こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
フィシオエナジェティック検査で血行不良によるしびれの原因を調べると、NO(一酸化窒素)不足のケースがあります。
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血行不良によるしびれ、もしかしたらNO(一酸化窒素)不足かもしれません
まずは血行に影響するNO(一酸化窒素)について説明します。
NO(一酸化窒素)とは?
一酸化窒素は酸化窒素とも呼ばれるNOという化学記号で書かれる化学物質です。
体内ではL-アルギニンというアミノ酸から変換されます。
また亜硝酸塩からも合成されるため、一酸化窒素や亜硝酸塩は善玉なのか悪玉なのかがよくわからない物質でもあります。
亜硝酸塩(亜硝酸ソーダ=亜硝酸ナトリウム)は野菜や漬物、加工肉の発色剤(防腐剤)にも含まれます。
今わかっている一酸化窒素(NO)の役割
今わかっている一酸化窒素(NO)の役割としては、
- 血管拡張作用(血管内皮は一酸化窒素に作用により周囲の平滑筋(血管を収縮させる)を弛緩させ、動脈を拡張させ血液量を増やす作用があります。)
- 神経伝達物質としての作用
- 抗酸化作用
- 殺菌作用(マクロファージが殺菌のために産生する)
などがあります。
一酸化窒素(NO)が減少すると…
一酸化窒素(NO)が減少すると、
- 血管の収縮
- 狭心症
- しびれ
- 肺気腫
等が起こるかもしれません。
一酸化窒素(NO)過剰による症状
一酸化窒素(NO)過剰による症状としては、
- 血管拡張による低血圧
- 炎症(炎症システムの中でガン細胞の増殖を促進する)
- 癌細胞が浸潤する際にコラゲナーゼというコラーゲンを破壊する酵素を活性化する
- 活性酸素であるスーパーオキサイドと反応し、強力な過酸化物であるパーオキシナイトライトになる(遺伝子障害による突然変異などの発がん性が疑われている)
等があります。
そもそも一酸化窒素は排気ガスによる公害の原因で発がん性が疑われているNOxの一種です。
ピロリ菌による炎症の過程でNOが過剰につくられることが胃がんの原因であるとされています。
一酸化窒素(NO)の悪影響を減少させるフラボノイド
この本にはポリフェノールであるフラボノイドがパーオキシナイトライトやスーパーオキサイドなどの活性酸素の中和物質になる、と書かれています。
活性酸素と野菜の力 21世紀の健康を考える/前田浩【3000円以上送料無料】
逆に言うとNO(一酸化窒素)の良い作用を得るにはバイオフラボノイドなどのフラボノイドが役に立つということですね。
当院ではフラボノイドサプリメントとして好んで玉ねぎに含まれるフラボノイド「ケルセチン」を良く使います。
ケルセチンは当院のフィシオエナジェティック検査においてよく使うサプリメントの一つです。
- 細菌感染(胃の細菌感染など)
- ウイルス感染(ヘルペスウイルス活性化など)
- 血管障害
- 血行障害
- 抗酸化物質
- 小腸粘膜の修復
など、役に立つ範囲の広い栄養素です。
ケルセチンサプリメント
一酸化窒素(NO)減少の原因
一酸化窒素(NO)減少の原因としては、
- L-アルギニン不足(アルギニンサイクルの問題)
- タンパク質の代謝の問題
- 鉄代謝の問題による鉄不足
- ビタミンB2もしくは活性型ビタミンB2不足
- ビタミンB6不足
- 日光不足(日光に当たるとNO(一酸化窒素)が合成されることがわかっています)
などです。
ニトログリセリンは亜硝酸誘導体と言われ、結果的に一酸化窒素を増やし血管を拡張させ血液を流れやすくする作用があります。
添加物である亜硝酸ナトリウムは自然の亜硝酸とは違いアレルギーになりやすいので注意が必要だと思います。
アルギニンサイクル
L-アルギニンはアルギニンサイクルの途中で主に肝臓でつくられます。
タンパク質由来の窒素をアンモニアを経て尿素に変える中で、L-シトルリンとL-アスパラギン酸から合成されます。
L-アルギニンサプリメント
血行不良によるしびれ、もしかしたらNO(一酸化窒素)不足かもしれません。原因不明の血行不良によるしびれでお悩みの方、お気軽にご相談ください。