こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
以前テレビ番組で、血糖値を下げ血管を若返らせる温泉についての放送がありました。温泉についてちょっと勉強してみようかと思い購入。
「 温泉で健康になる」
発行所:岩波アクティブ新書
著者 : 飯島裕一
定価 : 700円(+税)
温泉で健康になる (岩波アクティブ新書)
酸性泉とアルカリ泉
温泉には酸性泉・アルカリ泉・硫黄泉・炭酸泉などがあります。
それぞれに効能があり、昔から「湯治」という言葉があるように効果が認められてきました。
血糖値を下げる酸性泉
酸性泉が血糖値を下げるとのことでしたが、酸性泉とは酸性度の強い温泉のことです。
群馬県の草津温泉や万座温泉などが酸性泉の代表格です。
特徴は強い硫黄臭に湯の花がある黄色味がかったお湯です。
それではなぜ酸性泉に入ると血糖値が下がるのでしょうか?
この番組の解説よると、酸性泉には亜鉛、銅、クロムなど微量元素が沢山溶けていて、それらがインスリンの作用を高めるのだそう。
この本によると、酸性泉は強い抗菌作用があるので皮膚病にも効果があるそうです。
収れん作用があり、お肌を引き締めてくれるそうです。ただし「湯あたり」するので注意が必要です。
毒素の浄化にアルカリ泉
アルカリ泉は肌の脂を溶かし、角質層を軟化させるため、肌がスベスベします。
ただし脂が無くなると乾燥するので、上がる時に真湯で流したほうがいいとのこと。
日本三大美人の湯として知られてい川中温泉(群馬)、龍神温泉(和歌山)、湯の川温泉(島根)は、すべて弱アルカリ泉です。
皮膚は弱酸性ですので、皮膚にとっては弱酸性が一番刺激が少なくいいのですが、週一回くらいアルカリ性のお湯を使うといい、という話しを聞いたことがあります。
毒素の浄化になるそうです。
もちろん毎日入ると脂が無くなり肌が荒れるので週一回で十分です。
硫黄泉
硫黄をたくさん含む硫酸泉は、まさしく硫黄効果。
硫黄はコラーゲンやヒアルロン酸やグルコサミンなどの合成に使われますので肌の問題や関節の問題、血管の問題などに効果があります。
入浴剤としてはエプソムソルトという硫酸マグネシウムという物質が欧米では良く使われます。
インターネットで簡単に手に入ります。
エプソムソルト(硫酸マグネシウム)を入浴剤として使うこともできます。エプソムソルトは欧州では多い温泉成分です。
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マグネシウムの効果もありますので、筋肉疲労や便秘、そして解毒にも効果がありそうですね。
炭酸泉
一番簡単なアルカリの湯は重曹を使います。重曹を入れるだけでアルカリ泉の出来上がり!!
それにクエン酸を入れると炭酸泉の出来上がりです。
当然アルカリは中和されますが、炭酸泉としての効果が期待できます。
炭酸泉の効能は血行促進効果です。
クエン酸だけだと酸性になります。
殺菌効果があるので白癬菌や体臭予防に効果があるかもしれません。
重曹やクエン酸は安価で手に入りますので、入浴剤として気分や状態によっていろいろ変えて使えますね。
なお塩分が多い温泉は保温効果があるそうです。傷の殺菌や治療にもいいかもしれません。
番組では、炭酸泉を飲用することで便秘が解消される、という実験ですごい結果が出てました。
この本には、飲用すると胃の粘膜の血行を良くし食欲を高め、消化活動を助ける、と書いてあります。
胃酸不足の方にはいいかもしれませんね。
炭酸水にレモンなんかを入れるとより胃酸が刺激され、消化が促進するかもしれません。