こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅のホリスティック療法治療院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
ホリスティックキネシオロジー(フィシオエナジェティック)検査で皮膚炎の原因を調べると、硫黄不足が関与するケースがあります。
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もちろん皮膚炎の原因は硫黄不足だけではありませんが、本日は硫黄について説明します。
硫黄不足で皮膚炎!?~硫黄も必要なミネラルです~
硫黄というミネラルは馴染みのないミネラルかもしれませんが、人体にとって非常に重要なミネラルなのです。
硫黄は体内ではほとんどが含硫酸アミノ酸やSAMe、MSMという形で体内で存在します。
MSMは 正式名称をメチルスルフォニルメタンといい、骨や皮膚、靭帯、軟骨、そして細胞組織に必要なコラーゲンを健康に保つ働きがあり、健康的な体の組織をつくることに欠かせない成分です。MSMには解毒作用もあります。
含硫酸アミノ酸はLシステイン、Lメチオニン、タウリン、グルタチオンなどです。
SAMeは含硫アミノ酸であるメチオニンとATP(アデノシン3リン酸)から作られます。体内で一番活発なメチル供給体がSAMe(Sアデノシルーメチオニン)という物質です。
硫黄の役割
硫黄の役割としては、
- 結合組織(コラーゲンなど)の材料
- 胆汁分泌促進
- 解毒作用
- ホルモンの生成
- インシュリンの生成
- ビタミンB1、グルタチオン、メチオニン、システイン、タウリンの構成成分
などです。
硫黄が不足すると・・・
硫黄が不足すると下記のような問題が起こる可能性があります。
- 解毒が進まない(メタロチオネインやLメチオニン、lシステイン、グルタチオンの減少)
- 胆汁不足
- ミトコンドリア機能低下など
- 皮膚、髪、爪の劣化
- 靭帯、軟骨、関節円板、椎間板、半月板などの劣化
- 皮膚炎
- 椎間板ヘルニア
- 半月板損傷
- 膝関節症
- 顎関節症
- 糖尿病
- 糖質代謝異常
- 脂質代謝異常
など。
硫黄が過剰になると・・・・
硫黄の代謝問題により硫黄過剰や硫黄不耐症などが起こるケースがあります。
血中のホモシステイン濃度を上昇させてしまい動脈硬化の原因となります。
また、嘔吐、めまい、ふらつき、失神、低血圧、などの症状が現れる場合があります。
硫黄を含む食品
硫黄を含む食品としては、
- 卵
- 魚介類
- 肉類
- にんにく
- ほうれん草
- ブロッコリー
- たまねぎ
などです。
皮膚炎の原因は硫黄不足だけではありません。原因不明の皮膚炎でお悩みの方、ぜひご相談ください。