こんにちは、大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
お正月に起こりやすい問題はさまざまあります。
例えば、
- お節料理の防腐剤により腸内環境が悪くなる
- お餅による窒息問題
- 柑皮症
などがありますが、柑皮症については記事になっていたのでご紹介します。
お正月は柑皮症に注意!?~肌が黄色くなるのは甲状腺ホルモン不足かも
先日、こんな記事を見つけました。
https://news.livedoor.com/article/detail/21347451/
「ミカンをはじめとする柑橘類の食べ過ぎで起こりやすい「柑皮症」
色素であるカロテンの過剰な摂取で、皮膚に色素が沈着して黄色くなるという
高脂血症の人は柑皮症になりやすいともいわれているそう」
色素であるカロテン(カロチン)はビタミンAに合成されます。
ビタミンAの合成がうまくいかないと色素が皮膚に沈着して黄色くなってしまうのです。
カロテンを含む物
カロテンを含む食べ物には、
- 柑橘系の果物
- ニンジン
- カボチャ
- ほうれん草
- マンゴー
- とうもろこし
- スイカ
- トマト
- 海藻(海苔など)
などがあります。
当院でカロテンの問題が出たときによく言うのは「ニンジンベースの野菜ジュースには注意」です。
カロテンがビタミンAに合成されない原因
「高脂血症の人は高脂血症の人は柑皮症になりやすいともいわれている」とありますが、実は高脂血症とカロテン沈着(色素沈着)には同じ原因があるのです。
それは甲状腺ホルモン不足です。
甲状腺はT3(トリヨードサイロニン)とT4(サイロキシン)というホルモンを分泌します。
主に代謝を促進するホルモンです。
甲状腺では約15%がT3ホルモンで85%がT4ホルモンで、T4ホルモンは肝臓にてT3に活性化され作用します。
甲状腺ホルモンは作用が強いため、急激に作用しないように2段階で活性化されるようになっているのです。
甲状腺ホルモンはカロテンをビタミンAに合成する際に必須のホルモンなんです。
余談ですが、以前モナリザが甲状腺機能低下の症状すべてが当てはまる、という記事を見たことがあります。
- 肌が黄色くなる
- 首が太くなる(首がむくむ)
などが特徴的だというのです。
そんな視点では見たことなかったですが、面白い視点ですね。