こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は、不妊症のお話しです。
不妊症の意外な原因~銅の影響~
不妊症の原因はさまざまですが、ミネラルバランスが関係する場合もあります。
フィシオエナジェティック検査でしらべると、必須ミネラルの一つである銅というミネラルが体内で過剰になると不妊症の原因になることがあります。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
必須ミネラルとは?
人にとって必要かつ体内で合成されないミネラルを必須ミネラルと言います。
16種類の必須ミネラル
- カルシウム(Ca)
- リン(P)
- カリウム(K)
- 硫黄(S)
- 塩素(Cl)
- ナトリウム(Na)
- マグネシウム(Mg)
- 亜鉛(Zn)
- クロム(Cr)
- コバルト(Co)
- セレン(Se)
- 鉄(Fe)
- 銅(Cu)
- マンガン(Mn)
- モリブデン(Mo)
- ヨウ素(I)
これらのミネラルは、身体の構成成分になったり、体内の生理機能や代謝などの生命活動を維持したりする大事な役割を担っているにもかかわらず、体内では合成されません。
そのため、これらの必須ミネラルは食物として外部から摂取する必要があります。
過剰になりやすい必須ミネラル
体の中でミネラルはさまざまな酵素を作るのに必要なのですが、もともと金属(ミネラル)は毒にも薬にもなる物質ですから、多すぎても問題を起こします。
しかしその中でも過剰になりやすい必須ミネラルもあります。
- 銅
- 鉄
- 亜鉛
この中でも多いのは銅というミネラルです。本日は銅というミネラルについて説明します。
銅というミネラルは不妊症など女性ホルモン系の問題と関与しますが、銅は過剰になっても不足になっても不妊症の原因になりますので、自己判断には注意してください。
不妊の原因にもなる銅の役割
不妊の原因にもなる銅の役割としては、
- ヘモグロビンの合成(酸素を運ぶ赤血球の成分)
- 鉄の働きを助ける
- 副腎ホルモン合成機能
- 甲状腺ホルモンの合成
- 女性ホルモン(エストロゲン)の合成
- 活性酸素と戦うSOD(スーパーオキシターゼ)の材料
- 脂肪酸の酸化を予防し細胞膜を維持する
- メラニン色素の生成
- ノルアドレナリンの合成
- 結合組織の生成
- 骨の形成
- 抗炎症作用
- ヒスタミンの分解
などがあります。
銅が過剰にると不妊症の原因になることがあります
銅が過剰になってもさまざまな問題につながります。
- 精神疾患(統合失調症、パニック障害など)
- 神経症状
- 肝臓障害(肝臓に蓄積し活性酸素を大量に発生させる)
- 不妊症(高プロラクチン血症)
- 亜鉛不足の症状(甲状腺機能低下、副腎機能低下、皮膚症状、月経異常、抑うつ症状、不妊症(女性不妊症、男性不妊症)
銅が過剰になる原因
銅が過剰になる原因には、以下のようなものがあります。
- 体内では亜鉛と銅がバランスをとっています。
- 亜鉛やモリブデンの不足により、銅が過剰になることがあります。
- 副腎の問題(ストレスなど)により慢性的にコルチゾールが過剰に分泌されると亜鉛が不足し銅が過剰になることがあります。
- 悪玉エストロゲンの過剰により銅が増えることがあります。
- ピルの服用
- 歯科材料(パラジウム合金やドックベストセメント)の中に殺菌剤などで銅が使われることがあります。
- 慢性炎症
亜鉛不足
※下記の栄養素は合わないケースもありますので一か月以上の長期使用は控えてください。
遺伝的問題
遺伝的問題により銅が過剰になることもあります。
遺伝的問題だったとしても、症状を解決する方法はあります。
銅は過剰になっても不妊症の原因になりますが、不足になっても不妊症の原因になることもあります
銅が不足しても不妊症の原因になることもありますので、自己判断で亜鉛やモリブデンを摂取するのは危険です。
銅が不足すると、不妊症以外にもさまざまな症状の原因になります。
銅が不足すると・・・
銅が不足すると、
- 貧血
- 疲労感
- 甲状腺機能低下
- 副腎疲労
- 不妊症
- 更年期障害
- PMS
- 薄毛
- 肌荒れ
- コレステロール値の上昇
- 動脈硬化
- 心臓病
- 抑うつ症状
- 側湾症
- 神経症状
- 白血球の減少(免疫力低下、感染症)
- 亜鉛の蓄積
- 高ヒスタミン血症
- 発育不全
- 味覚障害
- 出生異常
- 流産
などの症状を起こすかのうせいがあります。
銅を含む食品
銅を含む食品としては、
- ナッツ
- 魚介類
- 肝油
- にんにく
などです。
銅が不足する原因
銅が不足する原因としては、
- 活性酸素が発生する要因がある。
- 鉄剤
- 亜鉛の蓄積(亜鉛サプリメントなど)
- 有害な重金属の蓄積
- 胃酸不足
- 摂取不足(魚介類・肉類など)
- 副腎疲労
などがあります。
※銅は重金属ですので蓄積する可能性があります。当院で必要と言われてない方についての摂取にはご注意ください。
自身が銅が不足しているかどうかわからない場合
銅が不足しても過剰になっても不妊症の原因になります。自身が自己判断で摂取する場合には念のため、亜鉛を含む銅を摂取すると、どちらにしろ副作用は少ないかと思います。
不妊症にはさまざまな原因があります。原因不明の不妊症でお悩みの方、お気軽にご相談ください。
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