こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
陸上競技の長距離(マラソンなど)の世界には「ぬけぬけ病」というものがあるそうです。
正式な病名ではありませんが、初めて聞きました。
ぬけぬけ病はイップスではなく大脳基底核の問題かも
イップスではないかと思い、当院を見つけたそうです。
症状だけを聞くとイップスっぽいので精神的な問題かなと思いました(検査をするときはできるだけ思い込みのない状態で調べないとダメです)。
フィシオエナジェティック検査調べてみると意外な問題で、ぬけぬけ病らしき症状は大脳基底核の問題が関与していたようです。
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大脳基底核とは?
大脳基底核の役割を簡単に説明すると、筋肉のコントロールと行動・思考のコントロールです。
アクセルとブレーキのバランスをとることが大脳基底核の仕事です。
大脳基底核は、たくさんの部分の総称で左右対称に2つずつあります。
- 尾状核(尾状核と被殻を合わせて線条体と呼びます)
- 被殻
- 視床下核
- 黒質(中脳の一部でもあります)
- 淡蒼球(内節、外節)
- 内包
- 側坐核
- マイネルト基底核
大脳基底核に問題が起こると…
大脳基底核に問題が起こると、
- 不安神経症
- 強迫神経症
- 不随意運動
- パーキンソン病
- ハンチントン舞踏病
- 手の震え
- 身体のコントロール不全
- 恐怖症
- 不安症
- イップス(ぬけぬけ病、職業性ジストニアなど)
- ジストニア(局所性ジストニア、痙性斜頸など)
などの症状が起こります。
ぬけぬけ病の原因は大脳基底核の機能の問題による不随意運動だった可能性があります。
不随意運動とは、自分の意志と関係なく体が動いてしまう症状で、緊張するとひどくなる傾向の人が多いです。
大脳基底核に関わる脳神経伝達物質
大脳基底核に関わる脳神経伝達物質には下記のようなものがあります。
大脳基底核の機能低下の根本原因で多いもの
大脳基底核の機能低下の根本原因で多いものとしては、
今回の場合、ちょっと特殊な問題でタンパク質の代謝の問題によるミトコンドリア機能異常が大きく関与していたようです。
もしかしたら遺伝的要素が関係しているかもしれません(当院では遺伝的要素が原因と診断することはありません)。
その他、ぬけぬけ病の原因として考えられる原因
その他、ぬけぬけ病の原因として考えられる原因としては、
- 精神心理的問題
⇒ 心理療法について詳しくはこちら - 小脳機能低下
- 脱水症状(水不足や必須脂肪酸不足)
- 固有受容器の問題
などが考えられます。
ぬけぬけ病に対して当院でできること
当院のフィシオエナジェティックは、クライアント様、お一人、お一人の身体の声を聴き、ぬけぬけ病の根本原因を探ります。
ぬけぬけ病の原因はさまざまです。
- 構造的問題(骨格の歪み、筋肉、筋膜、靭帯、椎間板など)
- 化学的問題(栄養の問題、感染症、毒素、アレルギーなど)
- 精神心理的問題(ストレス、感情、トラウマなど)
- 情報伝達の問題(経絡の流れ、電磁波、土地のストレス、瘢痕組織など)
- オーラ、チャクラなどエネルギー的問題
これらの問題を取り除くオーダーメイド治療をしています。
フィシオエナジェティックコースでは、ぬけぬけ病に対して必要な治療法、必要なハーブや栄養素をどのくらいの期間どのくらいの量摂取するといいのかを調べます。
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ぬけぬけ病の原因はイップスではなく大脳基底核の問題かもしれません。原因不明のぬけぬけ病でお悩みの方、お気軽にご相談ください。