こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法治療院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、風邪に関するこのような記事を見つけました。
『風邪の原因は100%近くがウイルス感染で、ウイルスには抗生剤(抗菌薬)は効かない。これは医師にとって常識のはず。ところが、国民の意識調査によれば、国民の半数はそのことを知らないという。子どもの風邪では、抗生剤は無効どころか有害である。』
https://news.yahoo.co.jp/articles/411747bed899101b4d5a373a94e8552c0b76dba6 より引用
風邪の95%程度がウイルス感染で5%程度が細菌感染だと言われています。
抗生物質は細菌にしか効果がありませんから、ウイルス感染に対しては無効なだけではなく、害になることもあります。
例えば、下記のような害があるかもしれません。
乳幼児期の抗生物質によりアトピー性皮膚炎になる?
抗生物質の害に関するこのような記事もあります。
『幼少期の抗生剤服用でアレルギーの発症リスクが高まる仕組みを、宮崎大医学部の佐藤克明教授(免疫学)の研究チームが解明した。抗生剤により消化管内の細菌が減少し、免疫細胞の一種である「樹状細胞」の免疫抑制機能が低下。過剰な免疫反応を招き発症につながることを確かめた。』
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7c15635d9e43494b72da1e7c2928dfeb695ffcc より引用
腸内細菌をなぜ人は排除しないのか?
それは利用しているからなのですが、その一つが免疫トレーニングです。
実験で無菌マウスをつくると免疫がないので、すぐに死んでしまうそうです。
先日、抗生物質の問題についてこのような記事を見つけました。
赤ちゃんの時期に抗生物質を使用することが、後のアトピー性皮膚炎のリスクを高める可能性があることが、最新の研究で明らかになりました。カナダの大規模な出生コホート研究「CHILD Cohort Study」のデータを分析した結果、生後1年以内に抗生物質を使用した赤ちゃんは、5歳時点でアトピー性皮膚炎を発症するリスクが1.81倍に増加することがわかりました。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/7729e3f70a699929a70392fddc4551278a5078cf より引用
同じような論文ですね。
世界中で抗生物質とアトピー性皮膚炎の関係が研究され、その因果関係が証明されつつあります。
抗生物質で行動が変わる?
先日、このような記事を見つけました。
『なんと、腸内マイクロバイオータの組成が変化して腸内環境が変わると、行動にも変化が現れるというのです。』
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc216aeb81d354943eadc949468e418936b92e53 より引用
抗生物質で性格が変わってしまった人を何人も見ました。
緩やかな変化から急激な変化までさまざまあります。
緩やかな変化の場合は脳の神経伝達物質の変化だと思われますが、急激な変化の場合はエピジェネティクス的な遺伝子のスイッチの変化によって精神病を発症したと思われます。
自己免疫の問題により脳に炎症が起こるケースもあります。