大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は牛乳などに含まれている乳糖の問題、乳糖不耐性についての話題です。
乳糖不耐性とは?
日本人は牛乳に含まれている乳糖を消化する酵素ラクターゼを8割以上の人が持っていないと言われています。
ラクターゼを作れない人のことを「乳糖不耐性」といいます。
もともと哺乳類は大人になると乳糖を消化できなくなります。
大人の哺乳類はお腹がすいても乳を摂取しません(飼われている哺乳類は人間と一緒で五感が衰えているため飲むこともあります)。
人間の場合、ほとんどの人が4歳になると乳糖を分解するラクターゼという酵素を作れなくなります。
その理由ははっきりわかっていません。
ホルモンの問題があるのかもしれません。
ですので大人が乳を摂る事にはリスクがあると考えられます。
乳製品のリスク
乳製品のリスクには下記のようなものがあります。
- 乳製品アレルギー
- 逆に乳製品が欲しくなります。デザート(スイーツ)が好きになります。
- 成長が遅い(子供っぽい体系、若く見える、赤ちゃんのような柔らかい脂肪がまんべんなく付く)
- 便秘、下痢、便秘や下痢を繰り返す。
- 疲労感や体調不良
- 小腸や結腸(大腸)の問題、リーキガット症候群(リーキーガット症候群)
- アレルギー体質
- 体重が増えない
カゼインの問題
乳製品には乳糖の他にカゼインの問題があります。
カゼインというたんぱく質が十分に分解されないと、それらはカソモルフィンといったペプチドの状態で消化管に残ることになってしまいます。
このカソモルフィンは、モルヒネと非常に良く似た性質を持つため乳製品の中毒になるのです。
で結局、乳糖不耐性は健康に影響するのでしょうか?
乳糖を消化できないことは、健康にとって何の問題もないという意見もあります。
乳糖を消化する酵素を持っていないモンゴルの遊牧民やアフリカの原住民が、お腹を壊さないし腸内環境が非常にいいということです。
この先生は、牛乳の問題点もきちんと指摘したうえで、乳糖は身体に悪いのか、を考えておられます。
今から言うことは私の個人的意見です。
だからと言って日本人は乳糖をとってもいいのか、ということです。
例えば、日本人は海藻類を摂ってもお腹を壊しませんが、欧米人は海藻類を取り過ぎるとお腹を壊すそうです。
これはマイクロバイオーム(腸内細菌叢)が違うからです。
例えば、日本人だけが海藻類を消化する腸内細菌を飼っていることがわかっています。
同じようにモンゴルやアフリカの人も、乳糖を分解する腸内細菌(善玉菌)を飼っているのではないでしょうか?
日本人は乳糖を分解する腸内細菌(善玉菌)がいないので、乳糖を摂るとカンジダ菌などの悪玉菌のエサになってしまいます。
その他、乳製品を避けた方が良い理由
その他、乳製品を避けた方が良い理由としては、
- 牛乳のタンパク質の80%を占めるカゼインは、人間の母乳のタンパク質であるアルブミンと違い、非常に粗くかつ粘り気があるため、腸から吸収しにくい。またそのため腐敗を起こしやすい。リーキガット症候群(リーキーガット症候群)の原因にもなるためアレルギーの原因にもなる。
- 牛乳のカルシウムはカゼインと結合したタンパク結合型カルシウムであるため、とても吸収しにくい。また、骨につくのに必要なマグネシウムが少ない。そのためかえってカルシウム不足を起こし骨粗鬆症のもとになる。
- リンというミネラルが多いため、逆にカルシウムを排出する原因になる。
- リーキガット症候群によって体のいたるところでカルシウムの沈着がおき、動脈硬化、胆石、腎臓結石。膀胱結石、尿管結石、白内障などを起こす。靭帯に沈着して靭帯を硬化させ膝関節症や五十肩などの関節痛の原因ともなる。
- カルシウムが筋肉に溜まって筋肉を硬くし「スパズム=つり」や肉離れ・ギックリ腰・肩こり・こむら返りの原因になる。
- ホルモンが含まれているため、肝臓に負担をかける。悪性腫瘍(乳がん・前立腺ガン)の確立を上げるかもしれない
- 乳製品に含まれているたんぱく成分が、人の体の組織(血管や関節)と似ているため、自己免疫疾患(血管炎や関節炎)になりやすい。
などがあります。
乳製品に関するおすすめ本
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