こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
当院のフィシオエナジェティック検査で結合組織の問題が出てくることがあります。
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結合組織って何でしょう?
結合組織とは?
結合組織とは、簡単に説明すると身体の細胞以外の部分のほとんどを埋めるものが結合組織です。
結合組織は何でできているのか?
結合組織は、
によって成り立っています。
そこに間質液(=組織液・細胞間液・細胞間リンパ液)が流れています。
結合組織の役割
結合組織の役割は、
- 構造の支持(骨・軟骨・靭帯など)
- 組織に水分や栄養を届ける
- 物質を蓄える
- 水を貯える
- 組織の動きの潤滑を良くする
- 組織に柔軟性を与える
などの働きがあります。
結合組織でできているもの
結合組織でできているもの代表としては、
- 骨
- 軟骨
- 靭帯
- 歯
- 真皮・皮下組織
- 筋膜
- 血管
- 脂肪組織
などです。
ですが、最近の研究では細胞の中にまで結合組織のネットワークがありますので、すべての臓器に関係すると言えます。
結合組織の問題
結合組織は、どうしても年齢とともに劣化し、だんだん水分が貯めれなくなってきます。
ですが、高齢になってもある程度水分を保持できる人もいます。
その差は何なのでしょう?
まずは、結合組織の主成分であるコラーゲンについて説明します。
コラーゲンとは?
コラーゲンとは人間の様々な組織に利用されるタンパク質からできた繊維で膠原線維とも言われています。
コラーゲンは人のタンパク質の30%を占め、真皮・靭帯・腱・骨・軟骨・円板・膜組織などの材料になります。
コラーゲンはどのように作られるのか?
コラーゲンはアミノ酸などから体内で合成されるのですが、その合成の過程で重要になる栄養素があります。
よくコラーゲンを口から摂取して役に立つんですか、という質問を受けます。
答えとしてはコラーゲンはコラーゲンを作る材料になりますが、体内でコラーゲン合成能力が落ちていると役に立たないかもしれません。
コラーゲンは普通に肉・魚・卵などに含まれますので、サプリメントでとる必要はないと思います。
意識して摂るとしたらボーンブロススープ(骨のスープ)なんかはいいかもしれません。
コラーゲン生成に重要なアミノ酸
コラーゲン生成に重要なアミノ酸をご紹介します。
※体質に合わない方もおられますので、自己判断での長期摂取はご注意ください。
Lプロリン
L-リジン
Lシステイン
Lメチオニン
など。
コラーゲン生成に重要なミネラル
コラーゲン生成に重要なミネラルをご紹介します。
体質に合わない方もおられますので、自己判断での長期摂取はご注意ください。
マグネシウム
モリブデン
マンガン
硫黄成分(MSM(有機硫黄))
など。
コラーゲンの再生に必要な補酵素
コラーゲンの再生に必要な補酵素をご紹介します。
体質に合わない方もおられますので、自己判断での長期摂取はご注意ください。
アルファリポ酸
コラーゲン生成に重要なビタミン
コラーゲン生成に重要なビタミンをご紹介します。
体質に合わない方もおられますので、自己判断での長期摂取はご注意ください。
ビタミンC
コラーゲン分子が互いに結びつくクロスリンクの形成に重要なのがビタミンCです。
タバコはビタミンCを大量に消費しますのでコラーゲンの生成に影響します。
これらが不足するとコラーゲンの生成ができません。
コラーゲンを変性(劣化)させるAGE
コラーゲンを変性させるものとして、AGE(終末糖化産物)とホモシステインがあります。これらは鉄筋の部分を劣化させます。
- AGE(終末糖化産物)AGEsは糖とタンパクがくっついた物質で生体内には約40種類あるとされ、代表的なものには糖尿病の測定で使われるヘモグロビンA1cがあります。
- ホモシステインホモシステインはLメチオニンという必須アミノ酸の代謝過程ではできる中間生成物質です。ホモシステインは骨粗しょう症だけではなく動脈硬化の原因にもなりますが、理由はコラーゲンを破壊するからです。さらにホモシステインは活性酸素を大量に発生させるためAGEを増やす原因にもなります。
AGEの蓄積を防ぐ方法
AGEの蓄積を防ぐ方法としては、
- 果糖、ブドウ糖、砂糖の摂取を減らす(とくに清涼飲料水に使用される果糖ブドウ糖は要注意)
- 出来るだけ加熱しないものを食べる(とくに高温になる揚げ物には要注意)
- 活性酸素の発生を抑える抗酸化物質を摂取する
- L-カルノシンを摂取する
などがあります。
L-カルノシンサプリメント
ホモシステインの発生を抑えるには
ホモシステインの発生を抑えるには、
- ホモシステインの代謝には、ビタミンB群(特にビタミンB6、葉酸、ビタミンB12)が必要になります。
- カフェインはビタミンB6を大量に消費しますので控えましょう。アルコールもビタミンB群を消費します。
などがあります。
ムコ多糖(ヒアルロン酸・コンドロイチン硫酸)とは?
ムコ多糖は水を保持しゲル状にする物質です。
有名なのはヒアルロン酸とかコンドロイチン硫酸などです。
ムコ多糖の生成に需要な栄養素には、
マンガン
マグネシウム
ビタミンA
Lグルタミン
などの栄養素が必要になります。
上記をすべて統合するとアミノ酸を複合的に摂取したほうがいいかもしれませんね。
アミノ酸複合(アミノアスリート)
アミノ酸複合(個人輸入サイト「アイハーブ」)
※体質に合わない方もおられますので、自己判断での長期摂取はご注意ください。