トラウマのほとんどは記憶から消えています～記憶のないトラウマ～

こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法治療院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。

当院のフィシオエナジェティック検査で心理的問題がたくさん出ても、

「心理的問題なんて心当たりがありません」

と言われることがあります。

当然と言えば当然なのですが、説明が難しいですね。

トラウマのほとんどは記憶から消えています

なぜ「心理的問題なんて心当たりがありません」ってことになるんでしょうか？

それは、トラウマのほとんどは記憶から消えているからです。

この問題にはいろんな意味があります。

１、本当に大きなトラウマというのは記憶を消している（解離：トラウマが大きすぎて記憶を消さないと生きていけない）

例えば、私の場合、記憶の消え方がひどいので、自覚はあります。

中学１年くらいから高校２年くらいまであまり記憶がありません。

私の場合は範囲が広いので自覚はありますが、一回のトラウマの記憶で一日抜けているくらいのことであれば自覚はないと思います。

実際には潜在意識に固定され顕在意識は引き出せなくなっているが、トラウマ反応だけは起こるので厄介です。

自分自身では何が原因なのかがわからないのです。

２、出生前のトラウマ（胎児期のトラウマ）

GDJ / Pixabay

出生前のトラウマには大きくは２種類あります。

自身が体験したトラウマ

1つは自身が胎児期に経験したトラウマです。

これにも二つあります。

子宮内での体験（トラウマ）

出産時の体験（トラウマ）

母親のトラウマ

２つ目は母親のトラウマです。

お腹の中にいるときはまだ自我が芽生えていませんので、母親と一体化しています。

母親が受けたストレスやトラウマを自分自身のことのように記憶してしまうのです。

当然その記憶は普通３歳を超えると引き出せなくなるので、トラウマだけが潜在意識に残ってしまうのです。

３、物心ついていない幼少期のトラウマ

皆様、何歳くらいから記憶がありますか？

普通は４～５歳くらいだと思います。

それまでに経験したトラウマはほとんどが消えてしまっているということになります。

でも潜在意識には残っているので大変です。

４、潜在意識的問題であるため、顕在意識は気づいていない

なんだかわからないけど、自分がこういう行動をしてしまう。

自分でもなんでなんだろう、と思うことはありませんか？

これは潜在意識的な問題ですね。

自分ではわからないフィルターがかかってしまうので、自分でもわからないんです。

知らぬ間に生きていくために仕方なくたくさんのフィルターを付けてしまっているのです。

知らぬ間についたフィルターは自身の行動を知らぬ間に制限してしまいます。

５，トラウマを乗り越えていると思ってはいるが実は貯め込んでいる

トラウマを乗り越えていると思ってはいるが実は貯め込んでいるケースも多いですね。

貯め込んでいると一気に爆発、なんてこともあるかもしれません。

貯め込んだエネルギーが内臓疾患などにつながるケースもあります。

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