こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
薬が腸へ与える影響が大きいケースはあります。
先日、このような記事を見つけました。
『「腸内環境の悪化は、免疫機能の維持に悪影響をもたらします。特にPPIを長期で内服していると、脳梗塞、認知症、誤嚥性肺炎、骨折、慢性腎臓病、炎症性腸疾患、膵臓癌など、様々な病気の発症リスクがあると報告されています。』
https://gendai.media/articles/-/121923 より引用
胃薬(PPI)は腸内環境の悪化の原因になります
この記事にあるように胃薬(PPI)は腸内をアルカリ性に変えて、悪玉菌が増える温床になります。
PPIはプロトンポンプ阻害薬と呼ばれる胃酸を抑える薬ですが、その他のタイプの胃薬もあります。
胃の中は胃酸によってPh1~2とい強酸性の状態です。
胃酸はタンパク質を消化した後、十二指腸に流れ込みアルカリ性の膵液と胆汁酸により中和されます。
小腸(回腸)内では約ph5~6の弱酸性の状態になります。
胃薬によって胃酸が抑制されると、腸内がアルカリ性に傾きビフィズス菌も育たず、悪玉菌が増えやすい状況になります。
実は胃の中でも善玉菌(乳酸菌(アシドフィルス菌))などが住んでおり、善玉菌と悪玉菌のバランスが取れるようになっています。
この記事には抗菌薬、糖尿病薬や抗血栓薬があげられていますが、当院の臨床では他にもたくさんあります。
例えばホルモン系の薬。
ピルなどのホルモン剤や甲状腺ホルモンなどです。