こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は、慢性腰痛のお話しです。
あなたの慢性腰痛、もしかしたら副腎疲労かもしれません。
副腎機能低下で慢性腰痛!?
副腎機能低下によるコルチゾール不足により関節に炎症が起こり、慢性腰痛になることがあります。
コルチゾールは副腎が作るホルモンの一種で、一般的にはステロイドはコルチゾールのことです。
フィシオエナジェティックの検査項目に副腎機能低下の問題があります。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
副腎機能低下は英語ではアドレナル・ファティーグといわれアメリカでは数十年前から使われている言葉でカイロプラクティックの本にもでてきますが日本ではなじみがありません。
副腎の役割
副腎の目的とは、体がストレスに対応し生き延びるのを助けることです。
- 約50種類ものホルモンを生産します。 有名なものとしては、副腎皮質で作られる糖質コルチコイド(ステロイド)でその代表としてコルチゾールがあります。コルチゾールはストレスから身を守るホルモンですが、血糖調節、血圧、免疫機能、脳神経の覚醒、骨の代謝の調整、脂肪代謝、抗炎症作用、アレルギー反応のコントロールなどをおこなっています。またコルチゾールは甲状腺機能にも影響します。
- 副腎皮質ホルモンで次に有名なのが、鉱質コルチコイドのアルドステロンです。ミネラルの調節をしています。結果的に尿量を調節したり、体の水分量、血圧にも関わります。副腎疲労でアルデステロンが減少するとナトリウムが排泄されるため塩分が欲しくなることがあります。
- 副腎皮質はDHEAというホルモンの母とも言われてる物質を肝臓が作るコレステロールから作ります(コレステロール→プログネロン→DHEA)。男性ホルモンや女性ホルモンの元となるホルモンです。性欲・体重コントロール、心理的問題にも影響します。
- 副腎髄質ホルモンではアドレナリンは有名ですよね。血圧をあげたり、血糖値を上げたりするホルモンです。ノルアドレナリンも副腎髄質で生産されます。
副腎機能の西洋医学的診断法
DHEAとコルチゾールを分析して副腎疲労を判断する方法があります。コルチゾールもDHEAもコレステロールから作られます。
コルチゾールの役割
コルチゾールの役割としては、
- 血糖バランスを整える
- 活力を維持する
- 血圧と血流を正常に保つ
- 炎症を鎮める
- 体内システムを制御する
- 免疫反応を調節する
などです。
DHEAの役割
DHEAの役割としては、
- 運動後の疲労回復を速める
- 心臓血管疾患のリスクを減らす
- ヒト成長ホルモンを増やす
- 免疫力を高める
- 気分を高揚させる
- 活力を増進する
- 脂肪燃焼を促す
- 術後の回復を促進する
などです。
副腎疲労の段階
副腎疲労の段階には段階があります。
楽しくて実りの多い生活で夢中になっていると、自分でも気付かないうちに体が無理をしている場合があります。
強い緊張状態におかれると、まずアドレナリンが分泌されます。
緊張状態がさらに続くと、からだの機能を支えるために、副腎皮質からコルチゾールとDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)というホルモンが昼夜を問わず分泌されます。
ストレスが長く続き緊張状態がさらに続くと、まず最初にDHEAがつくれなくなります。
そうなると体内ではDHEAが不足し、コルチゾールが過剰な状態になります。
DHEAはコルチゾールの悪影響を緩和する働きをしているため、この状態はさまざまな問題をひきおこします。
コルチゾールとDHEAのバランス
コルチゾールとDHEAはバランスをとっています。
例えばコルチゾールが筋肉を消耗させるのに対し、DHEAには筋肉増強作用があります。
コルチゾールが増えると免疫力が低下するが、DHEAは免疫力を向上させます。
コルチゾールは体重を増加しやすくなるが、DHEAは脂肪燃焼を促し、体重を減らします。
DHEAが減り、コルチゾールが過剰になると
DHEAが減り、コルチゾールが過剰になると、
- 骨量が減る
- 性的欲求が減退する
- 情緒不安定、特にうつ症状を招く
- インシュリン非依存性糖尿病と高血圧を発症しやすくなる
- 胃炎を起こす
- 筋肉を消耗する
- 感染症を繰り返す
- 傷の治りが遅くなる
- 皮膚と真皮の組織が薄くなる
- むくむ
- 体重が増える
等が起こります。
この時点で立ち止まり、ゆっくり休んでいれば、副腎は回復するのですが、たばこ、アルコール、カフェイン、などに頼ってしまうと戻れなくなってしまします。
最終的にはアドレナリンもコルチゾールの分泌も減り、燃料切れ、燃えつきの状態になってしまいます。
アドレナリンやコルチゾールが減り燃料切れの状態になると燃え尽き症候群
アドレナリンもコルチゾールの分泌もへr地続けると、燃えつき症候群の状態になってしまいます。
- もうベッドから出ることもできなくなる
- 家族に当たり散らす
- 何かを始めようという気力は失せ、抜け殻のようになっている。
- 何のために生きているのか、思い出すこともできない。
- 体が熱っぽく、体力がなくなって、あちこちが痛い。
- 関節炎(首の痛み、腰痛、ふくらはぎやアキレス腱の痛み、など)
- 免疫機能が衰えて変調をきたし、正常で健康な細胞と危害を加える外部からの侵入者を見分ける力がなくなる。甲状腺炎・尋常性狼瘡、クローン病、慢性関節リウマチ、インスリン依存型糖尿病、クレーブス病、重症筋無力症、間質性膀胱炎、シェーグレン症候群などの自己免疫疾患が起こりやすくなる。
- うつ病
- 慢性疲労
- ガン
- 心臓発作
DHEAは経口投与が可能ですし、海外では普通にサプリメントとして売られています。
DHEAはヤム芋という芋から作られますが。
このヤム芋は、陸上100m走のウサイン・ボルト選手の大好物だそうです。
当院でもアレルギーや甲状腺の問題、セロトニン不足(うつ症状)の問題などに DHEAをおすすめすることもあります(人間の体で作られるものを外から取りすぎるのも問題がある事もありますので、勝手な判断での使用は危険です)。
副腎疲労についてのまとめ
副腎疲労の問題を原因も含めてまとめてみます。
副腎疲労によって起こる症状
こんな症状があれば副腎機能低下があるかもしれません。
- 不安感
- 抑うつ症状
- ストレスに対応できなくなる
- エネルギーが不足
- 立ちくらみ・ふらつき
- カフェイン中毒
- 関節炎
- 自己免疫疾患
- 慢性疲労
- 朝起きるのがつらい、昼間眠い
- 大腸炎
- 便秘
- うつ病
- 集中力の低下
- 記憶力低下
- 摂食障害、食べ過ぎる
- アレルギー、蕁麻疹などの皮膚症状
- 逆流性食道炎
- 筋肉の痛み(筋肉痛がとれない)、筋力低下
- 胃腸機能不全(消化不良、膨満感など)
- 頭痛、片頭痛
- 低血糖症、高血糖、インスリン非依存型糖尿病
- 適切な判断ができなくなる
- ヘルペス、カンジダ症、呼吸器感染症などへの感染
- 風邪が治らない
- 不妊症
- 不眠症、疲労
- わけもない恐怖心
- 生理不順
- 性的欲求の減退
- 代謝異常
- 情緒不安
- 筋肉のけいれん
- 動悸
- 若年性心臓病
- 坐骨神経痛
- 肩こり
- 極度の発汗
- 顎関節症
- むくみ
- 肥満または痩せ過ぎ
- 冷え性
- 低血圧、高血圧
副腎機能低下の原因
副腎機能低下の原因としては、
- 歪みの問題(第1頚椎、大腰筋、横隔膜など)
- 栄養不足(ビタミンC、マグネシウム、ビタミンB6など)
- アレルギー
- 慢性的な精神的ストレス
- カフェインと取りすぎ
- 砂糖や炭水化物の取りすぎ
- 肝臓のホルモン代謝機能。コレステロール生産機能の問題により副腎のホルモンが減る場合があります。その場合は肝臓機能回復が必要です。当然コレステロールを減らす薬を飲んでいる人も影響します。
- 内分泌系の上位である視床下部や脳下垂体の問題により副腎の機能が落ちるケースもあります。
等があります。
当院でよく副腎疲労症候群に対して使用するハーブ
当院でよく副腎疲労症候群に対して使用するハーブをご紹介します。
※下記のハーブはすべての人に役立つわけではありませんし、合わないひともおられます。自己判断で摂取する場合は、体調の変化に注意し、一か月以上の長期摂取は避けてください。
甘草(カンゾウ)
零芝
ロディオラ・ロゼア
シベリアニンジン(エゴウソギ)
朝鮮人参(高麗人参)
冬虫夏草
腰痛の問題に対して当院でできること
フィシオエナジェティック検査は腰痛の根本原因を5つのレベルに分け、どのような原因で、どのような優先順位で、どのような施術が必要か、を調べます。
・生体化学的問題(栄養療法、ハーブ療法など)
・精神心理的問題(ストレスの軽減、信念システムなど)
・情報伝達の問題(耳介療法、経絡療法など)
・オーラ/チャクラの問題(チャクラの停滞、オーラのズレ・穴など)
栄養療法など日頃できるような工夫があればアドバイスさせていただきます。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
副腎の問題は内分泌系の上位である視床下部や下垂体、そしてそれぞれが分泌するホルモンなども関係することがあります。ストレスに対応する内分泌系としてHPA軸と呼ばれます。その場合はその原因に対してアプローチします。
副腎疲労と間違えやすい問題として甲状腺機能低下の問題があります。その場合は甲状腺機能低下の原因にアプローチします。
そのほか副腎疲労に関するおすすめ本
【中古】 疲れることに疲れたら 仕事、ストレスで燃えつきる前に /ジェシー・リンハンレー(著者),ナンシードヴィル(著者),末木寿美(訳者) 【中古】afb
しつこい疲れは副腎疲労が原因だった ストレスに勝つホルモンのつくりかた (祥伝社黄金文庫) [ 本間良子 ]
【送料無料】 医者も知らないアドレナル・ファティーグ 疲労ストレスは撃退できる! / ジェームズ・l.ウィルソン 【本】
もしかしたらあなたの腰痛は副腎疲労が原因かもしれません。治らない慢性腰痛でお悩みの方、ぜひご相談ください。
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