こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅のホリスティック療法治療院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、最近物忘れがひどいという悩みの患者様がおられました。

GDJ / Pixabay
フィシオエナジェティック検査で調べると・・・物忘れの原因は甲状腺機能低下が原因でした。
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物忘れがひどい原因は甲状腺機能低下かも
甲状腺機能低下とは甲状腺ホルモンT3/T4の分泌が減少している状態のことを言います。
甲状腺機能が低下すると、
- 低体温、 冷え性、手足が冷たい、除脈、頻脈、高脂血症、心臓病、不整脈、血管障害、高血圧
- 倦怠感、朝の疲労感、昼間の眠気、低血糖、高血糖、低血圧、朝起きれない、寝すぎ、動作が緩慢になる、低酸素症、性欲減退
- むくみ (手足、顔、まぶた、眼下腺、舌(舌の横に歯型がつく)、首が太くなる、
- 舌を噛む(歯茎を噛む)、下半身・ふくらはぎのだるさ、脳脊髄液減少症
- 胃腸障害(便秘)、腸閉塞、逆流性食道炎、胸の違和感、食欲不振
- 皮膚が乾燥する、 肌荒れ、ふけ、皮膚・頭部のかゆみ
- 毛が抜ける、髪質が細くなりいたんでいる、眉毛の外側が薄くなる、白髪
- 無気力、無力感、集中力低下、記憶力低下(物忘れ)、うつ症状(気分がコロコロ変わる、情緒不安定)
- 急激な体重増加 、食べないのに太る、脂肪肝、脂質代謝異常
- PMS(月経前症候群) 、生理不順、生理痛、子宮筋腫、過剰出血、貧血
- 不妊症(流産の傾向)、乳腺症、乳腺のう胞
- 発汗低下、乏尿、子供の成長障害、爪が伸びない、爪に横線が入る
- 感染症にかかりやすくなる (ウイルス、細菌、カビ、カンジダ菌、白癬)
- 声が出にくくなる(しわがれてくる)
- 骨粗しょう症、筋肉疲労や筋肉痛、関節硬直、腰痛、肩こり、筋肉衰弱、こむらがえり
- 天候・気圧・気温の変化に弱い 、頭痛、肩こり、めまい、ふらつき、脳脊髄液減少症
- 物が飲み込みにくい、睡眠時無呼吸症候群
などの症状が出る可能性があります。
ここに書かれている甲状腺機能低下による物忘れは、どちらかというと集中力の低下が原因によって起こっている可能性があります。
集中していないから忘れちゃうんですね。
見逃されている甲状腺機能低下症
甲状腺の問題を調べたけど、何もひっかかりませんでしたという患者様が多いですが、今の検査には少し問題があるんです。
甲状腺機能低下についての参考本
「医者も知らない甲状腺異常症候群」
著者 : B・O・バーンズ
訳者 : 今村光一
発行所: 中央アート出版
定価 : 2400円(税別)
医者も知らない甲状腺異常症候群―あなたの病気は見逃されている!
表紙にこう書かれています、『あなたの病気は見逃されている』と。
当院でも甲状腺の問題がでる方は非常に多いです。でも一般的な西洋医学的血液検査ではほとんどの方が引っかかりません。この本にもそう書かれています。
いまの血液検査では実際に利用されているホルモン量を測ることはできないとかかれています。当院でも実際に異常ないと言われた半年後に甲状腺に大きな問題が見つかった患者様がいます。
甲状腺の問題は、心臓病、高血圧、低血圧、慢性疲労、昼間の眠気、筋肉痛、感染症、皮膚の症状、頭痛、情緒と行動のトラブル、生理・妊娠・出産のトラブル、眼の問題、肺の問題などさまざまな病気とつながります。
この本は基本的にはほとんどが臨床例です。
甲状腺の検査法はほとんどが基礎体温の測定を行い、治療は自然な甲状腺ホルモン(アーマーサイロイド)を使用した臨床例です。
これだけのことが分かっているのに甲状腺の問題はいまだに軽視されています。
理由はいまだに甲状腺ホルモンを正確に計測することが出来ないからです。
通常の血液検査には甲状腺ホルモンの項目はありませんし、人間ドックの項目にも入っていません。
ほとんどはオプションで甲状腺検査を受けることは可能ですが、なぜオプションかというと検査してもほとんど意味がないうえに病気じゃない人を病気にしてしまう可能性があるからなのです。
西洋医学の欠点は検査できないものは「問題がない」とされてしまうことです。この本のように大量に臨床があったとしても検査方法が確立されていなければ「ない」とされてしまうのです。
この本にでてくるアーマーサイロイドとい薬は、日本では個人輸入で取り寄せるしかありません。ただし甲状腺機能低下の方すべてに合うわけではなく。肝機能低下がありホルモン解毒能力が落ちている方には毒にもなりますので注意してください。
早く西洋医学的にも正確に検査できるようになるといいですね。
原因不明の甲状腺の問題でお悩みの方、ぜひご相談ください。