こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、このような記事を見つけました。
『2012年に好酸球性肺炎を発症し、その治療で使うステロイドによって、2013年に大腿骨頭壊死症という難病も抱えることになったそうです。』
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2a36f6f930d348c2598cf46486722bdefa3f9b3 より引用
ステロイドを使うなということではなく、摂取量の上限をもうちょっと減らすべきだとは思います。
それにステロイドが過剰になる兆候がでていればステロイドは減らす、もしくはやめて別の薬に変えるなどの対応をする必要があります。
でも大腿骨頭壊死症は症状が進行しないとわからないのです。
ではステロイド過剰はどのように判断したらいいのでしょうか?
ステロイドはコルチゾールという副腎皮質ホルモンです
上記にあるステロイドはステロイドホルモンのことで、一般的にはコルチゾールという副腎皮質ホルモンのことを指します。
厳密に言うとステロイドホルモンは副腎がつくるコルチゾールだけではなくエストロゲンなどの性ホルモンもステロイドホルモンです。
ステロイドホルモンはコレステロールから作られるホルモンです。
コルチゾールはストレスから身を守るホルモンですが、血糖調節、血圧、免疫機能、脳神経の覚醒、骨の代謝の調整、脂肪代謝、抗炎症作用、関節の潤滑、アレルギー反応のコントロールなどをおこなっています。
同じ材料(コレステロール→プログネロン⇒)から作られるものとしては、DHEAという性ホルモンに分化するホルモンがあります。
コルチゾールの役割
コルチゾールの役割は、
- 血糖バランスを整える
- 活力を維持する
- 血圧と血流を正常に保つ
- 炎症を鎮める
- 関節の潤滑油として作用する
- 体内システムを制御する(自律神経系)
- 免疫反応を調節する
- 栄養素吸収の増加
などです。
コルチゾールが不足すると
コルチゾールが不足すると、
- 低血糖症、甘いものが欲しくなる
- 低血圧
- やる気が出ない
- 疲労感
- アレルギー症状
- 自己免疫疾患
- 関節炎
- 蚊に刺された跡が腫れ上がる
- 夜になると元気になる(コルチゾールは朝一番高くなりますがピークが夜になってしまう)
等の症状が起こり得ます。
満月様顔貌 (ムーンフェイス)になってしまう人はステロイドを摂ってはいけない
コルチゾールが不足している人がコルチゾールを摂取するのは、免疫力低下や甲状腺機能低下、骨粗鬆症、海馬の萎縮などの大きな問題は起こらないと思われます。
ステロイド(コルチゾール)が過剰に分泌されたり、視床下部のステロイドのフィードバック機能に問題がある方はステロイドを使うべきではありません。
コルチゾール分泌は不足していない、もしくは過剰なのにステロイドを摂取すると大きな問題になる可能性があるのです。
満月様顔貌 (ムーンフェイス)はコルチゾール過剰のサイン
ステロイドが過剰になると、
- 中心性肥満(満月様顔貌 (ムーンフェイス):顔に脂肪がつく)を引き起こします。
- 免疫抑制剤ですので、ウイルスやカンジダ症などの日和見感染の問題が出てきます。
- 交感神経を刺激するので、高血圧や不眠症、頭痛、肩こりなどの症状になることもあります。
- 骨がもろくなり骨折しやすくなります。
- バランスをとるために甲状腺ホルモンが減少します。
- 視床下部がステロイドホルモンを感知し、副腎皮質ホルモン刺激ホルモン(ACTH)を抑制します。結果として他の副腎皮質ホルモンにも影響します。
- コルチゾールは脳神経を破壊していく可能性があります。特に海馬の萎縮と関係があります。
- 長期間使用すると、ステロイドホルモンを生成する能力が落ちてしまいす。ですのでコルチゾール(ステロイド)は不足しているとしても、長期間の使用はおすすめできません。薬の接種をやめたときに、副腎がすぐにコルチゾールを作れないのでアレルギー症状や自己免疫疾患が急にひどくなるリバウンド症状が起こります。
等の症状が起こり得ます。
この中でも、一番わかりやすい症状が満月様顔貌 (ムーンフェイス)です。
満月様顔貌 (ムーンフェイス)になってしまう人はステロイドを摂ってはいけないのです。
それは確実にコルチゾールが過剰になっていることを示すからです。
そして知らぬ間に骨が
もしコルチゾールが不足しているとしたら、フィシオエナジェティック検査でその原因が何なのかを構造・生体化学・精神心理・情報伝達・オーラ/チャクラなどの分野から探り、その根本原因をさぐります。
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