こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は腸内細菌が動脈硬化の原因になる、という話しです。
乳酸菌も体内に入ったらただのバイ菌です~腸内細菌が動脈硬化の原因になる?~
乳酸菌も体内に入ったらただのバイ菌です。
っていうと「えっ、乳酸菌っていたほうがいいんじゃないの」と思われる方がほとんどだと思います。
結論から言うと乳酸菌がいて役に立つのはあくまで体外なんです。
でも腸内は体内じゃないの、と思う方もいると思います。
結論を言うと、口から肛門までの粘膜はすべて皮膚と同じで体外なんです。
腸内細菌は体内に入ってはいけないんです。
ところが、最近、腸内細菌が体内に入ることが動脈硬化の原因になることが、研究によってわかってきています。
不適切な食生活により腸内細菌が体内に取り込まれ、脾臓からIgG/IgG3という抗体が分泌されることで動脈硬化が促進される
じゃあ乳酸菌は取ったらだめなのか、というとそうではありません。
乳酸菌や乳酸菌の生成物質が悪玉細菌の増殖を抑え、小腸のバリアを強化するからです。
近年、動脈硬化の進展に腸内微生物叢が重要な影響を及ぼしているとの報告が見られるが、乳酸菌などのプロバイオティクスの摂取によって、冠動脈疾患患者の血管内皮機能にどのような影響があるかについては明らかになっていない。そこで、冠動脈疾患患者に1日1回乳酸菌飲料を摂取してもらったところ、わずか6週間で血管内皮機能が改善し、炎症性サイトカインが減少することが示された。
(http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/flash/aha2015/201511/544544.html より引用)
腸内細菌の体内侵入は血管だけではなく関節炎などさまざまな体内炎症につながります。
腸内細菌が体内に侵入しやすい状態のことをリーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)と呼びます。
⇒ リーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)について詳しくはこちら
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