こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は自律神経失調症コントロールについてのお話です。
自律神経失調症はそんなに単純な仕組みではありません。
自律神経コントロールは単純な仕組みではなく複雑です
先日、こんなことがありました。
「自律神経失調症なんです。」
「どんな症状がありますか?」
「うつ症状です。」
「他に症状はありますか?」
「特にありません」、、、
もちろん自律神経失調症は精神的疾患につながる可能性もあるのですが・・・・
お医者様から言われたことを鵜呑みにしているようです。
自律神経失調症とは自律神経の命令に異常が起こることをいいます。
自律神経は内臓をコントロールしています。
うつ症状が起こる事もあるでしょうが、基本的には内臓の問題なんです。
このように精神的な問題と勘違いされているケースもあります。
もちろん最終的にうつ症状が起こる事もあります。
そもそもお医者様は何を調べて自律神経失調症と言っているのでしょう?
なにも調べていないですよね?
自律神経のコントロールは非常に複雑なんです
皆様、何かちょっとボタンを押せば自律神経機能が回復するようなイメージがあるかもしれませんが、実際にはそんな単純な問題であることは少ないです。
自律神経失調症という言葉が広まるのはいいことですが、なんか簡単な問題と思われる事も多いです。
あの有名な安保先生の影響でしょうか?
【中古】 「薬をやめる」と病気は治る 免疫力を上げる一番の近道は薬からの離脱だった /安保徹(著者) 【中古】afb
(安保先生の本はかなり読みましたがすばらしい本です。ですがわかり易く書きすぎているため簡単な問題と思われてしまってます。)
自律神経に関わる要因
自律神経には以下の臓器などが関わります。
- 扁桃体
- 視床下部
- 中脳水道灰白質
- 大脳基底核
- 脳幹網様体
- 内分泌系(脳下垂体・甲状腺・副腎・性ホルモン)
- 交感神経と副交感神経(副交感神経のメインは迷走神経です)
- 脳神経伝達物質
- 神経伝達物質
など。
これらの問題をフィシオエナジェティック検査法で調べると、
- 身体構造の問題(骨格の歪み、筋肉、靭帯、関節、筋膜、椎間板、頭蓋縫合)
- 生体化学物質・内蔵の問題(栄養不足、活性酸素、感染症、毒素、腸内環境、アレルギー)
- 精神心理的問題(トラウマ、感情など)
- 情報伝達(神経の流れ)や環境の問題(経絡の流れ、脳内神経伝達異常、電磁波、土地のストレスなど)
- チャクラ、サトルボディ(エネルギー的な歪み)
など原因はさまざまなのです。
狭義での自律神経失調症
狭義の自律神経失調症は、自律神経機能がストップしている状態です。
第1頚椎の歪みによって副交感神経の機能が落ちていたり、脳幹(延髄・橋・中脳・間脳)の機能が落ちたり、星状神経節が圧迫されたりして自律神経の命令が滞ったりしている状態です。
その原因として水不足・過度のアレルギー症状・有害な重金属の蓄積・心理的問題・電磁波の影響・ジオパシックストレスなどがあります。
症状としては、
- 運動をしても汗をかかない・心拍数が上がらない・気分が悪くなる。
- 緊張しても心拍数が上がらない・汗もかかない。
- ウイルスや細菌が身体に入っても熱が出ない・風邪症状が出ない。
- アレルギー物質が入ってきても、アレルギー症状がでない。
- 血管のコントロールができないため、常に頭に血液がまわらない。
- 食べ物が身体に入ってきても、消化酵素が分泌されない、腸に物が入ってきても腸が動かないので便秘傾向
- ストレスや気圧の変化に対応できない。
- 痛みを感じにくいので突然ヘルニアや骨の変形でシビレがでたり、突然大きな病気にかかることが多い。
などがあります。
広義の自律神経失調症
広義の自律神経失調症は自律神経をコントロールする視床下部や中脳水道灰白質やホルモンバランスのくずれにより自律神経のコントロールに異常が起きることをいいます。
症状としては、
- 運動をしていないのに心拍数が上がる、汗をかく
- 緊張に対しての異常な反応を起こす
- 過剰な免疫反応(アレルギーなど)
- 立ち上がったときに脳の血液が下に落ち、立ちくらみが起こる
- 胃腸障害
- しょっちゅう風邪症状が起こる
- 狭義の自律神経の問題と同じような症状
などの症状です。
当院では狭義の自律神経の異常を自律神経失調症、広義の自律神経異常をホルモン異常とか神経伝達物質の問題などという表現をします。
ですので皆様が思われている自律神経失調症とは少し違うかもしれません。
広義の自律神経異常はホルモンの問題や脳神経伝達物質の問題があります。
自律神経に影響するホルモンといっても様々あります。
女性ホルモン・男性ホルモン・脳下垂体ホルモン・甲状腺ホルモン・副腎ホルモンなど。
脳神経伝達物質としてはドーパミン・アセチルコリン・セロトニン・ギャバ・ノルアドレナリンなど、があります。
ホルモンの問題にも様々な原因があります。
ホルモンが作れない原因も様々ですし、ホルモンがきちんと作られていても、肝臓での代謝(古いホルモンを処理すること)がうまくいかないと古いホルモンがだぶつきバランスを崩し、最終的に自律神経に影響することもあります。
こう考えると自律神経の問題はスイッチひとつで・・・なんてケースは少ないことがわかります。
もちろん簡単なケースもありますが、そうでないこともあるんです。
自律神経に問題があるか?はフィシオエナジェティックという検査法で調べることが可能ですので心配な方は是非ご相談ください。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
自律神経を自分でコントロールできるのは唯一呼吸です
自律神経を自分でコントロールできるのは唯一、呼吸です。
浅くて速い呼吸 = 交感神経が働く
深くて遅い呼吸 = 副交感神経が働く
ということです。
副交感神経を働かせたいときは、4秒吸って2秒止めて8秒で吐く、というゆっくりした呼吸を意識するということ。
シンプルな方法では大きなため息をつくことです。
わざとゆっくり歩くのもいいですね。
交感神経を働かせたいときは、できるだけ早い呼吸を意識すること。
簡単な方法としては速く歩くこと、そして運動をすることですね。
副交感神経が過剰になっても問題が起こります。
やる気が出なくなったり体の動きがぎこちなくなったりします。
自律神経コントロールがうまくできないときは呼吸を意識しましょう!!