは大人が摂取すると乳ガンなどの発がん性が疑われています。