こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法治療院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は、花粉症のお話しです。
花粉症の薬で花粉症が悪化する!?
花粉症の原因をフィシオエナジェティック検査で原因調べると、コリン不足というケースがあります。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
コリンの働きを抑制する作用を抗コリン作用といいます。
抗コリン作用の副作用
花粉症の薬である抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤には抗コリン作用があります。
その患者様も抗アレルギー剤を摂取していました。
花粉症の薬が花粉症をひどくしていたということなんですね。
コリンはアセチルコリンという神経伝達物質の材料となります。
アセチルコリンが不足するとドライアイやドライマウス、ドライノーズなどの粘液不足の問題が起こるのです。
粘液が乾くと、そこにカビやカンジダ真菌などが増えやすくなりますし、花粉の刺激に弱くなってしまいます。
もちろん花粉症の原因はコリン不足だけではありませんが、本日はコリンについて説明します。
コリンの役割
コリンは水溶性のビタミンで、ビタミンBの一種です。
- イノシトールとともに働き、脂肪とコレステロールを体が使えるようにします
- 細胞膜(リン脂質)の材料であるフォスファチジルコリンの生成
- レシチンの材料(肝臓での脂質代謝や神経伝達物質であるアセチルコリンの材料、コリンはイノシトールと結合して「レシチン」というリン脂質を生成します)
- アセチルコリンの材料(記憶力、副交感神経のコントロール)
- 肝臓の解毒機能を助ける
- 糖質、脂質の代謝
- 鎮静効果
- アルツハイマー治療の助けになる
コリンが不足すると
コリンが不足すると、
- 肝硬変
- 脂肪肝
- 動脈硬化
などの問題が起こるかもしれません。
アセチルコリン減少による症状
アセチルコリン減少による症状としては、
- 高血圧
- 片頭痛
- 記憶障害
- アルツハイマー病
- ドライアイ
- ドライマウス(口の渇き)
- ドライノーズ(鼻炎など)
- 緑内障
- 昼間に眠たくなる
- 血行不良(冷え性)
- 消化不良
- 便秘
などなど。
コリンを含む食品
コリンを含む食品は、
- 卵黄
- 緑黄色野菜
- レバー
- 大豆
などがあります。
※水溶性なので毎日補充が必要(レシチンは脂溶性)
コリンが不足する原因
コリンが不足する原因は、
- 肝臓機能の問題(コリンを分解するコリンエステラーゼは肝臓で作られます。悪性貧血、腎臓障害、糖尿病、甲状腺機能亢進症(バセドー氏病)などによりコリンエステラーゼが多くなりコリン不足になることがあります ⇒ 脂肪肝になる)
- アセチルコリンと拮抗関係にあるドーパミンの過剰
- 抗コリン作用のある薬剤(抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤など)の使用(アセチルコリンを抑制する抗コリン作用を持つ薬の影響でアセチルコリンが作れないケースがあります。)
- 摂取不足
等が考えられます。
コリンサプリメント
※ コリンは過剰になっても体臭などの問題を起こすケースがあります。自己判断での摂取はご注意ください。
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花粉症が悪化する原因は抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤などの抗コリン作用かもしれません。原因不明の花粉症でお悩みの方、是非ご相談ください。