こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、長居公園の大阪市立自然史博物館で開催されている『毒展』へいってきました。
面白かった!!
すごい人で全部見るのに2時間程度かかりましたが、毒好きの私にとってはあっという間でした。
後ろで理系の学生がずっと専門的な解説してくれていました笑
自然界は毒だらけ
そして限定商品の書籍『毒展POISON』を購入。
その書籍の重要な部分を一部引用します。
『スイスの医学者(同時に化学者でもあり、錬金術師でもあった)のパラケルスス(1493~1541)は「あらゆる物質は毒である。毒になるか薬になるかは、用量によるのだ」という言葉を残した。』
そうなんです。ありとあらゆるものが薬にも毒になるんです。
自然だから安全は大間違い
自然だから安全は大間違いなんです。
私自身もよく言っています。
「毒は自然界の中にあり、特に植物は他の動物に食べられないように毒を作るんですよ!」と言っています。
野菜が体に良いと言われると、確かにそういう側面はあるんですがすごく違和感を感じるんです。
100%ではないんですよ。メリットもリスクもあるんです。毒にも薬にもなるんですよ。
ただ一般に売られている野菜は植物ができるだけ毒を作らないように品種改良されたものではあります。
その方がおいしいですからね。その代わりに農薬で食べられるのを防いでいるのです。
それと同じ理屈で「自然だから安全」とか「玄米菜食主義が体にいい」とか「大豆が体にいい」とか「ベジタリアンがいい」とか言われると非常な違和感を感じるんです。
先日も隣国でミニトマトでの食中毒事件がありましたね。
日本でもジャガイモで食中毒はしょっちゅうありますし、ニラとスイセンを間違えたり、行者にんにくとイヌサフランを間違えたりというのはよく聞きます。
例えば、五感の薄れた我々がアマゾンのジャングルに放り出されたとしたら、怖くて植物なんか食べれないですよ!!
たまたま先日Tverで見た『ペンディングトレイン』というドラマの中でも毒のある木の実を食べて中毒になるシーンがありました。
怖いですよね。
そう考えると魚や哺乳類を食べた方が安全なんですね。
もちろん100%ではありませんが。
自然界で長年暮らしている民族なんかは五感を研ぎ澄ませているので毒を食べることはありません。
逆に少量ならば薬にもなることも知っています。
昔の日本人もあらゆる植物に毒が含まれているのを知っていたので、さまざまな工夫をしてきました。
生野菜は食べずできるだけ毒を減らして食べる「あく抜き」をしたり発酵させて毒を減らしたりしていたんです。
ナス科の植物(ナス・トマト・ピーマン・ジャガイモ・唐辛子など)や大豆に毒があることも知っていました。
ナス科の植物は熟すと毒が減ります。
大豆製品はカビで発酵させると毒が減ります。
先人の知恵はすごいですよね。