こんにちは、大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法治療院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、放映されていた、NHKスペシャル「血圧サージ”が危ない」を見ました。
健康診断では血圧に問題は無くても、急激な血圧変動によって血管にダメージを受けることがあります。
面白い番組でしたが、少し思うことがあります。
血圧サージとは?
血圧サージとは血圧の急激な上昇を繰り返すことを言います。
血圧が急上昇すると血管がダメージを負います。
通常時の血圧には問題がないことが多いので、気付かないことが多く、知らぬまに脳卒中や心臓病になるリスクが上がります。
高血圧の人は正常な人の1.4倍ほど脳卒中や心臓病などの病気になりやすいことが分かった。しかし日中の血圧が正常でも朝は高い「血圧サージが疑われる人」の場合、リスクは約2.5倍まで上昇。さらに「高血圧でかつ血圧サージが疑われる人」の場合、リスクは4倍近くまで上がる。
というデータがあります。
血圧サージは朝起こることが多いようです。脳卒中も午前中に多いです。
でも、、、、血圧サージは結果であって原因ではないですよね。
血圧サージの原因
血圧が急激に上がるのは結果であって、その原因があるということです。
- 寝ている間が一番血行が悪くなるので、朝血圧をあげて対応しようとしているかもしれません(多少の変動は問題ありません) ⇒ 血行不良が原因
- 血行が悪くなっているのに、血圧があげられない原因があるかもしれません ⇒ 急に血圧が上がる
- 人は血栓が頻繁にできていますが、血管が詰まると血圧をあげて対応しようとします。もしかしたら頻繁に血栓ができているのかもしれません
- 自律神経系(交感神経の過剰緊張)や内分泌系の問題(視床下部・下垂体・甲状腺・副腎など)により急に血圧が上がっているのかもしれません
従来の血圧の健康概念では、血管の健康を正確には測れないということですね。
もちろん血圧が低ければいいというものでもありません。
通常、睡眠中は血圧が低めになるのが正常なのですが、テレビの出ていた脳卒中になった患者様の例では、睡眠中に頻繁に血圧が上がっていたのです。
血圧サージが頻繁に起こると、血管の壁が厚くなっていくそうです。
動脈硬化ですね。
通常、動脈硬化になると血圧が上がるはずなのですが、上がっていなかったので気づかなかったということですね。
その他の血圧サージによる問題としては認知症の問題があります。
血圧が急激に上がる原因、血圧があげられない理由(個人的考え)
私がフィシオエナエジェティック検査での臨床において血圧が急激に上がる原因、血圧があげられない理由を説明します。
- 心臓機能低下
- 副腎機能低下 ⇒ 副腎機能低下について詳しくはこちら
- 甲状腺機能低下・甲状腺機能亢進症 ⇒ 甲状腺の問題について詳しくはこちら
- 視床下部や下垂体の機能低下
- 腎臓機能低下
- 神経伝達物質(ドーパミンやノルアドレナリンの過剰 ⇒ 交感神経の過剰緊張)
- 精神心理的ストレス
など
夜間に血圧が上がりやすいには、脳の松果体で分泌されるメラトニンの問題による睡眠の質も関係しているかもしれませんね。
いずれ、腕時計みたいなもので一日中血圧を管理できるようになるでしょうね。
皆さま、勘違いしてはいけないのは、降圧剤の切れ目が引き金になるという話しがありましたが、私個人の考えですが、そもそも高圧剤を飲むと血圧サージはひどくなるであろうということが想像できます。※降圧剤が必要な高血圧もあります。
血圧サージによって起こると思われる症状
血圧サージによって起こると思われる症状としては、
- 朝起きた時に頭痛がある人は、寝ている間の血行不良である確率は高いと思われます。
- 昼間眠たいのは、夜間に血圧変動があるかもしれません(自律神経失調症や内分泌系異常)
などです。
血圧サージを緩和するポイント
血圧サージを緩和するポイントとしては、自律神経に作用する物質の摂取を減らすことです。
- タバコ
- カフェイン
- アルコール
血行の状態を良くするハーブ、血管を強化する栄養素を摂取する
血行の状態を良くするかもしれないハーブサプリメントをご紹介します。
※下記のハーブ/栄養素はすべての人に役立つわけではありませんし、合わないひともおられます。自己判断で摂取する場合は、体調の変化に注意し、一か月以上の長期摂取は避けてください。
血管壁を強化する物質/ハーブ
当院で使用する、血管壁を強化する物質/ハーブをご紹介します。
ヘスペリジン ⇒ みかんに含まれているフラボノイドの一種で抗炎症、血管修復に役立ちます
ビタミンC
ビタミンCは静脈の材料になる結合組織(コラーゲンなど)の材料になります。抗酸化物質の代表でもあります。
ビタミンE
抗酸化物質であり、脂質(コレステロールなど)が酸化してしまうのを防ぎます。
ビタミンA
脂溶性の抗酸化物質です。
ポリフェノール類(アントシアニン・ケルセチン・クルクミンなど)
ビタミンP(ケルセチン・バイオフラボノイドなど)
抗炎症作用、血管修復作用があります。
オメガ3(DHA/EPA)
ホーソーン
心臓血管を広げるのでも有名なハーブです。
血圧サージに対して当院でできること
当院のフィシオエナジェティックは、クライアント様、お一人、お一人の身体の声を聴き、血圧サージの根本原因を探ります。
血圧サージの原因はさまざまです。
- 構造的問題(骨格の歪み、筋肉、筋膜、靭帯、椎間板など)
- 化学的問題(栄養の問題、感染症、毒素、アレルギーなど)
- 精神心理的問題(ストレス、感情、トラウマなど)
- 情報伝達の問題(経絡の流れ、電磁波、土地のストレス、瘢痕組織など)
- オーラ、チャクラなどエネルギー的問題
これらの問題を取り除くオーダーメイド治療をしています。
フィシオエナジェティックコースでは、血圧サージに対して必要な治療法、必要なハーブや栄養素をどのくらいの期間どのくらいの量摂取するといいのかを調べます。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくこちら
原因不明の血圧サージでお悩みの方、お気軽にご相談ください。