こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅のホリスティック療法治療院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
巷では免疫力という言葉をよく聞きますね?
では免疫力って何なんでしょう?
免疫力とは生体の防衛システムで、病気に対する抵抗力のことをいいます。
免疫力が落ちると日和見菌が悪さをする
主にこの2つの機能のことを免疫力といいます。
- 「自己(自分自身の本来の細胞など)」と「非自己(抗原=異物・自分の体の外から入ってきたカビ・細菌・寄生虫やウイルスなど)」を区別し、「非自己」を攻撃・殺傷・排除すること
- ガン細胞などの変質した「自己」を攻撃・殺傷・排除すること
免疫力が低下するとでうなるのでしょうか?
免疫力を考えるにあたって、まずは「日和見感染」について説明するとわかりやすいので説明します。
日和見感染とは、ふだんは人の体の中に存在していてもほとんど症状を示さない弱い病原体が、何らかの理由により異常な増殖を始めた結果、様々な症状を起こす感染症のことです。
何らかの理由とは免疫力が低下した場合がほとんどですが、それ以外にも原因があります。
その理由については後ほど説明します。まず日和見感染を起こす日和見菌について説明します。
免疫力低下を起こす病気の合併症を統計順にあげてみます。
- カリニ肺炎(真菌=カビ)
- カポジ肉腫(ヘルペスウイルスの一種)
- カンジダ食道炎(真菌=カビ)
- サイトメガロウイルス(ヘルペスウイルスの一種)
- 単純ヘルペスウイルス(口唇ヘルペスウイルスなど)
- クリプトスポリジウム(原虫:寄生虫)
- トキソプラズマ(原虫:寄生虫)
インフルエンザなど通常、体の中にはいない急性の症状を起こす強い病原体は含みません。
このような強い病原体は少しでも体の中にいると問題を起こすので、一気に免疫力が働くので急性の症状をおこし、一気に退治してしまいます。
日和見感染は毒性は弱いですが免疫力低下によりじわりじわりと数を増やし症状を引き起こすので、症状が出るころには重症化していることが多いのです。
上の統計をみてください。
真菌・ウイルス・寄生虫などは日和見菌ですから、だれの体の中にも住み着いている常在菌と言えます。
寄生虫の話をすると、皆ビックリします。「日本は清潔な国なので、寄生虫なんていないのは?」と思っている方も多いと思います。
答えは×です。
急性の症状を起こす、飲料水で感染する赤痢などの寄生虫感染が少ないだけで、急性の症状をおこさない日和見感染は非常に多いのです。
日本は海外では寄生虫の多い国と思われています。
なぜなら生の魚を冷凍もせずに食べているからです。海外は寄生虫対策として冷凍を義務化している国も多いそうです。
世界各国に民間療法として「虫下し」療法があります。
日本も昔は常備薬として必ず家にあったそうです。なぜなくなってしまったのでしょう?
日和見菌を増やす原因である免疫力低下を起こす原因としては
日和見菌を増やす原因である免疫力低下を起こす原因としては、
- 歪みによる臓器(胸腺・脾臓・肝臓・甲状腺・副腎など)の機能低下
- 免疫に関わる臓器の病気による(胸腺、脾臓、肝臓、骨髄、甲状腺機能低下・副腎疲労など)
- 栄養不良・栄養吸収不良
- 抗がん剤、免疫抑制剤(ステロイドなど)の使用
- 腸管免疫異常
- 抗生物質の大量・長期使用
- 感染症(細菌・真菌(カビ、カンジダ菌)・ウイルス)による免疫力の疲弊
- 活性酸素による(活性酸素はコーヒー・タバコ・アルコール・白砂糖・精神的ストレス・激しい運動・紫外線・添加物などにより発生します)
- ホルモンバランスの崩れ
などが考えられます。
その他に日和見菌を増やす原因としては
その他に日和見菌を増やす原因としては、
- 点滴による栄養補給(カンジダ菌を増やします)
- 甘いもの(糖質:炭水化物)の食べすぎ(カンジダ菌を増やします)
- ホルモン療法やピル療法(カンジダ菌を増やします)
- アルコールや除菌剤による過度の除菌
- 善玉菌の殺菌
などがあります。
日和見感染から身を守るには上記の項目を気をつけることが重要です。
原因不明の免疫力低下でお悩みの方、是非ご相談ください。