こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は本屋さんでタイトルを見て思わず購入してしまった本をご紹介します。
『腰痛の9割は水で治る』
高橋洋平著
梅津拓史監修
かんき出版
1430円
腰痛の9割は水で治る 1万人を診た治療師が教える [ 高橋 洋平 ]
内容は?な部分も多いですが、タイトルや目の付け所が素晴らしいです!!
現実には『腰痛の2割は水で治る』くらいだと思いますが、実際に当院でも「おそらくカフェインを減らし水さえ飲んでいれば治ると思いますよ」ということはよくあります。
最近私自身は水を大量に摂取するので腰痛を感じることはほぼありませんが、昔はよく腰痛になりました。
腰痛になったときにまず考えるのが水不足です。
腰痛の9割は水で治る!?
ヒトの身体は50~80%が水です。
その水は結合組織に貯められていますが、結合組織(コラーゲンなど)に水がためられた状態のゼリー状態ですね。
そのゼリー状態にさらに伸縮性や弾力を強化するのがエラスチンというたんぱく質成分です。
腰痛に関係する組織としては、
- 弾力性のあるゼリー状態のものが靱帯です。
- 弾力性のあるゼリーにカルシウムなどが引っ付いたものが骨です。
- 筋肉は筋膜という結合組織で包まれ筋肉をコントロールしています。
- 椎間板の中がはゼリーのクッションです。
- 関節を守る関節円板も弾力性のあるゼリーです。
これらのゼリーに水が無くなるとこれらの組織が劣化し腰痛を引き起こすのです。
水が不足するとさらに、
- 老廃物を回収するリンパの流れが悪くなったり
- 血液循環が悪くなったり
- 腎臓の機能が落ちたり
- 水不足で膀胱炎や腎盂腎炎になる
などして腰痛につながることもあります。
この本には書かれていませんが体内の水をためるのには、水の喪失・乾燥を防ぐ必須脂肪酸がとても重要になります。
水はカフェインの含まれていない水を夏場は2リットルくらい、冬場でも1.5リットルくらい必要です。
特に冬場に腰痛が多くなるのは、カフェインを含む暖かい飲み物が増え、水の摂取量が減るからです。
カフェインは利尿作用があり、体内から水を奪ってしまいます。