こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は薬害に関する本のご紹介です。
『ベンゾ系睡眠薬・抗不安薬からの安全な離脱方法』
ベンゾジアゼピン情報センター(著)
ベンゾ系睡眠薬・抗不安薬からの安全な離脱方法 改訂版: ~ムチャな減断薬に意味はない~
今回は少し特殊な本のご紹介です。
ベンゾジアゼピン系睡眠薬・抗不安薬の離脱症状はとても怖い
ベンゾジアゼピン系睡眠薬・抗不安薬の離脱症状はとても怖いんです。
ベンゾジアゼピン系という睡眠薬や抗不安薬(精神安定剤)、抗てんかん薬な度で使われます。
ベンゾジアゼピン系の離脱はとても難しいんです。
日本におけるベンゾジアゼピン系の使用者は約700万人だそうです。
ベンゾジアゼピン系は神経伝達物質ギャバを増やす
ベンゾジアゼピン系は神経伝達物質ギャバを増やす作用があります。
ギャバは抑制系神経伝達物質で興奮系神経伝達物質ドーパミンやグルタミン酸(ギャバの材料)を抑制します。
ベンゾジアゼピンの離脱症状
ベンゾジアゼピン系の離脱症状は多岐にわたりますが、超簡単に説明すると自律神経失調症です。
脳の機能に影響するだけではなく、興奮系神経伝達物質により交感神経系が過剰に働き副交感神経系は抑制されることにより様々な自律神経症状を引き起こすのです。
この本に書かれている説明とは少し違いますが、
ギャバを増やすベンゾジアゼピン系を増やす ⇒ 受容体の変化 ⇒ ギャバの必要量が増加 ⇒ ギャバが足りなくなる ⇒ ギャバが不足しグルタミン酸が過剰になる ⇒ 離脱症状
つまり薬を増やしていかないと薬をやめなくても離脱症状が起こります。
- うずきと痛み
- 動揺、落ち着かない
- アカシジア
- 不安、恐怖とパニック発作
- かすみ目
- 胸痛
- 離人症
- 抑うつ
- 自殺念慮
- 現実感喪失
- 下痢
- 瞳孔拡大
- めまい
- 複視
- 口が乾く
- 不快
- 頻尿
- 優柔不断
- 不眠症
- 集中力低下
- 記憶と集中の障害
- 食欲不振と体重減少
- 味覚障害
- 失語
- 気分変動
- 筋痙攣、筋肉痛、筋攣縮
- 吐き気と嘔吐
- 悪夢
- しびれ
- 強迫性障害
- 電撃の感覚
- 血圧上昇
- 疲労と衰弱
- インフルエンザ様症状
- 胃腸の問題
- 聴覚障害
- 頭痛
- 火照りや寒気
- 嗅覚過敏
- 高血圧
- 入眠時の幻覚
- 触覚に対する過敏
- 音に対する過敏
- 角質減少
- 偏執病
- 止まっているものが動くような知覚
- 光りで目が痛い
- 起立性低血圧(立ちくらみ)
- ムズムズ脚症候群
- 頻脈
- 耳鳴り
- 振戦(ふるえ)
- 視覚障害
- 混乱
- 発作
- せん妄
- 幻覚
- 殺人願望
- 暴力
などなど。
これらの症状はベンゾジアゼピン系の服薬が長期になると、摂取をやめなくても起こるのでどんどん服用量を増やしていくことになるのです。
開業当時、私がまだ未熟だった頃「ドクマチールという薬やめたほうがいい」と言ってしまった事があります。
私を信じてやめたクライアント様は錯乱状態になり救急車で運ばれました。
それ以来、基本的には薬をやめたほうがいいと言うことはありません。
結局、患者様から治らないからと言う理由でキャンセル。
薬の問題をもう少し説明できないか、薬の減薬についての方法を勉強しなきゃと思い、見つけた本を購入。
減薬治療をしている病院もあるそうですが、実際に摂取していて減薬したいと思われている方は試してみる価値はあります。
※当院で指導することはできません。自己責任で願いします。