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リンパの流れが滞ると免疫力が落ちます『腸のリンパを流せば、病気が逃げだす』

投稿日:2021年2月19日 更新日:

こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。

リンパの流れが滞ると免疫力が落ちます。

腸のリンパ
腸のリンパを流せば、病気が逃げだす

 

著者の大橋先生は生理学の専門書(教科書)を書いているくらいのすごい先生なのですが、専門的なことを非常にわかりやすく書かれています。

オステオパシーという整体法ではリンパの流れはとても重要視されているのですが、私が勉強してきたカイロプラクティックにはそういう考え方がないために私自身、あまり詳しくないので勉強になりました。

⇒ オステオパシーについて詳しくはこちら

 

皆さんはリンパの流れと言えばむくみの原因になる部分を想像すると思います。

しかしリンパは老廃物を回収するだけの機能ではありません。リンパ系には他にも機能があります。

 

 

リンパの役割

リンパ管とリンパ節
リンパの流れ

 

  • 組織から余剰になった液(水分)を回収する
  • 消化吸収された脂質(脂肪分)を循環系まで運ぶ
  • 免疫担当細胞(リンパ球、単球、抗体を産生する形質細胞)の産生

など。

 

この本は特に免疫の要になる腸のリンパに焦点を当てています。

腸のリンパの流れが悪くなると便秘になります。

腸のリンパの役割のひとつは、腸内細菌や食物からもらった免疫の情報を腸管の壁にあるパイエル板(リンパ節様構造)にいるリンパ球を使って血液に送り届けることです。パイエル板には悪玉菌を食べるM細胞が常に待ち構えていて、なおかつIgAという抗体を外に飛ばして毒素を中和します。

パイエル板を含んだリンパ節やリンパ節様構造体には、全身のリンパ球のうち6~7割が集積しています。

リンパ節様構造体とは広義ではリンパ節ではありませんが扁桃腺のようなものです。

回腸の出口と大腸が虫垂も「腸の扁桃腺」と呼ばれリンパ節様構造体になっています。

小腸は腸間膜という膜で後ろ側の腹壁と繋がってます。

この腸間膜にもリンパ節がたくさんあります。

 

一般的リンパ管の役割

「リンパ管」が排水路と言われるのは、組織間隙にたまった水を回収し、排水する作用があるからです。

細胞が生きていくためには酸素と栄養が必要です。それを全身の細胞に送り届けているのが血液です。

心臓から送り出された血液は動脈を通って、最後は細かく枝分かれして毛細血管になります。

毛細血管は細胞と直接ひっついてませんので、組織間隙に酸素と栄養を渡します。細胞はそこから必要な酸素と栄養を受け取り、二酸化炭素などの老廃物を交換します。

組織間隙にたまった水を毛細血管が回収し血液の中に戻します。

 

アルブミンの役割

ここで重要なのがアルブミンというタンパク質です。

アルブミンというタンパク質は、周りから水を引っ張る能力が高く、また細胞の切れ端や老廃物をくっつける「付着性」があります。

血液はアルブミン濃度が高いので、組織間隙の水や老廃物を血液に回収できまるのです。

アルブミンはリンパ系の中でも老廃物をくっつけますが、さらに免疫を担当する細胞であるリンパ球を引き寄せ全身に流す働きもします。

アルブミンは肝臓で作られます。肝臓で作られたアルブミンは肝臓のリンパ管から乳糜槽(にゅうびそう)に送られ胸管を経て血液に出て行き全身に運ばれます。

 

老廃物の回収

回収された老廃物は静脈を通って心臓に流れていき、さらに肺で二酸化炭素は身体の外に捨てられます。

毛細血管に吸収されず細胞間隙に残ってしまった1~2割の水を回収するのがリンパ管です。

リンパ管が水を回収し最終的には頸のところで血液に戻されます。

細胞間隙にたまった水は毛細リンパ管に回収され合流して壁に筋肉を持った集合リンパ管に流れていきます。

 

リンパ節

集合リンパ管から流れていったリンパ液は、リンパ節に流れ込みます。リンパ節は膝の裏、鼠蹊部(そけいぶ・鼡径部)、など体の中に600個ほどあります。

リンパ節は網の目のようになっていて、免疫機能を担っている白血球がたくさん住んでいます。

骨髄で造られ胸腺で成熟したものをT細胞、小腸回盲部のパイエル板などで成熟したものをB細胞と呼ばれます。

リンパ液は酸素が少なく、リンパ球も酸素が好きではないためリンパ球はリンパ節で休憩します。

体中のすべてのリンパ球のうち、6~7割のリンパ球は、回腸から大腸のところのリンパ節やリンパ節様構造の中に休憩しています。大腸も酸素が少ない場所なのでリンパ球がとても住み着きやすい環境です。

 

乳糜層

リンパ節を通ってお腹の真ん中にある「乳糜槽(にゅうびそう)」に流れていきます。下半身からのリンパ液はすべていったんこのタンクに集められます。

乳糜槽(にゅうびそう)
リンパの流れ

 

乳糜槽(にゅうびそう)を通ってさらに上に流れ、胸にある胸管を通って左側鎖骨の下まで流れ、そこで静脈に合流します。

 

その他のリンパの役割

小腸の絨毛にある毛細リンパ管から脂肪分は吸収されます。乳糜槽(にゅうびそう)は白濁している脂肪分からそう呼ばれています。

腎臓の髄質には濃度調節機能を果たすためリンパ管がありません。

心臓より上は起きているだけでリンパ液が流れます。ですので脳、目、耳は逆に水分が流れ出すと困るので、独自に水分を作って回収して循環させる仕組みを持っています。

 

腸のリンパの流れが悪くなると

  • 脂質の吸収ができなくなります。
  • 水分の吸収ができなくなります。
  • 便秘になります。
  • 免疫力が落ちます

夜寝る意味の一つとしてリンパ液を流し、免疫を働かせるという意味もあるのです。

このように考えていくと腸というのは重要な役割をしていることが良く分ります。

リンパの流れに対して手技やエネルギー的対処をすることもありますが、ほとんどは腸の問題や肝臓の問題が原因になっていますので、根本はそこから治していく必要がありますね。

 

※当院でおこなうフィシオエナジェティック検査は医学的な検査ではありません。どうすれば解決するのかはわかりますが、診断は基本的には行いません。あくまで診断については医療機関でお願い致します。

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