エストロゲンは炎症ホルモン～エストロゲンは魔法のホルモンではありません～

こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。

女性ホルモンであるエストロゲンは魔法のホルモンではありません。

いつからエストロゲンが魔法のホルモンであるかのように誤解されるようになったのでしょうか？

エストロゲンは炎症ホルモン～エストロゲンは魔法のホルモンではありません～

結論を言うとエストロゲンは炎症ホルモンです。

でも女性は炎症がないと、

のです。

本来はエストロゲンが少ないほど健康なのです。

「えっ、そんなわけない」

と思う方がほとんどだと思いますが現実は、

のです。

なぜ女性のがんは若い人が多いのでしょう？

自己免疫疾患はなぜ女性の方が多いのでしょう？

それはエストロゲンが炎症物質であるからです。

さらに現代は外からエストロゲン様物質がたくさん入ってくることも問題です。

など。

では何故ヒトを含む動物はエストロゲンを利用しているのでしょうか？

環境や動物学の研究者はエストロゲンを現代の常識とは違った見方で見ています。

動物学的植物エストロゲンの役割

動物学的にいうと「雨の少ない年は大豆などの植物エストロゲン濃度が上がり、それを食べた動物は子どもができなくなる」という説があります。

それはこの本の中に書かれています。

『動物たちの自然健康法』

動物たちの自然健康法―野生の知恵に学ぶ

この本には天然のエストロゲンがいかに不妊の原因になるのかが書かれています。

例えば大豆は雨量が少なくなると含まれる植物エストロゲンの濃度が上がり、妊娠しにくくなるようです。

これは食料が少ない時にたくさん子どもができないように環境の中でコントロールされているってことです。

すごいですよね。

この植物エストロゲンは女性だけではなく、おそらく男性側にも影響しています。

結果、大豆などの植物エストロゲンを取りずぎると、妊娠できなくなる可能性があるのです。

逆だと思っている人も多いのではないでしょうか？

環境学的な植物エストロゲンの役割

環境学的にいうとエストロゲンは「捕食者を減らすために植物がつくる化学物質」という説があります。

大豆などの植物エストロゲン以外にもエストロゲンによく似た化学物質がたくさんあります。

エストロゲンによく似たエストロゲン様物質は「環境ホルモン」の一種です。

その環境ホルモンについて書かれた本をご紹介します。

エストロゲン様化学物質（環境ホルモンの一種）

『奪われし未来』

奪われし未来増補改訂版 [ シーア・コルボーン ]

この本にはダイオキシンやPCB、DDTなど過去に大きな問題になった環境ホルモンについての話しが大部分です。

これらの物が環境や動物・人に与える影響について大勢の研究者の研究によって証明され、最終的には使用禁止になったのですが、それを証明するのに時間がかかるんです。

それにこれだけ大きな環境の影響ですら時間がかかるのですから、少し小さな問題だと長時間かけて環境に影響していく可能性がありますし、気づかれないこともあると思います。

環境ホルモンについて多大な影響を与えるものは禁止になってきていますが、いまだたくさんの化学物質が影響している可能性があります。

現在、エストロゲン様物質について疑いがかけられているものもたくさんあるのですが、個人的にはヘアカラーに含まれるエストロゲン様物質は強力だと思っています。

当然のことながら日本で乳がんが増えている一因としてヘアカラーや毛染めがあると思っています。

もちろんそれだけではありませんが。

そのエストロゲンやエストロゲン様物質を肝臓が代謝しきれないとさらに大きな問題につながることもあります。

エストロゲンの曝露期間が長ければ長いほど乳がんになりやすいこともわかっていますが、これは子どもを産まない人の方が乳がんになりやすいってことです。

エストロゲンは魔法のホルモンではないことをわかっていただけましたでしょうか？

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