こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の病院に行っても治らない症状専門の自然療法治療院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、認知症リスクを高めるホモシステインに関する記事を見ました。
『通常、ホモシステインは代謝・分解されて、美白作用のあるシステインや、抗酸化作用や解毒作用を高めるグルタチオンといった体に役立つ物質に変わります。しかし、特定の栄養素が不足すると、この分解が滞り、血液中に増加したホモシステインが血管や神経に対して有害な作用を及ぼしてしまいます。
ホモシステインが脳に与える「二重のダメージ」
ホモシステインは、主に以下の二つの経路で認知症リスクを高めます。
①血管へのダメージ
ホモシステインは動脈硬化や心血管疾患との関連が指摘されており、血管機能に悪影響を与える可能性があります。ホモシステインが過剰になると、血管を守る一酸化窒素(NO)の働きを妨げ、血流が悪化するのです。その結果、脳の働きが悪くなり、血管性認知症やアルツハイマー型認知症のリスクを高めます。『ホモシステインは活性酸素を発生させて細胞を酸化させ、脳内では炎症を誘発します。また、ホモシステインから生成されるホモシステイン酸は神経に対する毒性を持っており、脳のゴミを増加させます。』
https://medical.mainichi.jp/articles/20251028/mmd/00m/411/012000c より引用

認知症リスクを高めるホモシステイン
ホモシステインは悪者ではなく、代謝の過程での中間生成物のようなものです。
特に血管に影響を与えるので、動脈硬化や血栓症の原因になったりします。
最近は脳血管性の認知症の関与していると疑われてもいます。
この記事には、
「ホモシステインから生成されるホモシステイン酸は神経に対する毒性を持っており、脳のゴミを増加させます。 」
とあります。
ホモシステインが神経に直接影響を与えるのかは、当院の臨床上でもわからないですが、血管や血液脳関門(BBB)には影響するのではと思っています。
認知症のリスクになるホモシステインとは?
ホモシステインは、血液中に含まれるアミノ酸の一つで、通常、アルブミンなどの蛋白質と結合しています。
アミノ酸であるメチオニンの代謝過程で生成され、システインやグルタチオンの生成に必要な物質です。
動脈硬化などの血管障害のリスクになるだけではなく、認知症(特に脳血管性の認知症)のリスクになるなど、さまざまな問題につながります。
- ホモシステインは、含硫アミノ酸で血管内皮細胞に対して悪影響を与えます。
- 血管内で活性酸素(フリーラジカル)を産生させ、動脈硬化を促進させます。
- 血栓の原因になる可能性があります。
- 脂質を酸化させます。血栓症や、脳血管障害などの脳障害の原因になることもあります。
- コラーゲンに影響するため血管だけでなく皮膚組織(しわ)、骨組織(骨粗しょう症)など全身の組織に影響を与えます。
ホモシステインの代謝に必要なもの
ホモシステインの代謝に必要なものとしては、
- 葉酸(ビタミンB9)
- ビタミンB6
- ビタミンB12
です。
ホモシステインはシステインというアミノ酸に代謝されます。
ビタミンB-6

葉酸

ビタミンB12

ビタミンB100 コンプレックス (ビタミンB群)
ビタミンB6、葉酸(ビタミンB9)、ビタミンB12を含みます。

脳血管性の認知症の原因になるホモシステインを増やすもの
脳血管性の認知症の原因になるホモシステインを増やすものとしては、
- 消化不良などによる栄養不足(葉酸(ビタミンB9)、ビタミンB6、ビタミンB12、コリン不足)
- カフェインやはビタミンB6を大量に消費します。
- アルコールはビタミンB群全般を消費します。
- タバコはビタミンB12を消費します。
- 胃酸不足や胃粘膜の内因子の問題によりビタミンB12が吸収できないケースがあります。
- 遺伝子変異(遺伝子多型によるメチレーション異常)によりホモシステインの代謝ができない方もいるようです。遺伝的な問題がある方はメチル化されたメチル葉酸やメチルコバラミン(ビタミンB12)を摂取することにより代謝を助けることができます。
- 甲状腺ホルモンの減少によってホモシステインが増加します。
などです。
葉酸塩

TMG (トリメチルグリシン)
TMG (トリメチルグリシン)は別名ベタインとも呼ばれるアミノ酸の一種です。
ベタインはホモシステインにメチル基を供与し、ホモシステインをメチオニンというアミノ酸に変換することで、血中ホモシステイン量を下げます。

認知症に関する過去記事
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