こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日こんな記事を見つけました。
『正式な病態としては血管運動性鼻炎という。自律神経の乱れで血管が少し正常な反応をきたさなくなった状態が寒暖差アレルギーという名称で呼ばれています。
だいたい7度が一般的に寒暖差アレルギー、血管運動性鼻炎の発生する要件になる。できるだけ温度差を作らない工夫、例えば服の着脱をこまめにするとか。根本的な自律神経の乱れを防ぐひとつの手段になる。』
https://news.yahoo.co.jp/articles/28edbc239fe2b7b40b669151074ac0e3bc52646a より引用
突然鼻水が出る寒暖差アレルギーは血管運動性鼻炎かも
寒いところから急に暖かいところに行くと突然鼻水が出る事はありませんか?
それは寒暖差アレルギーと言って自律神経失調症の一種である血管運動性鼻炎の一種かもしれません。
血管運動性鼻炎とは?
寒暖差アレルギーにより鼻炎が起こるのはどういうメカニズムかと言うと、血行に悪い状態から急に血行が良くなる時に炎症が起こるのです。
自律神経の血管収縮機能の異常によるものが多いですが、これは血管運動性鼻炎と呼ばれます。
血管運動性鼻炎の原因
根本原因は自律神経である交感神経の緊張による血管収縮が原因です。
もともと交感神経の緊張の無い血行の良い人には血管運動性鼻炎は起こりません。
自律神経(交感神経)緊張の原因
自律神経である交感神経の緊張の原因はさまざまです。
- 脳神経伝達物質の問題(ドーパミンの過剰、ノルアドレナリンの過剰、アセチルコリンの抑制、ギャバの抑制)
⇒ ドーパミン過剰について詳しくはこちら
⇒ ノルアドレナリン過剰について詳しくはこちら
⇒ アセチルコリンについて詳しくはこちら
⇒ ギャバについて詳しくはこちら - 副腎機能低下(アドレナリンやコルチゾールの過剰)
⇒ アドレナリン過剰について詳しくはこちら
⇒ コルチゾール過剰について詳しくはこちら - 甲状腺ホルモン過剰の問題
⇒ 甲状腺ホルモン過剰について詳しくはこちら - 視床下部や脳下垂体の問題
⇒ 視床下部について詳しくはこちら
⇒ 脳下垂体について詳しくはこちら - 精神心理的問題
- 薬剤の影響(抗コリン薬(抗ヒスタミン剤・抗アレルギー剤・点鼻薬や鼻炎薬)など)
⇒ 抗コリン作用について詳しくはこちら
など。
つまり鼻炎の薬は自律神経(交感神経)に作用し血流を止める薬ですので、血管運動性鼻炎をひどくし、結果的に寒暖差アレルギーは悪化するということです。
血管運動性鼻炎は点鼻薬が原因でも起こりますので注意が必要です。