こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法治療院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、肉離れを起こして一か月以上たちました。
ようやく普通に歩けて階段の上り下りも普通にできるようになりました。
走るのはまだ難しそうなので今月末までリハビリ続けます。
ところで今回の肉離れはヒラメ筋という筋肉もしくはそれを包んでいる筋膜の損傷でした。
炎症がひどいだけではなく、むくみがひどくて大変でした。
少し座っているだけで足がパンパンにむくんでしまうので10日間くらいはずっと寝た状態で足を上げておく必要がありました。
何故肉離れでむくむのでしょうか?

肉離れを起こすとむくみが起こる原因の3つの可能性
過去のフィシオエナジェティック検査での臨床例と推測も含めて説明します。
肉離れを起こすとむくみが起こる原因の3つの可能性があるかなと思います。
- ふくらはぎは第2の心臓
- 血管の損傷による
- コンパートメント症候群による血流の阻害
1,ふくらはぎは第2の心臓
人間の血液循環はすべて心臓が担っているのではありません。
人間の身体は心臓だけでは血液循環の50%しかできないのです。
第2の心臓であるふくらはぎのポンプや第3の心臓である顎関節のポンプ(咀嚼)などが心臓をフォローしてます。
ふくらはぎの筋肉のポンプ機能が使えなくなると、血液が上に上がらなくなるのでむくみが出る可能性があります。
血液循環が悪くなると血栓の危険性もありますから、お医者様はできるだけ早いリハビリをすすめます。
まだまだ痛い状態でも血栓の方が怖いですからね。
当然のことながら歩けないと心臓に大きな負担がかかることになります。
先日このような記事を見ました。
『1日に7千歩歩くと、2千歩しか歩かない場合に比べて死亡リスクが47%減るほか、心血管病やがん、認知症やうつ症状なども抑制し、幅広い健康効果につながるとの研究を、シドニー大などのチームが23日、英医学誌ランセット・パブリック・ヘルスに発表した。 』
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e8402d757e8e16f58dff4b54ccfc2b94e065525 より引用
2,血管の損傷による
損傷時に血管そのものを損傷したり、出血によって血管の損傷が起こったりすることがあります。
過去の臨床では足首の捻挫や外傷による骨折などのケースで血管の問題が出ることが多いです。
後遺症として残るケースもありますので注意が必要です。
3,コンパートメント症候群による血流の阻害
コンパートメント症候群と言う診断は、むくみくらいではなくもっとひどい症状が出ていないと診断されることはありません。
コンパートメント症候群についてChatGPTに聞いてみました。
コンパートメント症候群(compartment syndrome)とは、筋肉などを包む「筋膜(きんまく)」の内部で圧力が異常に上昇し、血流が阻害されて筋肉や神経が障害を受ける状態のことです。
🔍 基本のしくみ
筋肉は「コンパートメント(区画)」という筋膜の袋に包まれています。
この袋の中には筋肉・神経・血管がぎゅっと詰まっていますが、筋膜はあまり伸びない構造です。
⚠️ 発症の原因
コンパートメント内の圧が上がると、血液の流れが悪くなり、筋肉や神経が酸素不足に。
圧上昇の原因には以下のようなものがあります。
- 骨折(特に下腿骨折や前腕骨折)
- 強い打撲や挫傷
- 長時間の圧迫(例:酔って寝てしまい腕や脚を圧迫)
- ギプスや包帯を強く巻きすぎた
- 火傷や浮腫(むくみ)
- 過度の運動(慢性型コンパートメント症候群)
⚡ 主な症状(急性コンパートメント症候群)
- 激しい痛み(受傷の程度に比べて非常に強い)
- 腫れ・張り感
- 感覚障害(しびれ、感覚鈍麻)
- 筋力低下・動かしにくい
- 蒼白・脈拍の減少(進行すると)
※特徴的なのは「痛みが強く、鎮痛薬でもおさまらない」ことです。
🏥 診断と治療
- 診断:臨床症状+コンパートメント内圧測定
- 治療:緊急の筋膜切開術(fasciotomy)
→ 圧を逃がし、血流を回復させます。
放置すると、筋壊死や神経麻痺、最悪は切断が必要になることもあります。
💡 慢性型(運動誘発性コンパートメント症候群)
- スポーツ(特にランニング)で筋肉が張って痛みが出るタイプ
- 安静にすると改善するが、運動すると再発
- 治療はストレッチ・トレーニング調整・必要に応じて手術
炎症(腫れ)によって血管の流れが阻害されることがあるんですね。
血液供給が無くなると筋肉細胞や神経などの細胞は簡単に死んでいきますからね。
重症化すると大きな後遺症になることがありますので、アイシングなどの炎症管理が重要になります。
